食を旅するマンガ家兼イラストレーターをリサーチせよ!
漫画家 織田 博子さん
東京都 豊島区
今週のゆっぴーが向かったのは、東京 駒込の霜降銀座商店街。
もう、どことなく年末感が漂う中、Retrofishcaféという素敵なカフェを訪ねました。
今回のリサーチのお相手は織田博子さん。
『女一匹シルクロードの旅』など、旅の体験を綴ったコミックエッセイを出版している漫画家。
もう1つの顔は「食を旅するイラストレーター」。
海外の旅で出会った、メディアで見た、想像したおじちゃん・おばちゃんを描いています。
彼らとともにあるのは各国の家庭料理や土地の文化習慣。
ゆっぴーが訪れた時、Retrofishcaféでは「世界の喜ぶおじちゃん展」が開催中。
織田さんの新作が、店内に飾られていて、店内を彩っていました。
織田さんのイラストは基本の線画は筆ペン1本で描き、写真を絵にしたような写実的表現が特徴。
そこにPhotoshopを使って、その国らしい“色”を彩色しています。
アナログ感が好みということで、ベタ塗りではなく、色が薄いところもあって、版画のような作品。
描く対象は見る側は知らない、時に架空の人物なのに、個性が浮かび上がって魅力的です。
例えば、ゆっぴーが惹かれた新作の1つが、タイトル「孫の初めての乗馬を見守るラハト」。
カザフスタン カザフ族の馬に乗った子供と優しく見つめるおじちゃんを描いたものです。
カザフ族は5歳くらいになると、乗馬を始める習慣があるそう。
馬に乗り始めた孫の姿を見て馬を支える祖父は、湧き上がる喜びを噛み締めているかのよう。
一方、オクトーバーフェストに喜ぶ、でっぷりとしたドイツのおじちゃん。
心の底から楽しそうな笑顔には引き込まれます。
「静かな喜び、はしゃぐ喜び、いろんな喜びが世界にはあると思います。
そんな喜びを、おじさんの姿を借りて描きました」と織田さん。
そして、家庭料理が織田さんのテーマの1つでもあります。
一緒に料理を作り、食べれば、言葉は解らなくても気持ちが通じ合う。
いくつもの素敵な体験をマンガやイラストを通して伝えたいと作品を創作しているのです。
国籍や民族や宗教を超えた、喜びや幸せや楽しさの共有を描こうとしているんですね。
見つめる1枚のイラストから物語が浮かび上がってくるように感じられる理由がわかりました。
興味を持った方には、じっくり織田さんのイラスト、マンガを味わってほしいと思います。
今回、織田さんはゆっぴーのイラストもささっと描いてくれました。
筆ペンのタッチは凄いですね。もちろん、織田さんの観察眼も。
LIFEのノートに描かれたゆっぴーが、とても生き生きしています。
織田さんが描いている動画はスマイルミッションのFacebookページにアップします。
ぜひ、ご覧になってみて下さい!
取材協力 Retrofishcafé
東京都豊島区駒込3-30-2
03-3918-0810
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