ビジネスで途上国を支援する女性起業家をリサーチせよ!
moily 代表 池宮 聖実さん
岐阜県 瑞穂市
カンボジアに「ラペア」と呼ばれる籐の一種の素材があります。
これを主に女性たちが編んで籠を作り、伝統的に生活の様々な場で使われてきました。
今朝、ルーシーがリサーチしたのは、雑貨ブランド「moily」代表 池宮聖実さん。
ラペア籠は生活の道具。あまり見栄えを気にしていないので日本でも使えるようredesighn。
カンボジアで作ってもらい、オンラインを中心に販売している女性です。
写真にあるように、涼しげで清潔感があり、とても可愛い商品ラインナップ。
トレイ・プレート・収納かご・かごバックとタイプや大きさも色々とあります。
池宮さんがmoilyを立ち上げるきっかけになったのは、2009年 カンボジアへのボランティア旅行。
小学生以来の夢だった学校の先生になるための面接対策、話題づくりのためでした。
当初、カンボジアに抱いていたイメージは貧しくて可哀想な国。
ところが、実際に訪れて人々と接してみると、明るくて優しいことに驚きます。
自分が本当の世界を知らないと気づいた池宮さんは、とりあえず学校の先生になることを保留。
お金を貯めて2011年に、今度は10ヶ月かけて16カ国を旅行します。
その旅行でもいくつかの国でボランティアする中で浮かび始めた考えが「起業」でした。
ネパールで小学校の先生をしていた時、クラスのある生徒が学校に来なくなりました。
家庭訪問してみると「働きに出たからもう学校へは行かない」という親の言葉。
突然、メディアを通してニュースとして知っていたようなことが、友人の悩みに変わりました。
池宮さんはそんな時、何の力にもなれない自分を悔しく思ったそうです。
一方で「日本人なんだから金をくれ」「何かしてくれ」と言われることが度々ありました。
「何に困っているの?」と尋ねると「そんなことは判らない。お前が考えろ」という返事。
一方的な支援は、考える力を奪ってしまうことを知ります。
そうした経験があって思ったのは「頑張ろう」と思っている人と「頑張ろう!」とやりたいということ。
そこで、池宮さんは再びカンボジアを訪れ、ラペアの編み方を自ら学びました。
人間関係を築いた上で、日本でも使えるようなデザインのものを作ることを提案。
今では現地で作ってもらったものを日本で販売して、彼らの生活に貢献しています。
カンボジアのラペアは第一歩。
世界を旅行した中で、まだ手助けしたい友人たちは沢山いるとのこと。
池宮さんはこれからも、そうした地域で商品を作り、moilyから発信していくことを考えています。
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moily公式サイト
https://www.moily-bk.com/
実店舗
岐阜県不破郡垂井町敷原173
カフェ結 敷地内
営業日 土曜日・日曜日
営業時間 13:00 – 17:00
さまざまな写真や様子が見られるHonda Smile Mission 番組Facebookページはこちら
http://www.facebook.com/HondaSmileMission