PARCO Hot Seminar

PARCO Hot Seminar議事録ブログ

シンガーソングライター・尾崎裕哉

明日への、のろしを上げるラジオの中の会社・スカイロケットカンパニー!

毎週月曜日から木曜日の夕方17時から19時まで放送しているスカイロケットカンパニーが、
「スカイロケットカンパニー・パルコホットセミナー」として
金曜日21時30分〜21時55分までお届けします!

この番組では毎回、特別講師としてホットなエンターテイナーをお招きし
働く社会人の刺激になるような週末の提案をさせて頂きます!

今週の特別講師は、シンガーソングライターの尾崎裕哉さんです!



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【尾崎裕哉】
1989年生まれ、東京都出身。デジタルネイティブ世代のバイリンガル、コンテンポラリー・シンガーソングライター。2歳の時に父・尾崎豊さんがなくなり、母親と共にアメリカに渡ります。15歳までの10年間をボストンで過ごし、レッド・ツェッペリンや グリーンデイなど、60年代から90年代のロックとブルースから幅広く影響を受けます。父親が残した音源を幼少期から聞き続け、歌唱力を磨き、ギターとソングライティングを習得。帰国後、音楽活動を開始し、2016年9月に初の音源となるデジタルファーストシングル「始まりの街」をリリース。そして、今月4日に、新録4曲を収録したセカンドEP「SEIZE THE DAY」をリリースされました。


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■目指す目標

本部長:やっぱり、お父様の話になってしまうんですけど。
僕は41歳で、思春期にお父様の楽曲を聴いたり、今でもカラオケで歌ったりしますけど、偉大なお父さんじゃないですか?
プレッシャーも、良い面も悪い面もあると思うんですけど、そこを超えて、今こうやって歌を届けるという、その過程にあった葛藤はいっぱいあったんですか?

尾崎:プレッシャーみたいなものって、どこから来るかっていうことだと思うんですけど。
なんでプレッシャーなのかっていうのは、”期待に応えないといけないのか?”あるいは、そのプレッシャーは自分だけにかけてるものかもしれない。

本部長:はい。

尾崎:”それはどこから来るんだろう?”ということを考えた結果、周りからの期待とかあるかもしれないけど、それは自分で作ってるだけだと。それに気付いた時に、何も心配しなくていいんだなと思えるようになったんですね。

本部長:それは、どれくらいの期間自分の中で葛藤があったんですか?

尾崎:何に対して葛藤するかっていうのもあると思うんですけど。僕の場合は父親が亡くなっていたので、明確な人がいなかったんです。
父親という概念と戦うという…だから、自分自身で完結していたのでどれくらいかっていうと意識してきたのは、中学生とか高校生くらいだったんですけど。

本部長:そうなんですね。

尾崎:音楽を目指し始めたのは大学生だったんですね。
父親と同じ、目指してる目標が被ったときくらいからなので、だいたい20歳〜25歳くらいは、それについて考えていましたね。


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■己を知る


本部長:働いてる人で、環境は違えども色々なプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも社会人をやっている方も多いと思うんですね。
今のお話を伺っていて、そのプレッシャーを自分が作っているんじゃないかと…そう思えて、そこを消化できたときはすごく強いですよね。

尾崎:僕は曲作りが苦手だったんですよ。20歳の時に曲を書き始めてから、頑張って曲を書くんですけど、自分の歌詞に納得がいかないんですよ。

本部長:そうなんですね。

尾崎:父親は僕の目指すアーティスト像だったんですよ。父親のようになりたい、そう思っていたので、比べてるんだけど比べてることも心地よかったりするんですよね。
たとえば、ギターのフレーズが弾けないとか、それだったら練習すればいいだけじゃないですか?

本部長:劣ってるとかっていう話じゃなくて、練習が足りてないという現状の話ということですね。

尾崎:そういうことかなと思いながら、試行錯誤繰り返してやっていました。
才能の違いとなると、ある程度、自分のコントロールきかないことが多くなってしまうので。

本部長:お父さんが持っている才能があるのも事実で、でも、お父さんがない才能を持っているのも事実であって。
裕哉さんが持っている才能と、裕哉さんが持っていない才能と、それは親子関係なく、人それぞれが単体で向き合わないといけない部分かもしれないし。
概念にとらわれてしまうと、より複雑になりますよね。

尾崎:概念にとらわれると現実を見なくなるんですよ。
自分の頭の中で起こってることでしか考えないから、実際、自分はどれくらいできるのか?他の人と比べて、どういう立ち位置にいるのか?
それが明確になっていないと、空回りするだけなんですよね。

本部長:はい。

尾崎:たとえば尾崎豊は生きていない、でも他のミュージシャンが周りにいて、すごく上手い。俺が戦うべき相手は、世の中に出ている一流のアーティストがたくさんいて、自分はその人たちと比べた時にどれくらいできるのか、できないのか?っていうのを、そういう差分を見つけていく作業が己を知るっていうことなんですよね。
己を知った上でどういうことを身に付けよう、改善していこうっていう、積み上げるだけなので難しいことじゃないんだなと思うんですよね。

■セカンドEP「SEIZE THE DAY」は、絶賛発売中です!

「尾崎裕哉」公式ホームページ

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来週のゲストは、アートディレクターの千原徹也さんが来社致します!
お楽しみに!
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パルコホットセミナーは、3月をもって終了となります! 2年間ありがとうございました!

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スカイロケットカンパニーの生放送は、来週も17時より会議を行いますので、時間厳守で出席お願い致します!

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