三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2021.07.06

未来の社会に貢献

株式会社カラダノート
代表取締役
佐藤竜也さん
子育て・ヘルスケアアプリを提供する会社


ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週と来週のゲストは株式会社カラダノート代表取締役の佐藤竜也さんです。
よろしくお願いします。
佐藤竜也さんは茨城県つくば市のご出身で現在36歳。
大学卒業後、モバイル系の会社に就職、その後独立、2009年に会社を創業されています。

先週はカラダノートが展開する妊娠、出産、育児にまつわるアプリからヘルスケアアプリなど便利なアプリを紹介しました。
使いたくなるようなものをたくさんありましたし、実際に吉田さんは使ってらっしゃるものもたくさんありました。
ちなみに妊娠や出産、育児ってはコロナの影響がとても出ていた分野だとは思いますが、カラダノートは新型コロナウイルスの影響ってありましたか?

「弊社が提供してるアプリですと、在宅勤務の方が増えたので、そこでパパがすごく育児が大変なんだっていうことを知って、
協力しなくちゃっていうことでアプリを落としていただいて、弊社のアプリの情報共有機能ってところ強みにしているので、
それをしっかり使っていただける方が非常に増えました。」

今週は佐藤竜也さんのこれまでについて伺いたいのですが、
佐藤さんの子供の頃に憧れた職業って何でしたか?

「大学に入るまでは、警察官であったりとか、弁護士になりたくて、
特に消費者保護の専門の弁護士になりたいなと大学に入るまでは思ってました。」
「中学校の頃は、踊る大捜査線の室井さんに憧れて、警察官になりたいと思っていました。」

誰かのために力になりたいという思いはあったのですね。

大学では何を勉強されたのですか?

「大学では大学経済学部だったんですけども、
関係ない授業ばかり出ていて、2003年頃からベンチャーというものが増えてきて、その中でそういうのも楽しそうだなと思って、この世界に入ってきました。」
「あとは、慶応大学だったんですけど、田舎から慶應に来ると、イケてる慶応ボーイ達がいっぱいいて、そこに馴染めず、
人と違うことをやろうと思って、ベンチャー、新しいものに飛び込んでみようっていう形になりました。」

僕は慶応では無いですが、イケてる慶応ボーイはなんとなく伝わります。


起業するビジョンはあったんですか?

「全然何もなかったですけど、実際に就職したベンチャーで色々見ている中で、
今の事業の元となるようなことがやりたくなったというのがあります。」

今やってらっしゃるサービスを考えるにあたって、どう動いたとかってあるんですか?

「元々前の仕事をしてる時に、いわゆるガラケーでどういう検索がされてるかっていうのを見るような事業をしてたんですけども、
すごい体の悩みや不安を調べる方が多くいらっしゃって、
そこに困ってる人がいるのであれば、何か役立つ事業がしたいなということで始めました。
ただ、僕大学は全然医療系ではないので、どうやってやろうかなという中で、
とりあえず伝辿って、製薬会社の方に色々ご紹介いただいて、最初に行ったのは単純にタバコが嫌いだったので、禁煙支援とタバコ病と言われる慢性閉塞性肺疾患の啓発みたいな事業を最初に取り組む形になりました。」

実際やってみてどうでした?

「実はスマホアプリの前に mixi アプリっていうゲームとかが、
2010年ぐらいにあった時に、健康学習ゲームって形で病院を育てながら健康知識をつけてもらうっていうことをやって、その時は真面目なゲームってなかったので、すごく売上として順調に立ち上がった時期はありました。」

現在は、妊娠、出産、育児メインでやられてますよね。
他にいろいろとやってたのですね。

「そうですね、最初、創業は健康よりと言うか、メディカルよりで慢性疾患とかそういうことをやってたんですけども、並行して妊娠育児のことをやっていたところ、本当は患者数で言うと血圧の方が多かったりするんですけど、100万人ぐらいしか産まれていない出産の所も非常にヘビーに使っていただいていたので、
そっちを軸足にしようという風に変えたのが、大体7,8年前ですね。」

着眼するポイントってのももちろん素晴らしいのですが、
もう一方で解決したい課題以外にも、例えばアプリを立ち上げるためのノウハウだったりとか、ITとかに詳しくなきゃいけなかったと思うんですけど、
その点はどうやってカバーされたんですか?

「学生の頃からそういう会社に行ったっていうのもありますが、
常に、スマホアプリが出てきたばっかりだったので、勉強しながら事業として行ってくっていう事ばかりでした。」

スマホアプリを作れたんですか?

「作ったの僕ではないです。エンジニアを採用してっていう形でやりました。」

お金かかると言いますよね?

「そうですね、そのお金を製薬会社さんとの取り組みで、
僕が稼いできて、そのまま全部つっこむっていうことしてました。」

やはり、うまくいかない時期ってありました?

「うまくいかない時の方が多いですね。もう13年もかかっちゃってるくらいなので。」
なんか印象に残ってる出来事とかありますか?
「社員全員からなんか嫌われてるんじゃないかっていう風に思って、
会社に行きたくなくなった時とかもありました。」

「僕が一人で営業して稼いていたのですが、
それが低迷してしまったタイミングで、給料があげられなくなっちゃったりとかした時に、そんなはずじゃないみたいなこととか言われて、
何で一人でだいぶ稼いできてるのに、こんなに文句言われなきゃいけないんだろうっていう事でへこんでっていうのはありました。」

精神的に大丈夫でした?

「結婚してたのと、子供も1人目産まれたぐらいだったので、それが支えになってというのはありました。」

支えていかなきゃいけない人がいるから、
僕は落ち込んでる場合じゃないみたいなことですか?

「そうですね。」

そういう人に向けたアプリ開発はないんですか?
結構いらっしゃると思うんですよ。
僕も家族を支えなきゃと思ってそういう気持ちで働いてるけど、
やっぱり自分の心の拠り所がないと言うか…

「難しいですよね、アプリで解決できることはないというか。」

ではそろそろ時間になりました。最後にこれからの夢、教えてください。

「私もうすぐ子供4人目も生まれるんですけれども、
その子供を増やすっていうところもそうですし、事業のこともそうなんですけども、子供たちの世代に良い社会を残したいなと思っているので、
未来の社会に貢献するということが僕の夢であります。」

2週にわたってありがとうございました。
株式会社カラダノート代表取締役の佐藤竜也さんでした。
ありがとうございました。

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