徳島のすだちを全国に!すだち栽培3代目の佐々木宗徳さん
佐々木 宗徳さん
徳島県 神山町
佐々木さんは就農をして12年。おじいさんの代からのすだち農家を継ごうと思ったのは、働いているお父さんの背中が格好よかったからとのこと。 そして続けているのは、すだち作りが楽しいからだそうです。楽しいのはやはり自分の商品であるすだちをおいしいと言われた時。また味わいの違いや売れる商品を比較しつつ作ったり、変わった形の楕円形のすだちが出来て、話が盛り上がったりしている時が楽しいそうです。
すだちは徳島県が全国シェアの95%を占めています。この徳島を代表する特産物のすだちを日本で最も多く生産しているのが神山町。本格的な栽培が始まったのは昭和31年からだそうで、徳島県のすだち振興地域指定を受けているそうです。中でも鬼籠野は標高200mの盆地にあるため、寒暖の差が大きく、他の産地のすだちに比べ皮の香りが非常に強く、すだち本来の風味があるそうです。 すだちは、いろいろな味わい方がありますが、焼き魚、焼きなす、漬け物、海藻サラダ、ちりめん、冷や奴、刺身などに絞って食べるのがおいしいとのこと。
また、佐々木さんたちは30~40代のすだちを栽培している生産者グループ8人で、神山鬼籠野みどり会を結成していて、新農業3K「かっこよく」「感動があり」「稼げる」農業を目指しています。そしてすだちは徳島ではポピュラーですが、全国的な認知度がまだまだ低いこともあり、全国にすだちを広めるために各地で行われているマルシェやイベントに参加し、すだちを全国区にすべく活動をしています。 将来的には、自分が旅行に行ったときに、どこに行っても料理にすだちが出てくるようにしたいと話してくれました。
佐々木さんたちが活動している「神山鬼籠野みどり会」HPは下記から。
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「神山鬼籠野みどり会」
HP:http://e-sudachi.com