棚田保存会の会長をリサーチせよ!
石田 三示さん
千葉県 鴨川市
東京から最も近い棚田「大山千枚田」。
以前、プチェコで桜の季節に近くを通ったことがあります。
今回は稲穂が美しい時期。
大山千枚田そのものをリサーチ先にしました。
お会いしたのは大山千枚田保存会 会長 石田三示さん。
ルーシーが大山千枚田を訪れた日はあいにくの強風。
でも、緑の山を背後に纏い稲が風に揺れる棚田は絶景です。
棚田は農家にとって耕作が大変な田んぼ。
景色も毎日見るので住民は特に思い入れもなかったそう。
ところが都会から来る人は口々に「美しい」と言います。
やがてカメラマンも撮影来るようになりました。
「それなら、この棚田を各に地域活性化を図ろう」。
保存会が設立されたのは20年前でした。
当時の参加メンバー80人は200人になっています。
活動の軸は米など各種オーナー制度。
棚田のオーナーとなり田植え・育成・収穫ができます。
面倒を見られない時は保存会が面倒を見てくれます。
そのほか古民家を改修する家づくり体験塾。
子供たちの体験プログラム。
活動意図は地区の活性化を図るだけではありません。
多くの人は日本の農業を守ることは大切だと考えています。
でも、実生活では安いと輸入品を買ってしまう。
そんな現実を踏まえた上での日本の農業を守る布石です。
米作り体験をすれば、米価格が高くないことがわかる。
子供の時に農業体験すれば農業への意識が変わる。
次の世代に農業の大切さを理解してほしい。
大山千枚田保存会のみなさんはそう考えています。
保存会の発足から今年で20年。
活動は別の効果を生み出しています。
都会から来る人たちに教える、「スゴい」と言われる。
それはおじいさん、おばあさんの生き甲斐になっています。
いくつもの効果を生んでいる大山千枚田保存会。
これからも末長く続いていくといいですね。
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大山千枚田保存会
鴨川市平塚540
TEL04-7099-9050
FAX04-7099-9051
http://www.senmaida.com/
車でのアクセス
富津館山自動車道 鋸南保田ICから約20min
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