Sparkle Life

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Article -Sparkle Life-

15 Nov.2025

Vol. 355 ヒグチアイさん



柔らかな光に包まれる夕暮れから、夜の世界へと表情を変える特別な時間に素敵なお客様をお迎えするこの番組、
今回は、シンガーソングライターのヒグチアイさんをお迎えしました。


18歳から活動を開始、2016年に『百六十度』でメジャーデビュー
2022年にはTVアニメ「進撃の巨人」のエンディングテーマ『悪魔の子』で大きな注目を集め、
近年は作家活動や楽曲提供も行い、今年、アフロ(MOROHA)とのユニット「天々高々」も結成。
そして、今年、インディーズデビュー10周年を迎えたヒグチアイさん。

◆18歳から曲を書き始めたきっかけは「怒り」
歌い始めたのは18歳からで、「もうずっとやってるなあって感じ」というヒグチアイさん。
曲を書き始めたのは、意外にも「怒っていた」ことがきっかけだったそう。
「すごいずっとイライラしてしょうがなかったんですよ。イライラに自分が飲み込まれるんじゃないかと思ってた時期があって・・・このイライラは人にぶつけたら人を傷つけるだろうな」と、そのマグマのような感情をコントロールするために曲を書いていたのだとか。
「自分が言いたいことを誰かに伝えたい気持ちはあったけど、その人を傷つけたくない気持ちがすごく先行してて。歌にのせるんだったら怒られないし、傷つけることはないだろうと思って曲にしてた」
と振り返ります。

◆23歳で訪れた変化と、歌の「進化」
18歳から始めて、23歳くらいの時には「もうだいぶ言いきったな」という感覚が訪れたというヒグチアイさん。イライラがどんどんなくなっていったのだとか。
そして、24歳頃から、歌い方にも変化が。
悩みを深く掘っていく必要もなくなり、「優しくなりたいなって思ったんだと思います」と、振り返ります。

◆ニューアルバム「私宝主義」に込めた想い
10月29日に発売されたオリジナルフルアルバム「私宝主義」については、
「いつも聴くんじゃなくて『この時の私にぴったりだな』みたいな、そういう曲であってほしいなって思います」とお話しくださいました。

◆香取慎吾さんへの曲提供で感じたこと
香取慎吾さんやのんさんなど、他のアーティストへの曲提供も手がけるヒグチアイさん。
香取慎吾さんへの楽曲提供について伺うと、「香取さんの曲に関しては、すごく思ってることがちゃんと一つあったみたいな感じ」と振り返ります。

「提供曲の場合は、その人が言いたいことみたいなのがはっきりすればするほど、曲としては分かりやすくなっていく気がする」
香取さんになりきるというよりも、「これを私が言われたらすごく救われるだろうなみたいな部分」を曲にしたのだそう。
「香取さんがお話ししてくれたことが『いや、こんなこと言ってくれるの』みたいな、優しいなあというか、こんなに考えてくれてるんだみたいなところをできれば曲にしたいなって思った」と語ります。

様々な視点を持ち、人の心に寄り添う優しさを持つヒグチアイさん。
来週は、そのプライベートにも迫ります。
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