自転車で世界を1周した自然学校の校長をリサーチせよ
遠藤 隼さん
栃木県 市貝町
豊かな森と田んぼが多く、“里山に生息する鷹、サシバ”の
数少ない繁殖地となっています。
ここに、自然の中で遊び、農的暮らしを学べる
『サシバの里自然学校』が開校しました。
校長は自転車で世界を一周した逸話を持つ遠藤隼さんです。
サシバの里自然学校の敷地は約2.7ヘクタール。
田んぼ、畑、古民家、山があってものすご~く広い!
ここに住んで2年になる遠藤さんですらいまだ未開拓ゾーンがあるとか(笑)
サシバの里は、遠藤さんのお父さんがサシバの保護を、
そして遠藤さんが子供達の自然体験を目的として使っています。
自然学校は季節によっていろんなプログラムがあります。
米や麦作りなどの農作業、火おこしやクッキングなどのアウトドア体験、
リースやカスタネットなどのクラフト体験 etc。
子供達の付き添いで来た親もついつい夢中になってしまうそうです。
まるで近所のお兄さんの家に遊びに行くようなアットホームな自然学校です。
遠藤さんはもともと富士山麓を拠点に活動する
「ホールアース自然学校」のスタッフでした。
そこには強者の冒険家が沢山いて、いろんな体験談を子供達に聞かせます。
遠藤さんも子供達と一緒になって話を聞き感動していたのですが、
どうせなら自分も話す立場になりたい!という想いから、
自転車の旅をスタートしました。
中国から入って東南アジアを抜けてインドを通って中東を超え東ヨーロッパへ。
イギリスに入ってポルトガルがユーラシアのゴール。そこから南米へ。
アルゼンチン、チリ、ボリビア、ペルー。
ざっと2万5千キロ、2年間かけた世界一周の旅です。
毎日が絶景だったパタゴニア、好奇心旺盛で人懐っこいインド人の話は
オンエアーで語って頂きましたが、ちょっと意外だったのはイランの話。
イランはとても旅人に優しい国で、
「何か困ったことはない?うちに泊まっていいよ」と必ず声をかけられ、
食べ物と宿には困ったことがないそうです。
「イランはいい国だよ」「イスラム圏はいい人が多いよ」というのは
旅人の間で昔から噂になっていて、確かめに行ったら予想通りだったとか。
世界中をゆっくりと自分の足で移動してはじめて実感したのは
「地球は小さい。でも、世界は広い」だとか。
詳しい旅の話は出版されている本やブログで読むことができますよ!
(詳細は最後に↓)
子供と自然が大好きだ、という遠藤さん。
日本人の子供達と接していて気になることは、将来の選択肢の狭さだそう。
両親、学校や塾の先生以外にも、面白い生き方をしている大人は沢山いる!
徹底した実践主義の遠藤さんは自ら「面白い生き方」を子供達にみせています。
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~備考~
遠藤隼さんの本→「ユーラシア横断自転車旅日記」(下野新聞出版)
旅の日記→『エコ』旅日記 http://junjun0412.blog.fc2.com/
サシバの里自然学校→http://www.sashiba-ns.com/
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