柔らかな光に包まれる夕暮れから、夜の世界へと表情を変える特別な時間に素敵なお客様をお迎えするこの番組、
今回は、先週に引き続き、フリーアナウンサー、文筆家の住吉美紀さんをお迎えしました。
毎朝、コーヒーをマイボトルに詰めてTOKYO FMにやってくる住吉さん。
「家では、ドリップコーヒーなので、外では、カフェラテが飲みたくなる」という住吉さん。今日のドリンクは、カフェラテをリクエストいただきました!
ちなみに、一日に飲むコーヒーの量は日によって変わるそうで、特に執筆に向き合う日は増えるのだとか。
「執筆中の時とかは、自分を追い込んで今日は何時間書くぞとか、締め切りに向かってやらないといけない。そういう時、コーヒーで自分をなだめながら。『コーヒー飲めるから机に座ろう』みたいな感じで、コーヒーがご褒美になるんです」と語ります。
とりあえずコーヒーを入れて座れば書けるんじゃないか。そんな思いで、朝を入れると一日に4杯ほど飲むことも。
◆クッキーへの深いこだわり
コーヒーのお供といえばクッキーですが、住吉さんのクッキー愛もかなりのもの。
「アメリカの分厚いビッグチョコレートチップクッキーも好きですけど、いわゆるサブレみたいな、日本の詰め合わせになっているようなもの、ああいうのも大好きで。常に美味しいところを探していて、いくつか自分の中で頭の中でストックしています」
しかし、せっかく買ったクッキーには、意外な一面が。
「もったいなくて開けられないんですよ。テープが貼ってあるじゃないですか。せっかく買ったのに、そのテープを取ると湿気始めるんだって思うから。賞味期限ギリギリまでなっちゃう。あと2日ぐらいのところでようやく開けて、一気に食べなきゃみたいな」
戸棚にそっと隠して、ドアをかすかに開けて頭を入れて食べる。そんなクッキーの楽しみ方も明かしてくれました。
◆韓国ミュージカルへの情熱
最近、お母様と住吉さん、そして、ご主人も一緒にはまっているという韓国ドラマ。そこから韓国俳優さんのファンミーティングに行くようになり、今では韓国エンターテインメント全体に夢中だという住吉さん。
特に今、最も気になっているのが『Maybe Happy Ending』というミュージカル。
「韓国発のミュージカルなんですけど、アメリカのブロードウェーでこの一年かかって、すごく成功を収めてトニー賞を6部門で受賞。初めての韓国人としてのトニー賞で、歴史的な快挙なんです」
内容は、用がなくなって捨てられたような状態のヘルパーロボット2人が恋に落ちるという物語。
「まだ本物は見てないんですけど、インスタグラムで流れてくるものを何回も保存して見ています。もう3秒ぐらいで泣いちゃう。切ないんだけど、恋とか愛とか、人が愛し合うことの喜びも感じられる曲で、本当に素晴らしいんです」と、このミュージカルの曲をリクエストいただきました。
◆そんな住吉さんの一生物は・・・14年半使い続けるストップウォッチ
「これ、本当に普通の数千円のものなんです。ものすごくシンプルで、ボタンが4つしかない」
「これを買ったのが、NHKに入局した研修中。渋谷のセンター街の今は亡き家電量販店で、仕事に必要だと思って買ったものなんです。14年半使ってますが、一度も壊れてません」
電池は何度も入れ替えながら、NHK福島時代から、東京に戻ってきてから、フリーになってからも、ずっと使い続けているそうで、
毎日の『Blue Ocean』の放送でも、イントロは何秒、あと何秒まで話を終わらなきゃいけない!といった具合に、このストップウォッチを見て時間を計っているそうです。
「これを携えて海外出張もしたし、NHKのニュースも読んだし、今こうやって『ブルーオーシャン』もやっている。本当に仕事の相棒です」
ラジオは、「完全に、自分が元気になりに来る場所なんです。疲れてたり落ち込んでたり、眠いとか、いろんな状況がありますよね。それでも仕事だから来ます。でも始まって2時間経った後、ものすごく元気なんですよ。やってる方が元気になるんです」と語る住吉さん。
その要素は2つあるそうで、
一つは、好きな音楽に触れていられること。そして、もう一つが、リスナーさんからメッセージをいただけること。
「それを読むのが楽しくて楽しくて。お友達とカフェでおしゃべりをして、その後パワーチャージされるのと同じような感じで元気になってるんですよ」
とお話くださいました。
「共感の女王」と呼ばれる住吉さんにとってラジオは、聴く人だけでなく、自分自身も元気にしてくれる、かけがえのない居場所のような存在のようです。
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