パンの缶詰を開発したパン職人をリサーチせよ
秋元 義彦さん
栃木県 那須塩原市
ここは、非常食用のパンなのに、しっとりやわらか、しかも賞味期限3年!という
パンの缶詰を開発したお店です。
経営するのはパン・アキモト社長、秋元義彦さん。
秋元社長のモットーは、「本業で社会に貢献すればみんなが応援してくれる!」。
これはどういうことなのか。。。
パンアキモトの「救缶鳥プロジェクト」は、パンの缶詰を買ってくれたお客さまから賞味期限が残り1年になったところで下取り回収して、アフリカなど食料不足の地域に届ける…という取組。
ボランティアではなく、持続可能なソーシャルビジネスとして確立させました。
なぜ救缶鳥プロジェクトが生まれたかというと、
「パン職人なら作ったパンを食べてほしい。でも、非常食用のパンの缶詰は、できることなら食べずに済むことが望ましい。。。」
そこで考えたのが、食料難の地域への輸送でした。
社会貢献とビジネスの両立が可能となる仕組みが生まれたのも、パンの缶詰が完成したから。この缶詰の誕生秘話には、こんな出会いがありました。
阪神淡路大震災の時、応援物資として届けた焼きたてパンが役に立たず捨てられてしまいました。被災者に「やわらかくて、長持ちするパンはないの?」と言われたそうです。その一言に、「ない!…けど、必要なら作る~!!」と決心して開発したのがパンの缶詰。今ではNASAの宇宙飛行士が宇宙食として持参するなど、多岐にわたり認められています。常に「困った」事に目を向けて、本業の「パン」で解決する方法を見出す!
それがパン・アキモトが愛される理由なんですね。
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「パン・アキモト」
HP:http://www.panakimoto.com/company/
「石窯パン工房きらむぎ」
栃木県那須塩原市東小屋295-4
TEL:0287-65-3351