“葉にんにく”に情熱を燃やす社長をリサーチせよ
嶋崎 裕也さん
高知県 須崎市
ぬたとは、一般的に酢と味噌の合わせ調味料。
「葉にんにく」とは、成長過程のにんにくの葉の部分のことです、にんにくの種と比べると匂いもキツくなく、甘みもあり食べやすく美味しい食材です。
特にカロテン・カリウム・ポリフェノール・ビタミンCがにんにくの種の部分より豊富で優秀な食材で、中華料理などでは欠かせない食材として使用されています。
この「葉にんにく」を使って作る「ぬた」、「葉にんにく ぬた」を栽培~加工~販売まで、葉にんにくの6次産業化事業に取り組むのが株式会社Earth Aid社長の嶋崎裕也さん。
嶋崎さんは元々、機械の設計・研究開発を手がけるエンジニアでした。
そんな中、7年前の27歳の時に、両親の実家である須崎市に来た際、「葉にんにく ぬた」を食べて感動。
「こんな素晴らしい伝統的な食文化を全国の人に届けたい!」と思い、「葉にんにく ぬた」への挑戦がスタートしました。
しかし、農業に関しては、全くの素人だったため、相当な苦労がありました。
栽培は、地域の農家で研修を行うだけでなく、畑も借してもらいました。
また、ネット環境が整っていなかったため、市に掛け合い、インフラを整備。
これからのことを整えるのに、7年の月日がかかりました。
どうして、ここまでして「葉にんにく ぬた」にこだわるのか?聞くと、
「ブリやカンパチ等の刺身と食べるだけで、おいしさに感動する。この感動を全国に届けたいという気持ちと、地域の農家の方々の協力が無ければ実現できなかった。今度は地域を活性化させることで恩返したい。」
嶋崎さんは今日も、熱いハートを胸に、畑に行政機関に、須崎市を盛り上げるために走り回っています。
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「株式会社Earth Aid」
HP:http://www.earth-aid.jp/
「株式会社Earth Aid」へのアクセス:高知市内から国道56号線に乗って約50分