三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2026.02.10

Hello Vegan!な社会をつくる

株式会社ブイクック 代表取締役CEO
工藤 柊さん
ヴィーガン寿司専門店を中心に
ヴィーガン生活を支える事業を展開


ONE MORNING「The Starters」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週のゲストは先週に引き続き、、株式会社ブイクック 代表取締役CEOの工藤 柊さんです。
工藤 柊さんは、1999年生まれ、大阪のご出身。高校3年生からヴィーガン生活を始め、進学した大学の食堂にヴィーガン対応メニューを導入。その後、ヴィーガンカフェの店長を経て、2020年にブイクックを創業されています。
先週は主な事業内容をうかがいました。「Hello Vegan!な社会をつくる」をミッションに活動するブイクック。今最も力を入れている事業がヴィーガン寿司の専門店、「Vegan Sushi Tokyo」。魚介類を使わずに植物性食材だけを作ったお寿司を提供し、インバウンドを中心に大変人気があります。
今週は会社を立ち上げる前後のお話をうかがいます。高三からヴィーガン生活に入ったそうですが、何かきっかけがあったんですか?

「もう10年前なんですが、高三の時に轢かれている猫を見たというのが直接的なきっかけです。それまでは環境問題や戦争、貧困に対して課題意識はあったんですけど、要は人の課題に関心が向いていて、そういう惹かれている猫を見たっていうのをきっかけに、動物にもそういうことがあるんじゃないかというのを思うことがあって、帰って調べてみたんです。最初は犬や猫について調べたので、保健所や殺処分の話を見て、これはひどいなと思いながら見ていました。当時犬を飼っていたので思うところもありました。そこからもう少し調べていくと、犬や猫だけじゃなくて、いわゆる家畜動物と呼ばれるような動物の扱いのことも調べていきました。自分が食べているということは、そういう生産も生み出していることだなっていうのを思ったのが高三で、もうその次の日から母親に「明日からお肉、魚とか卵とか牛乳とかちょっと食べへんようにしたいわ」というのを言って、その日からヴィーガン生活をスタートしました。」

ヴィーガンというものは当時から知っていたんですか?

「知りませんでした。一旦ちょっと肉とか魚は食べないようにして、その食べてない間にちょっと考えまとめたいなというので、親にご飯を作ってもらっていましたが、肉や魚はなしでお願いしますと頼みました。そこからもうおにぎりやお鍋ばっかり食べている二週間が続きましたね。」

体重の変化とかはありましたか?

「体重は一回減りましたが、そこから食べられるものも分かってきて、「納豆いけるやん」や、「意外と厚揚げを料理したらいけるね」など、試行錯誤の後、一回ちょっと下がってから戻ってきました。」

家族はその間もお肉とかを食べていたんですか?

「そうですね、あまり別に気にせず、僕の料理だけ別で作ってくれていましたね。」

個人的には自分も食べないようにしているけど、家族が食べているのを見るのが嫌だと思ったことはないんですか?

「自分のを対応してくれているだけで、ありがたかったので思ったことはないですね。」

周りに同じような生活をしている人はいましたか?

「周りには全くいなかったですね。僕、大阪の高校に通っていて、一学年1000人ぐらいいたすごく大きい高校に通っていたんですが、聞いたことがなかったので多分全学年3000人中、もしかしたら僕だけだったかもしれないぐらいですね。」

高校はお弁当だったんですか?

「お弁当でした。おにぎりばっかり食べていましたね。」

栄養価的には全く問題はないんでしょうか?

「大豆とかでちゃんとタンパク質取ってちゃんとしていれば問題ないんですが、もちろんおにぎりだけだと問題あったので、ちょっとずつ「こういう野菜取ろう」とか、「じゃあ大豆でタンパク質取ろう」とか、そういったことを母親も調べて気にしてくれて、ちょっとずついい感じになりましたね。」

その後、大学に進学されてヴィーガン対応メニューの導入に成功されたということで、大学にはどうやって対応してもらったんですか?

「当時は神戸の方の大学に通っていたんですけど、一応留学生が多いところだったので一応ベジタリアン料理、ヴィーガン料理はあったんです。 でも本当に全然種類がなくて、もう毎日野菜炒めで、しかもとても塩辛いみたいな感じでした。」

ずっとそれなのは嫌ですね。

「そうですね。なので、そういうヴィーガンの料理を求めている方にインタビューしたり、アンケート調査をしたりして、その結果やこういうレシピありますよという解決策を持って、食堂のマネージャーの方に提案しに行きましたね。」

同じく困ってる方たちがいたからこそ、メニュー開発が実現したっていうことなんですね。
昔からある日本の食でヴィーガン的なものってありますか?

「結構多いんですよ。多分イメージしてもらうと、例えば豆腐や納豆もそうですし、もっと古くからのものだといわゆる精進料理みたいなものは、魚がちょっと使われたりしますけどほとんど動物性使っていないです。」

味噌汁だってそうですもんね。

「海藻の出汁なら味噌汁も大丈夫ですし、意外と日本食でヴィーガンのもの多いんですよ。自分で作る分には簡単というか、やりやすいんですが、外食に行く時がすごく大変なんですよね。」

外で食べなきゃいけないときってありますもんね。
そんな中で、2020年にブイクックを創業ということで、起業する時のメンバー集めはどうされたんでしょうか?

「これは大変でしたね。僕たち2020年に今の株式会社ブイクックを設立しているんですが、2018年、僕が大学2年生の時にNPO法人から実は始めていて、その時仲間も全然いなかったので、日本一周したんですよ。 日本一周してヴィーガン・ベジタリアンの人に会いまくるというのを北海道から沖縄まで行って、合計300人とか350人ぐらいの方と一対一でお話しして、共感してくれる人に仲間になってもらうみたいなところから始まりましたね。」

すごいですね!本当にロールプレイングゲームみたいな感じですね。一人で仲間集めしたってことですよね。

「そうですね。お金がなかったのです車中泊したり、インターネットカフェに泊まったりしながら全国を周っていました。」

今後マッチングアプリとかでもヴィーガンっていう選択肢増やしてほしいですね。

「実は既にヴィーガンのハッシュタグがあるんです。僕はちょっともう結婚しているので使わないんですが。」

結婚されてるんですね!ちなみにお相手の方はヴィーガンなんですか?

「妻は別にヴィーガンじゃないんです。自由意志だとおもっているので。」

食べるものは別々なんですか?

「ちょっとまたややこしいんですが、今遠距離結婚みたいな感じで別々に住んでいるんですが、一緒にいる時はヴィーガンの食事を食べたり、一緒に作ったりはしていますね。」

たまにはちょっと外食行こうとなったら、ヴィーガン料理のところに行くんですか?

「そうですね。でも他の人がいたら、そうもいかないんです。先週も話しましたが、回転寿司に行ったときは、僕はかっぱ巻きだけ食べて、他の人は普通に寿司を食べるみたいな感じになっています。」

そういった経験があるからなんかもっと選べる選択肢が増えるといいなと思ったんですね。
ヴィーガン寿司の次になんか計画していることはあるんですか?

「まずは一回ヴィーガン寿司に集中したいなと思っていますね。」

日本中、世界中に広げていってほしいですね。
天ぷらやカツも海外の方に人気ですが、そういったものヴィーガン料理にできるんですか?

「卵を使用せず、植物性の油をしようすればできますね。」

ぜひヴィーガン界の希望の星になってほしいですね!
起業されて一番良かった経験っていうのは何ですか?

「一番はやっぱりお客様を見ていて、食べてもらって、感動してくれて喜んでくれることですね。 ヴィーガンって大変なんですよ。暮らしていてもあんまり理解してくれる人が周りにいなかったり、寂しい思いや孤独を感じていたりするので、そういう時に仲間がいるんだなとか、同じような考えを持っている人、価値観の人が頑張っているんだと知って励まされることもあると思うので、そういう機会を自分が与える側になれたっていうのが嬉しいです。」

やっぱり仲間がいた方がやっぱ嬉しいですもんね。
最後にこれからの夢を教えてください。

「「Vegan Sushi Tokyo」を世界中に広げたいですね。もう世界中に百店舗とか、もっともっと広げていきたいなと思っています。」

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