柑橘ソムリエ検定を立ち上げたみかん農家をリサーチせよ!
NPO法人 柑橘ソムリエ愛媛 代表 二宮 新治さん
愛媛県 宇和島市
今年、愛媛県宇和島市で新しいソムリエが誕生します。
それは、日本初の柑橘ソムリエ。
柑橘の個性や面白さを深く知り、
その魅力を広く発信して欲しい〜!という思いで、
NPO法人「柑橘ソムリエ愛媛」が検定を立ち上げました。
ルーシーは代表の二宮新治さんに会いに宇和島市へ向かいました。
名もない小さな港の一角に
二宮さんのみかん工場があります。
向かいはなんと宇和島ウニの加工場!
この辺はみかん農家と漁師の兼業が多い場所です。
二宮さんのお爺さん、お父さんも
漁師とみかん栽培を稼業としていました。
だから工場が港にあります。
でも、二宮さんの代では
釣りは趣味として楽しむことにして、
仕事はみかん一本にしぼりました。
みかんの工場には、この時期が旬の
ポンカンがびっしり詰まれています。
関東で流通していた愛媛産ポンカンを持参して
二宮さんのポンカンと食べ比べをしました。
同じ品種、同じ産地、同じ糖度(14度の高品質)ですが
持参したポンカンは少し果汁が少なめ。
鮮度が理由というよりは、木のコンデションが原因のようです。
例えば、1本の木に実る果実の適正が200個だとして、
間引きし過ぎて200個より少なくなると、
皮に栄養が行き過ぎ果汁が少なめになってしまうとか。
これを鬆上がり(すあがり)と言います。
また、同じ木でも、日当たりの良い外側、
日当たりの悪い内側など実る場所によって
果実の形が変わってきます。
外側は、少し平べったい丸い形で甘いく、
内側は、レモンのような縦長の形で甘味が少なめ。
このように、数々の柑橘類の特徴をとらえ
その美味しさを人々に知らせることが使命の
柑橘ソムリエ!柱は3つ。「めきき、味覚、表現」です。
めききは、形や皮の色、手触り、へたの大きさなどから
甘さや味を判断します。
味覚は、甘味、酸味、旨み、苦み、鮮度、香り、を数値化して
味を正しく捉えるため分析を行います。
表現は、めききと味覚の情報を人に伝える技術。
これらを学び試験に合格すると柑橘ソムリエが誕生します。
柑橘ソムリエの構想が立ちあがったのは2014年。
飲食店を経営する友人の
「柑橘にソムリエいたら面白いね」
というアイデアからスタートしました。
メンバーはみかん農家、飲食店や会社経営者など20名。
西日本豪雨の被害を受け予定が延期になるなど
壁を乗り越えながら、2020年念願の「柑橘ソムリエ検定」が
実施されることになりました。
5月末頃、日本初の柑橘ソムリエが宇和島から誕生する予定です。
そして、年内には東京開催も検討中!
続々と日本中に柑橘ソムリエが誕生し
活躍の場を広めていきます!
そして、私たちはその恩恵を受けて
美味しい柑橘と出会える…♡
柑橘ソムリエに期待していますっ!
==================
さまざまな写真や様子が見られるHonda Smile Mission 番組Facebookページはこちら
http://www.facebook.com/HondaSmileMission