毎週月曜日から木曜日の夕方17時から19時まで放送しているスカイロケットカンパニーが、
「スカイロケットカンパニー・パルコホットセミナー」として
金曜日21時30分〜21時55分までお届けします!
この番組では毎回、特別講師としてホットなエンターテイナーをお招きし
働く社会人の刺激になるような週末の提案をさせて頂きます!
今週の特別講師は、ロシア人バリトン歌手のヴィタリ・ユシュマノフさんです!
【ヴィタリ・ユシュマノフ】
ロシア西部に位置する観光都市・ サンクトペテルブルク生まれのヴィタリさん。36歳。ロシアの名門オペラハウス「マリインスキー劇場」の一員として2008年に初来日。成田空港に着いて飛行機を降り1歩踏み出した瞬間、「ここだ!ここしかない!」と感じたそうです。憧れの日本人歌手は美空ひばりさん。2015年、拠点を東京に移しCDデビュー。今年9月には日本の歌ばかりを集めたCD「ありがとうを風にのせて〜日本の名歌集〜」をリリース。そして、来年2月14日にはクラシックコンサート「華麗なるオペラ特集」に出演されます。
■人間の声の素晴らしさ
本部長:お仕事で日本に来て、成田空港に着いて一歩踏み入れた時に“ここだ!”と思ったんですか?
ヴィタリ:そうですね。もう不思議な感じでした、この空気を吸ってどこかに戻ってきたと体が感じました。
本部長:“ここにたどり着いた”というよりは、“戻ってきた”っていう感じだったんですね。本当に、前世とかそういうレベルで…。
ヴィタリ:「あなたは前世は日本人だったよ」と、友達から言われますね(笑)。
本部長:どういったところがヴィタリさん的に日本の良さを感じましたか?
ヴィタリ:一つだけは言えないと思いますね。食べ物も、自然も、人間も素晴らしいですね。
本部長:もう本当にすべてが違和感なかったということですね。
ヴィタリ:そうですね。私は日本に初めて仕事で来て、5日〜6日間しかいなかったんですよね。でも、“絶対ここだ”と思って、観光は2〜3回ぐらい来てます。
2013年、3ヶ月ぐらい日本で過ごした後に14年以上日本にいて、日本に住めば住むほど好きになります。
本部長:資料にも書いてあるんですけど、親戚のおじさんが有名なオペラ歌手で歌声を聞いてもらっていたと。そして、何度も「君には歌の才能がない」と言われたと?
ヴィタリ:そうですね。
本部長:プロの親戚に言われるって相当精神的に嫌じゃなかったですか?
ヴィタリ:もちろん苦しかったですけど、後でなんでこう言われたと説明がありましたね。
私は全然違う勉強をして彼に聴いていただいて。
本部長:何もまだ勉強してない時ってことですね。
ヴィタリ:そうですね。何もできないし、それで私は1年ぐらいCDを聴きながら声を出してきたけど、先生がいないと良くならない。
マリンスキーのアカデミーに入った時におじさんに聞いたんですよ「なんで、あなたはこう言ったのか?」と聞くと、彼が「諦めたら、それでいいじゃない」と言ったんです。諦める人だったら、絶対にプロになれないということだったんですよね。
それが自分のパッションになったら、こう言われても続ける人だったら、チャンスがあると彼は思っていたので。それは私のテストだったんですね。
本部長:僕、ちっちゃいときに見た映画「モーツァルト」のオペラのシーンとかがすごい好きで。学生になってからCDでマリア・カラスだったりとか、サラ・ブライトマンさんとか、声っていいなって。純粋に人間の声が好きで、声で聴くようになってた時期があって。
それは歌謡曲、カーペンターズとかも含めてなんですけど。素直に聴いてヴィタリさんの歌声も、すごい素敵な人が歌うとひとつの楽器というか何て言ったらいいのかな……素敵ですね(笑)。
ヴィタリ:はい(笑)。それは声楽の一番素晴らしいところですね。この楽器は誰でも持ってますからね。
本部長:ヴィタリさんがすごいんですけど、ヴィタリさんを通して、僕は今この時間でやっぱり人の持ってる声の素晴らしさというか、人の声って綺麗なんだなって思いました。
■ゲスト情報
「ヴィタリ・ユシュマノフ – バリトン」公式ホームページ
来週のパルコホットセミナーは、ドラマチックアラスカが来社致します!
お楽しみに!
スカイロケットカンパニーは、来週も17時より会議を行いますので、時間厳守で出席お願い致します!