Sparkle Life

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Article -Sparkle Life-

18 Oct.2025

Vol. 351 安田成美さん



柔らかな光に包まれる夕暮れから、夜の世界へと表情を変える特別な時間に素敵なお客様をお迎えするこの番組、
今回は、俳優・歌手の安田成美さんをお迎えしました。


先日、9月19日に開催された松本隆作詞活動55周年記念オフィシャルプロジェクト「風街ぽえてぃっく2025」のコンサートのリハーサルで初めて安田さんとお会いした本仮屋さん。
その際の安田さんの笑顔、そして素敵な佇まいに感動したそうで、今回、ゆっくりお話しする機会に恵まれました。

◆40年ぶりのワンマンライブ
「風街ぽえてぃっく」だけでなく、今年は40年ぶりとなるワンマンライブを開催した安田さん。
ご家族全員が見に来てくれたそうで、「もう最高だったよ」と褒めてくれたとのこと。
「もう一か月ぐらい前から緊張で体調が悪くなりそうだったんですけど、始まったらお客さんが思いのほかいっぱいいらっしゃっててなんか嬉しくなって楽しんじゃいました」
そんな安田さんは1984年、映画『風の谷のナウシカ』の主題歌で歌手デビュー。松本隆さん作詞、細野晴臣さん作曲という豪華なタッグで生まれたこの曲は、今も安田さんにとって特別な一曲となっています。

「当日、松本隆先生と細野晴臣先生のお二方からレッスンしながら教えてもらいながら歌ったんです。レコーディング当日にしたんですよ」

当時のことを振り返り、「大変というか、もう子供でしたからね。こんなもんだと思って一生懸命歌ってただけで、それが人生の代表作の大切な曲になるとは思わなかったです」と語ります。
今でも「曲が流れるとイントロが始まるともう自動的にドキドキするようになって、あの曲だけはドキドキするんですよ」とのこと。

◆子育てが一段落して変わった生活
木梨憲武さんとの間に3人のお子様を育て上げた安田さん。5年ほど前に必死だった子育てが一段落し、生活が大きく変わったそう。

「毎日が土曜日と日曜日みたいなんですよ。朝こんなに贅沢に自分のために過ごしていいんだっていうのを今やってるので」

それまでは「ポンって飛び起きたらお弁当を作って、服着せて、迎えもしなきゃいけないし、もうずっと全開で動いてました」という安田さん、ドラマの仕事が入るときは、さらに大変だったそうで
「3時とか4時に起きてお弁当準備して、夕食は帰ってきたらすぐ作れるように用意して行くので、もうぐったりして現場に入るんですよ」と振り返ります。

「なぜそんなにお母さん業が素晴らしいんですか?」という本仮屋さんの質問には、「なんかね、してあげたいんですよ。したいっていうだけですね」とさらりと答える安田さんでした。
ご家族は仕事に対してもお互いアドバイスし合う関係だそうで、木梨さんも「なるさんは俺のプロデューサーだから」とインタビューで語っているほど。
「言いたいこと横で言ってますね。喧嘩になることは特段なく。本人は聞きたくないと聞かないから。聞いてるふりだけしてると思うんですよね。自分で聞きたいところだけピックアップしてる」と笑います。

◆ルームシェアのような生活リズム
木梨さんは早朝1時や2時に起きて、夕食は6時に食べて7時半には寝るという生活。安田さんは「おじいちゃんって呼んでるんですけど」と笑います。

「私はそこから10時間自由時間なんです。これがまたいいんですよね。一日のうちで数時間かな、一緒に行動できるのは。でもそれだから長く持ってるのかな。ストレスなし、お互いに自由に」

最近は木梨さんが「初めは長男みたいだったのが、次は次男ぐらいかなと思ってたんですけど、最近はもう末息子ぐらいのポジション。小学校三年生と呼んでるんですけど」とのこと。

「これからどんどん赤ちゃんになっていくと思うんです。おじいちゃん赤ちゃんと呼んでるんです」

◆家族全員がアーティスト
長男、次男もアーティストとして活動されている木梨家。安田さんも「作るの好きですね。本当にああじゃないこうじゃないってやってる」と語ります。

インスタグラムでも作品を披露されていますが、
「浮かんだら作るまっすぐ始めちゃうんですよね。襟がないと思ったらくっつけられるかなとか、ルームシューズないわねと思ったら編んじゃったりとか」

編み物は高校生の頃から始め、「編み図をちゃんと読むようになったのはここ5、6年で、それまでもう独学だったんです」とのこと。
「編んでる最中が好きなんで、出来上がりにはあまり集中してない。編んでると瞑想状態になるっていうか、違う世界に入れる」

ただし、そのペースは相当なもの。

「私、早いんですよ。トイレも我慢しちゃうんですよ。汗びっしょりで血色が悪くなって、鏡見たら黒ずんでいて。木梨さんが私が編み始めるともう『辞めな辞めな』って言うんですよ」
「紙切りおじさんみたいな感じで必死になっちゃう。あと一目、あと一段と思ってるうちに、もう2時間経ってるとか水飲むの忘れたとか。だから最近はちゃんと呼吸しようよ、トイレは我慢しちゃいけないとかやってます」

◆娘さんとの関係
最近、木梨さんは子どもたちの目を意識して家では静かになってきたそうで、特に娘さんに対しては「小学生の男の子が大好きな女の子にちょっかい出せない、そんな状態なんですよ」と安田さん。

「言ってやろうと思いながらも見て見ぬふりしながら、でも意識がそっちにすごく向いていて、『なんだお前の髪型は』とか言っちゃったりとか。本当は思ってないのに、話すきっかけがとても下手で相手を怒らせる」

娘さんは「うるさい」と返すそうで、「仲良くしたい2人なのに全然仲良くない。お互いすごい気にしてるのに。遅れてきた思春期の2人みたいな感じです」と笑います。

そんな家族のお話もたっぷりしてくださった安田さんが手がける
朗読劇『星の王子さま』、京都公演は、11月11日、12日。
詳細は、公式HP、SNSをチェックしてください!
安田さんには、来週も引き続き、ご登場いただきます。
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