糖度27度のトマトケチャップを作る おばちゃんをリサーチせよ
中井 くみこさん
鳥取県 東伯郡琴浦町
この情報はリスナー「すぎっち」さんのご当地掲示板書き込み情報から!
「鳥取県琴浦町の特産ミニトマトを使ったミニトマトケチャップを作っている、とまとフレンズという農家のおばちゃんグループがありますよ。トマトジュースも作っていて、トマトジュース嫌いの私でもおいしく飲めるミニトマトジュースもオススメ!ぜひ行ってみてください!」という内容のもの。
現在23人が所属している「とまとフレンズ」。メンバーのほとんどが60歳以上です。
20年前、とまとフレンズとして活動する前は、農協の女性会の加工部でした。ここで作ったトマトケチャップやジュースを販売していた時、農協の職員に「グループを作ったらどうだろうか?」という提案でこのグループがスタートしました。
とまとフレンズが作るケチャップやジュースは琴浦町で採れたミニトマトを煮込みます。ケチャップには糖度25度以上という基準がありますが、ここのケチャップは27度。より旨味が凝縮されています。さらに地元の食材を使い味付けされていて、ケチャップ一つでどんな料理にも合ってしまうのではないかというくらい、旨味が詰まったものでした。この味を出すために、ケチャップづくりには、より多くの量のトマトを使います。その分できる本数は少なくなりますが「味の方が大事」。活動当初から変えていません。
中井さんは「とまとフレンズ」の活動が始まった時から会長としてグループのリーダーを務めています。「やる気があって、人望がある。アツい方だから」と、他のメンバーの方が語ってくれましたが、本人は「周りの人たちが、とまとフレンズを運営する上で、それぞれの場面でリーダーになってくれる。みんながその気でやってきたからここまで続けられる事ができました」と話して下さいました。
毎日「とまとフレンズ」の活動で忙しい中井さん。この20年間を振り返ってみると、家族の事をほったらかしにしてしまうこともありました。それでもご主人は文句を言わず、仕事や家の事をやって支えてくれたそうです。そして、20年一緒にやってきた、とまとフレンズのチームの皆さん、商品を好きでいてくれるお客さんがいたからこそ続けられた事。と、周りの方々にとても感謝していらっしゃいます。
人柄とキャラクターで、周りを一気に明るくする中井さん。朝から素敵な笑い声をありがとうございました!
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「JA鳥取中央」
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