柔らかな光に包まれる夕暮れから、夜の世界へと表情を変える特別な時間に素敵なお客様をお迎えするこの番組、
今週は、先週に引き続き、美術家のナカムラクニオさんをお迎えしました。
金継ぎ作家であり、カルチャースペース「六次元」のオーナー、美術家と、様々な顔をもつナカムラさん。最近大切にされている時間は、お香を焚いて、ピアノを弾いて、作曲する時間なのだとか。即興で弾くことがほとんどで、コードをメモして、時間がある限り弾いていられるそうで、精神的に安定して、リラックスする感じがするといいます。ご自身でどんどん手を入れているという諏訪の古民家には、土間にピアノが置いてあり、音の響きがすごく良いのだとか。空間がなる感じがして、古いレコードを聴くのも楽しいそう。
そんなナカムラさんのライフスタイルは、朝起きたらすぐに執筆!7時くらいから書き始め、寝ている間に閃いたことを朝、書くのが楽しいのだとか。起きたら忘れないうちにすぐに書き始めるスタイル。ここ数年は、ずっと美術史の本ばかり続けて書いていたので、今は、別の本を書くのが新しい挑戦だと思っています、と話します。
最近は、諏訪の古民家をリノベーションすることにハマって、土間をギャラリーに改造したり、茶室を作ったり、図書ルームを作ったりしているそう。かまどで料理することもあり、近くの猟師さんがイノシシを分けてくれ、焼いて食べたり、野菜も自分でつくったものを料理するのが楽しいそう。また、茶室で使う、竹の茶杓も自分で削って作っているというナカムラさん。2年で500本くらい削ったそうです。これは、輪島の解体した古民家の廃材を再利用しています。 そんなナカムラさんの一生物は…「縄文土器」ちょっとしたナッツを入れたりするときに使うと、時空を超えた気分になれるというもの。弥生土器より、縄文土器の方が、トキメくそうで、「黒曜石」で稲刈りしたり、お茶を飲む時は、古い「天目茶碗」などを使っているそう。日常的に使うことで、発見があるといいます。 まさに美術家としての生活を体現されているナカムラさん。その多才ぶりに、驚き続きのひとときでした。
ちなみにこの春のナカムラさんおすすめの展覧会は…
?アンドリュー・ワイエス展(東京都美術館)4月28日〜7月5日 20世紀アメリカ具象絵画の巨匠アンドリュー・ワイエスの日本では没後初となる大回顧展が、東京都美術館で開催。アメリカの田舎の風景や人々を、緻密なテンペラや水彩で描きながら、その背後にある深い孤独や郷愁、静寂を表現する「詩的リアリズム」が魅力。 ?エットレ・ソットサス展 —魔法がはじまるとき、デザインは生まれる(アーティゾン美術館)。6月23日〜10月4日 エットレ・ソットサス(1917-2007)は、20世紀イタリアデザインにおける世界的な巨匠。貴重な作品を一挙に公開する日本初のソットサスの大回顧展。その魅力は「機能主義への反逆」と「ポップで感情に訴えかける色彩と造形」にあるといいます。
ナカムラさんオススメの展覧会、ぜひ足を運んでみては?
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