PARCO Hot Seminar

PARCO Hot Seminar議事録ブログ

映画『太陽の塔』の監督・関根光才さん

明日への、のろしを上げるラジオの中の会社・スカイロケットカンパニー!

毎週月曜日から木曜日の夕方17時から19時まで放送しているスカイロケットカンパニーが、
「スカイロケットカンパニー・パルコホットセミナー」として
金曜日21時30分〜21時55分までお届けします!

この番組では毎回、特別講師としてホットなエンターテイナーをお招きし
働く社会人の刺激になるような週末の提案をさせて頂きます!

今週の特別講師は、映画『太陽の塔』の監督・関根光才さんです!

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【関根光才】
1976年生まれ 東京都出身。上智大学文学部哲学科卒業。CM制作会社在籍中に、短編映画「RIGHT PLACE」を初監督し、カンヌ国際広告祭のヤング・ディレクターズ・アワードにてグランプリを受賞。2008年に独立して以降、数多くの広告映像やミュージックビデオを演出。現在は国内外で映画監督・映像作家として活動を行うかたわら、東日本大震災以降に発足した、表現で社会や政治と向き合うプロジェクトで創作活動を続けています。そして、明日9月29日に、初の長編ドキュメンタリー映画 「太陽の塔」が公開されます。

【映画『太陽の塔』】
1970年に開かれた大阪万博。6421万人もの観客を動員した一大イベントで、ひときわ異彩を放っていたのが芸術家・岡本太郎さんが制作した巨大モニュメント「太陽の塔」。高さ70メートル、腕の長さ25メートル。まるで「土偶の怪獣」のようなデザインは大阪万博のアイコンとして人々の記憶に刻まれています。関根さんが今回制作された映画「太陽の塔」は、岡本太郎さんが何のためにこの巨像を創ったのか。その謎と魅力に迫るドキュメンタリーとなっています。


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本部長:映画「太陽の塔」を見させていただきまして、最高でした!

関根:良かったです、ありがとうございます(笑)。

本部長:本当に最高でしたね。僕、岡本太郎さんが好きなんですけど詳しくはないんですよ。作品を見たことあったりとか、生き様みたいなのを聞いたときに感銘を受けて、そこから深掘りをしてないんですよ。性格的に好きなアーティストいても深堀りしなかったり……。

関根:はい。

本部長:そんな中で今回の2時間弱の作品で、情報量も半端ないじゃないですか?

関根:そうですね、相当情報量を詰め込んだタイプの映画ではあると思うんですけど。

本部長:ひとりずつ、いろんな方のインタビューなんですけどその組み合わせ方がえげつないですね。

関根:言葉のしりとりみたいな感じになっていますね(笑)。

本部長:ドキュメンタリー映画ということですけど、この映画自体が作品ですし、これ自体が僕らに投げかけてくれている。
“岡本太郎さん” “太陽の塔”を題材にしてるんだけど、それが作品となってめちゃくちゃえげつなく、変な表現をしたら優しくない、厳しい作品だと思いました。

関根:嬉しいですね、ありがたいというか。
僕自身、そんなに岡本太郎さんに詳しくなくて、最初はそんなに好きじゃないかもしれない、くらいだったんですよね。
太陽の塔がものすごい好きだったんですよ。

本部長:はい。

関根:“これはやばいな!”というのがずっとあって、それで「太陽の塔」の映画を作るという公募が行われるというのを聞いて、チャレンジしたいなっていうのが最初の動機だったんですけど。

本部長:監督に決まったときの心境はいかがでしたか?

関根:最初は“僕でいいのかな?”っていうのはあったんですけど。

本部長:岡本太郎ファンもいるじゃないですか? なんと言ってもすごい芸術家の作品を扱うということで。

関根:僕自身は自分のアイデアをプレゼンテーションしようと臨んで行ったわけではなくて、ドキュメンタリー映画じゃないですか? 企画されて、映画を作りたいと考えられた人たちがいて、監督を公募しているときに逆に、“この人たちはどういうつもりで映画を作ろうとしているんだろうな?”というのを、僕も聞きに行きたいなと思って。

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本部長:はいはい。

関根:インタビューされに行くんですけど、実はインタビューしに行きたいなと思って。お話しさせていただいたときにすごく気が合ったというか。
「岡本太郎」「太陽の塔」というテーマなんですけど、その歴史とか、過去にあったこととか、どうやって生きてきたかとか、事実を紐解いていくのではなくて、そこにどんな意味があったのか?とか、「そもそも、太陽の塔は僕らにとってどういう意味があるんだろう?」という、その辺を探りたいというお話をしていて。それが公募でとっていただいた理由だと思うんですけど。

本部長:秘書は監督がいらっしゃる前に言っていたことを、そのまま言っても大丈夫だと思うんですけど。
見て、どう思いましたか?

浜崎秘書:難しかったんです…。

関根:そうですよね、そう思います(笑)。

本部長:難しいと思う人がいてもいいんですよ。
僕は中高生とか、全国の人に見てもらいたいんです。

関根:嬉しいですね。

本部長:僕は、わからない人が99%でも良いという気がするんですよ。

関根:僕もそのつもりで作っていたところはあって、今の時代って見てくれる人に迎合しようとするじゃないですか?
だから分かりやすいものになっていって、どんどん角がとれていくというか。でも、そういうものばかり見るようになっちゃうと、少し頭が柔らかくなりすぎちゃったんじゃないかというか。そういうことだけで僕らの人生って埋め尽くされていいんだっけ?って感じがなくはない。
だから、たまにはこういう映画があってもいいんじゃないかっていうか、知識をぶつけてくれる映画だと思うんですけど、全部はわからないと思うんですね。
“気になってもう一回見たい”とか、“自分で調べてみよう”とかね、そういう人の能動的なアクションを促す映画にしたいなというのが強かったので。

本部長:はい。

関根:実は映画の中でいろんな人たちが喋っているんですね。根本的には、知識を与えてそれを理解してくださいっていうものではなくて、最終的にはそういう知識はどうでもよくて、感じてくださいというような感じの映画にしたいなと思って作ったところはありますね。

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■公開情報
映画 「太陽の塔」は、明日公開です。

映画 「太陽の塔」公式ホームページ

来週のパルコホットセミナーは、tetoが来社致します!
お楽しみに!

スカイロケットカンパニーは、来週も17時より会議を行いますので、時間厳守で出席お願い致します!

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