Sparkle Life

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Article -Sparkle Life-

18 Apr.2025

Vol.315 友田オレさん



今回は、いつものリビングに、お笑い芸人の友田オレさんをお迎えしました。


R-1グランプリ2025で最年少優勝を果たしたピン芸人・友田オレさん。
なんとも印象的な芸名ですが、その由来は、大学の授業中、出演エントリーのメールを送る際に偶然思いついたものだったそう。講義をしていた教授の名前が「友田先生」で、軽いダジャレ感覚からつけたものだとか。本当に意味を深く考えていなかったそうで、気づいた時にはすでに芸名として定着してしまっていたのだとか。

◆R-1最年少優勝、粗品からの言葉
R-1グランプリでは、これまで最年少優勝記録を持っていた霜降り明星・粗品さんの記録を塗り替える快挙を達成。「お前、乗り換えるな!」と冗談めいたコメントも飛び出す中、本人からは「ありがとう」「次の世代が出てきてくれて嬉しい」と温かい言葉をかけられたのだとか。

◆歌ネタの背景にあった“昭和愛”
友田さんの芸風はフリップを使った「歌ネタ」。特に演歌調に歌うネタが印象的。本人曰く、子どものころから演歌・歌謡曲が好きで、前川清さんや新沼謙治さんの歌い方を研究していたのだとか。中学生時代に前川清さんの番組を地元・九州で見ていた思い出から、のちに共演した際には「本当に歌えるの?」と驚かれながらも、一緒に番組のテーマソングを歌ったというエピソードもご紹介いただきました。

◆夢ゼロの少年が見つけた「お笑い」という居場所
そんな友田さんが芸人を目指し始めたのは大学入学以降。小中学生時代はバラエティ番組を見て育ち、高校時代には部活でも勉強でもパッとした存在ではなかったと振り返ります。将来の夢もなく「とにかく何もなかった」と語る高校時代。大学受験を機に「早稲田には大きなお笑いサークルがある」と知り、それをモチベーションに勉強に励んだといいます。
入学後すぐにお笑いサークルへ加入。そこでは毎回ライブで順位がつき、和気あいあいとしたイメージとは異なり「完全実力主義」だったと語ります。最初は博多弁を活かしたネタも試したそうですが、うまくいかず、鳴かず飛ばずの日々が続きました。
やがてコンビの相方が卒業し、「とりあえずピンで出てみるか」と思い立ったことが現在のスタイルにつながっています。

◆“二連覇”はあるか?
現在23歳。芸歴わずか3年での快挙を成し遂げた友田さん、「R-1二連覇」については、いまいちまだ心が決まっていないよう。「一年やって納得のいく結果が出なければ、もう一度挑戦したい。でも、自分の中でやりたいことが増えていれば無理に出なくてもいい」と冷静に自己分析する姿が印象的でした。

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