三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2022.01.25

中身は謎の箱の通販!?

フォーチュンファクトリー株式会社
代表取締役
坂内綾花さん
「謎の箱」の通販を手掛ける会社


ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週と来週のゲストは、「謎の箱」の通販を手掛ける
フォーチュンファクトリー株式会社 代表取締役の坂内綾花さんです。

坂内綾花(ばんない・あやか)さんは、新潟市の出身で、現在23歳。
中学卒業後、専門学校への進学をきっかけに東京に引っ越し、
アルバイトをしながら起業の準備をして、
2018年に「フォーチュンファクトリー」を設立されています。


「謎の箱」と言うのが意味深だし、23歳という若さだし、気になることだらけです!
まずはフォーチュンファクトリーの事業内容からうかがいます。
ずばり「謎の箱」というのはなんですか?


「フォーチュンボックスというのは、中に何が入ってるかわからない、
注文してから届くまで商品がわからない謎の箱のこと言います。」


本当に何かわからない?
ジャンルも様々なものが入ってる?
例えばこんなものが入ってるとかヒントはないですか?


「基本的にはオールジャンル、食品から日用品まで何が届くかわからないっていうのがコンセプトになっていて、
福袋とかが近いのかなと思うんですけど、
福袋だとブランドが決まっていたりとか、服とか食品とか決まっていますが、フォーチュンボックスは各社メーカーさんの物を私が選んでお届けしている謎の箱になります。」


これはどのように選んでいるのですか?


「基本的には展示会に行ったり、
テレビやアンテナショップに行ってみたりとかして商品を選んでいます。
いいなと思った商品や気になった商品をメーカーに直接連絡して相談させていただいたりして、実際に自分で使ったり食べたりして商品を選んでいます。」


どういった想いや目的があって謎のボックスを作ることになったのですか?


「いろんなメーカーさんの商品を扱うのは面白いなと思いますし、
何が届くかわからないっていうのは新しい宣伝方法になると思っていて、
実際に自分が日常生活を送っていても、
同じ商品を買ってしまっていたりとか、これ面白そうだけどいつもの商品買っちゃう時って結構あったりするので、
こういった謎の箱として届けることによって新しい商品との出会いとかが生まれるのかなと考えています。」


新しい出会いになりますよね。
気になるのが、フォーチュンボックス一箱いくらなのかということなんですけども。


「基本的にはだいたい1万円くらいで販売を行っています。
9880円くらいが多いです。
時々ご新規様に向けて、お値段を落として挑戦しやすいような価格で販売もしています。」


今はどのくらいの種類なのですか?


「今25箱目くらいになっていて、
今4周年なのでベスト盤を販売していたりとか、
あとフォーチュンボックスナンバー23っていう毎回販売している商品を二つ販売しています。」


これは25箱売ったということじゃなくて、25パターン販売したということですよね?
ベストボックスもあるのですか?

「そうですね。
今回は、今5年目になっているのでその4年間に販売した商品の中で厳選した商品
詰め合わせて送りするプロジェクトと、もう一つ23っていう継続して何度も行っているボックスを販売しています。」


1万円くらいのもので、商品どのくらい入ってるのですか?


「大体5〜8、多いと9入ってたりするんですが、毎回、今回はこのぐらいの商品が入ってますとページに記載してるので、
そちらを参考にして買っていただく感じです。」



ちなみに、これまで売れたボックス数は?

「今、累計販売個数で14,169個くらいです。」

買った方達からの感想は?


「自分じゃ挑戦しなかった商品が入っていた!や、世の中にはこんな商品があったんだとか、
知っていたけど買うまでに至っていなかったからこんな機会があって良かったなとか、ご家族で会話のきっかけになったりとか、
ちょっとこれ取り合いになっちゃったとか、そういうありがたい声とかも頂いています。」

ちょっと聞きづらい話になりますけど、例えばフォーチュンボックスは中身がわからないので、
いざ来たら、ちょっと期待外れだったなーって言って、リピートにならないとかっていうことは気にされたりしないですか?


「フォーチュンボックス何が届くかわからないので、
そういった方も実際にはいらっしゃるんですけれども、
なるべくお知り合いの方におすそ分けとかして、
また会話のきっかけにしてもらいたいです。」


そしてメリットとして、「四方良し」というものがあるそうですね?


「近江商人の心得に、「三方良し」とうものがあり、
「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」で、売り手と買い手がともに満足し、社会貢献もできるっていう考え方なんですけれども、
フォーチュンボックスのメリットを整理した時に、お客様・メーカーさん・世間・当社で四つの良しがあるなと考えて、そういった言葉を言っています。」

*客のメリット 買う物を選ぶ必要がない。ギフトにも!
   想定外の商品と出会える
   高級品、こだわり品がお得に買える
   製品にまつわる雑学、うんちくも得られる

*メーカーさんのメリット
           多くの人に自社のことや製品を知ってもらえる
    利用者の声、感想などが受け取れる
2回目以降、直接注文してもらえるかもしれない

*世間のメリット 新しい消費が生まれるかもしれない
   新しくて楽しい宣伝 

*当社のメリット  定期的に購入いただける会員様による安定収入が得られる


いろんな商品のセレクトっていう話でしたけど、
例えばフォーチュンファクトリーさんのオリジナル商品みたいなものもあったりするんですか?


「今までオリジナル商品は結構作ってきていて、20商品くらい作っています。
その中だと「新変形タオル」は一番最初に作っていて、
中央がすぼまっている形、逆ひし形になっていて、タオルを干すときにハンガーに掛けやすいように、中央が若干短くなってるっていうタオルです。」


社員さんは今何人ぐらいいらっしゃるのですか?

「今、私1人で行っています。」


大変じゃないですか?

「楽しくやらせて頂いてて、写真の加工とかライティングとかを頼む外注先があったりするので、そういった方に助けられたりしています。」

その14,169個累計で売られて、全部ご自身で?

「最初の一年間くらいは自分で箱詰めしていて、今は他の業者にお願いをして入れてもらっています。」

今は、23歳という若さで、精力的に前に進んでいく姿がかっこいいです。
最後にこれまで乗り越えてきたハードルを教えてください。

「ほとんど社会経験もない中で、探り探り今までやってきました。
まだまだ未熟なんですけれども、これからも学んでいきたいと思っています。」

ありがとうございます。


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