ゴールドメダリストのピッツァ職人をリサーチせよ
大岡 修平さん
広島県 広島市
ルーシーがお会いしたのは、広島市西区にある「ピッツァリーヴァ」の大岡修平さん。
「ピッツァリーヴァ」は大岡さんの父親が1997年にオープン。大岡さんはその時18歳。まったく継ぐ気はなかったそうですが、大学を中退後、世界を放浪していた時、ナポリでピッツァを食べて、この仕事は面白いかもしれないとピッツァイオーロ(ピッツァ職人)の道に進むことにしたのです。
そして近年、日本にも普及が進み、本場のコンペティションで日本人が優秀な成績を収めることも増えているナポリピッツァですが、大岡さんも、去年初開催だった「ナポリ ピッツァオリンピック」のクラシカル部門で優勝。金メダルを獲得した方です。
コンペのメイン種目となったクラシカル部門は創作ピッツァではなく、歴史あるスタンダード3つがテーマ。
トマトソース/オレガノ/にんにく/オリーブオイルの「マリナーラ」。
トマトソース/モッツァレラチーズ/バジリコ/オリーブオイルの「マルゲリータ」。
トマトソース/チェリートマト/水牛乳でつくったモッツァレラチーズ/バジリコ/エクストラヴァージンのオリーブオイルの「ピッツァドッグ」。
ナポリピッツァは前述の通り5つ前後の素材で作る極めてシンプルな料理。でも、それゆえに奥が深く、見えないところの「仕事」が多いそうです。
大岡さんの目標は人と人が繋がれるピッツァをつくること。テーブルがあり、人がいて、そこにピッツァがあって会話も弾む。そんな人の憩いの場を演出するピッツァを目指しています。「ナポリ ピッツァオリンピック」金メダリストになり、その目標に一歩、近づいたことでしょう。
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「ピッツァリーヴァ」
広島県広島市西区横川町1丁目7-22
082-293-4741
HP:http://www.pizzariva.com/