柔らかな光に包まれる夕暮れから、夜の世界へと表情を変える特別な時間に
素敵なお客様をお迎えするこの番組、
先週に引き続き、仙台慈眼寺のご住職・塩沼亮潤大阿闍梨をお迎えしました。
1300年の歴史においてわずか2人しか成し遂げていない「千日回峰行」を達成された大阿闍梨ですが、
お好きなお飲み物には、まさかのスターバックスのこだわりカスタムをリクエスト。
「ディカフェアメリカーノをベースに、ソイミルクを1.5倍増量、温度は4分の1に下げる」というレシピを、ご自身で研究して辿り着いたそうで、「ちょっと苦めでもマイルドなコーヒーを飲みたいと思って、どうやったらいいんだろうと研究しました」——ひと口飲んで「最高ですね」と笑顔を見せてくださいました。
◆「仏教界の橋本環奈」——小学生のひと言が生んだ称号
今年で58歳を迎えられた塩沼大阿闍梨ですが、お肌はつやつや!「仏教界の橋本環奈」と称されるようになったきっかけをお聞きすると、CMプランナーのご友人のご家族にまつわるほほえましいエピソードを話してくださいました。「小学生の子が、塩沼さんってすごい人なんだけど気さくだよね、とパパに言ったら、そんなことないよ、1300年に2人しかいない修行をやったんだよ、と伝えたそうで。そしたらその子が"じゃあお坊さん界の橋本環奈だ"と言ってくれて」と微笑ましいエピソードをお話してくれました。
ちなみに、お肌の秘訣は意外にもシンプルで、温泉の薄いタオルに普通の石鹸をつけてくるくると洗うだけ。「それだけですね」と笑います。
◆4時50分起床——お弟子さんとの朝のひとときが一日の始まり
一日のスケジュールを伺うと、起床は毎朝4時50分。アラームで起き、早くから来ているお弟子さんたちと一緒に朝の時間を過ごすそう。朝食は白米に少量の麦を混ぜたご飯、お味噌汁、そして刻みネギとのりをのせた納豆が定番。「のりと一緒に食べると糖の吸収が抑えられるし、ネギには抗酸化作用がある。ずっとこれで変わりません」と語ってくださいました。
◆傲慢な心が運勢を変える——因果応報を、確率統計で実証
人生でしんどいことが起きたとき、その直前を振り返ると「だいたい慢心があったり、ちょっとネガティブに考えていた」と気づいた、という大阿闍梨。「自分の心の中心に左右に動く針があるとして、何かにとらわれているとマイナスの方に振れる。これを確率統計で取ったら、100%なんですよ」といいます。「2500年前に釈尊が説いた因果応報とはこれだ、と腑に落ちてから、意識するようにしたらどんどん良くなっていった」——人生はシンプルだ、と実感した体験なのだとた。また、自信を持てずにいる人へ向けて「98、99%の集中力で今日一日だけ踏ん張ってみてください。やり切ったと思った翌朝は、昨日頑張ったから今日もいけると感じる。そのポイントの積み重ねが、やがてキャッシュバックとして返ってきます」という言葉も贈ってくださいました。
◆そんな塩沼亮潤大阿闍梨の一生ものは、イタリアの革手帳
「一生もの」として取り出してくださったのは、イタリアのアンリ・クイール製の革手帳。30代前半まで人前で話すことが大の苦手だったという塩沼大阿闍梨が、曹洞宗のトップの勧めで講演活動を始めることになり、「一睡もできないほど追い詰められた時期」にずっと傍らにあったものなのだとか。手帳には、京都・大田神社で求めた「芸能上達のお守り」が今も挟まれており、「みんなの前で安心して講演できますようにと祈りながら持っていました」と語ってくださいました。そして手帳には、俳優・菅原文太さんの直筆サインも。
◆遠いゴールラインを見つめて——「よくやってきたな」と言われたい
これからやりたいことは何かとお聞きすると、「80代、90代になったら、塩沼さんといえば世界中の人が仲良くなれるよう橋渡しをしてきた人だと言われるようになれたら」とおっしゃいます。そして究極のゴールは、あの世で釈迦やイエスといった先輩方から「よくやってきたな」と一言もらうこと。「その一言のために、今もギラギラしています」——遠くて高いゴールラインを軽やかに笑いながら語る塩沼大阿闍梨の姿が、とても印象的でした。
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