桶川に新名所を作り出した元・大工をリサーチせよ
岡野 靖夫さん
埼玉県 桶川市下日出谷
「桶川の美少女」がはじめて現れたのは2009年。
当時、肌はコンクリート色で白いビキニ姿だったとか。その後、イタズラされたのでしょうか…長い間倒れたままだったそうですが、復活の時には、塗装が施され綺麗な肌色に赤いビキニをまといより美しい姿となってカムバック。その後しばらくすると、左側には旗をふるパンダ(手作り)、右側には立派なライオン(買ってきた)が登場。
とにかく、二度見せずにはいられない強烈なインパクトのオブジェなのです。
桶川の美少女の生みの親、岡野靖夫さんは子供の頃から手先が器用で、森の木を削っては遊び道具を作っていたそうです。彫刻で自分の作品を作ってみたい、と思ったのは、日光東照宮で「眠り猫」を見たとき。この作品は、江戸時代の名工、大工で彫刻家の左甚五郎が彫ったもの。その時岡野さんは「私ならもっと大きなものを彫れるぞ!」と確信したそうです。体調を崩し、大工をやめ、晴れて彫刻家となった岡野さん。実は埼玉県美術展覧会で3回も入選した腕前です。
自宅には数々の作品がありますが誰も見てくれないので、「桶川の美少女」とパンダ、そしてライオン(購入品)を以前住んでいた場所に運んできました。現在その場所は、車の往来が激しい県道12号線沿いとなり向かい側にはこの秋オープンするショッピングモールがたっています。確実に、大勢の人目に触れることでしょう!!
場所は桶川下日出谷。11月にオープン予定のショッピングモール、ベニバナウォーク桶川の近く。県道12号線(川越栗橋線)沿い。
個人的には、夜のライトアップを切望します。夜の闇に浮かび上がる「桶川の美少女」も見てみたい…?