日本一のオーダーメイド靴職人をリサーチせよ
菅野 光宏さん
兵庫県 たつの市
こちらは、ちるちるさんからご当地掲示板に「たつの市に“靴工房MAMMA”という靴屋さんがあります。オーダーで、型紙、革の裁断・縫製、つりこみ、色かけ等々全ての作業をお店でしています。Japan Leather Award というコンクールで2度グランプリをとったり、国際靴職人コンクールでも名誉賞をとったりした凄腕の職人さんがいます。
職人ときくと堅物そうですが、靴が大好きな驚くほどシャイな職人さんが作っています。面白い人なので、是非リサーチして下さい!!!」との情報を頂きリサーチしました。
菅野さんは、紳士靴、婦人靴、ブーツ、子供靴など様々な種類の革で作る靴を手掛けています。オーダーの手順は、足の採寸を足の幅、周囲の長さ、足裏の長さ、かかとから甲までの長さなどまで行い、デザインを決めたところで仮合わせの靴を作ります。そこで最終的な調整をして完成した靴になります。靴を作る工程は100くらいあるそうですが、注文によっては手縫いする糸から作ることもあるとか。同時進行で作っているそうですが、作れるのは月に10足程度。物によっては4、5足しか出来ないものもあるとのこと。ちなみに今注文すると出来るのは来年・・・と、さすが日本一の靴職人です。菅野さんが靴を作る際に難しいと感じているのは、型紙を取ってデザインを作る際のバランス。足が大きい人もそう見えないようにするところが難しいとのこと。また靴が出来て最後に磨く工程がほっとして好きな工程なんだそうです。
菅野さんが靴に興味を持ったのは、小さい頃サッカーをしていた時。スパイクを履いてボールを蹴った時の方がより遠くにボールが飛ぶことに興味を持ったそうです。その後高校生の頃には、神戸の靴職人のところに見学に行き、ますます靴に興味を持った菅野さん。高校卒業後、整形靴が進んでいて有名な靴メーカーがあるということでドイツに修行に行きます。そしてドイツの靴職人の下で4年ほど修行し帰国。紳士靴や婦人靴のメーカーで4年ほど働いた後、2008年に靴工房MAMMAを立ち上げます。そして2011年と2013年にジャパンレザーアワードで日本一に輝きます。紳士靴と婦人靴でそれぞれ受賞。両方の靴を手掛けているので、紳士靴と婦人靴で賞を取れたことは認めてもらえて安心したという菅野さん。紳士靴、婦人靴両方を手掛ていく職人としての自信になったとのこと。
またオーダーメイドの靴の需要が増えることで、靴産業に関わる人が増え、靴のオーダーに合った革も手に入りやすくなるのではと話してくれました。
そして菅野さんが今後手掛けたいと思っているが、レザースニーカー。現在着々と準備をしているので、近いうちに注文を受けられるようになるのではとのこと。
菅野さんにオーダーする靴の値段は、女性物のパンプスで7~10万円。紳士靴だと7万5千~13万5千円。木型から作る場合はプラス5千円。よりデザイン性にとんだ靴の場合は木型を作った方がより足にしっくりくるものが出来るとのこと。
菅野さんは修理ももちろん手掛けているので、一生ものの靴をと考えている方はオーダーしてみては!
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菅野さんの靴についての詳しいこと、注文などについては、下記HPから
http://www13.plala.or.jp/kutu-mamma/
靴工房MAMMAへのアクセスは、山陽自動車道 龍野西ICから約15分。
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