県内最年少の伝統工芸士をリサーチせよ

内田 徹さん
福井県 鯖江市

ROAD 8の福井編。最後は鯖江市からのリサーチでした。このところ「めがねの聖地」として有名になった鯖江ですが、実は全国の外食産業用漆器の8割以上を占める越前漆器の生産地でもあります。この地では漆器づくりの作業が細かく分担制。関わっている会社が200以上というシステムを生かして大量生産で多彩な製品群を擁しています。

今回お会いしたのは、そのうちのひとつ、漆を塗る作業をしている塗師(ぬし)の「漆琳堂」8代目 内田徹さん。今週はすべてリスナー情報、今日は「チュッパ太郎」さんから掲示板にあった書き込みがきっかけです。『僕が紹介したいのは鯖江市にある越前漆器の製造メーカー 漆琳堂です。200年以上続く8代目の塗師 内田徹さんは、県内最年少で伝統工芸士に認定されたスゴイ方。立ち上げた自社ブランド「aisomo cosomo」「お椀やうちだ」はカラフルで可愛い漆器で、現代のライフスタイルにもピッタリ。僕は商品よりも先に8代目の人柄に引き込まれ、一気に漆林堂のファンになってしまいました^ ^あったかい人が作る、あったかい器達。是非見に行って下さい!』という内容。

「漆琳堂」に入ると玄関を上がった正面の棚には「aisomo cosomo」「お椀やうちだ」の製品が並んでいます。ともにいわゆる漆器にはない若者が好みそうな色が6色。「aisomo cosomo」は木粉を樹脂と混合して成型したものに本漆を塗ったもの。木合なので手頃な金額で湯呑み、汁椀などがあります。「お椀やうちだ」は100年ものの木をくり抜いたお椀に漆を木目が綺麗に見えるぐらいに塗り「ふだん使い」に適したものです。もちろん漆琳堂は格式高い漆器の数々も手がけています。前述のように越前漆器はビジネスとしていわゆるB to B取引をしているので、他の漆器産地と比べると今ひとつ認知度が低い。そこで内田さんは自社ブランドを発信することで越前漆器を広め、若い世代にも漆器の魅力を伝えようとしているのです。

大学時代は教師になろうと思い、教育実習で母校に行ったことをきっかけに自分の家の歴史にあらためて気づき、塗師の道を進んだ内田さん。最近は1年に20人以上の若者が漆器に関わる仕事をやりたくて鯖江にやってきているそうです。伝統工芸を活性化するための試み、新しく流入してくる若者。1つの伝統工芸の可能性を見ました。

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漆琳堂
福井県鯖江市西袋町701
TEL:(0778)65-0630
www.shitsurindo.com

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