三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2021.06.22

誰でも使う可能性のあるアプリ

株式会社Zaim
代表取締役
閑歳孝子さん
家計簿アプリ「Zaim」を展開する会社


ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週のゲストは家計簿アプリ「Zaim」を展開する、
株式会社Zaim代表取締役の閑歳孝子さんです。
おはようございます。

閑歳孝子さんは大学卒業後、日経BP社で記者・編集に携わり、Web系ベンチャー企業を経て、サービスやアプリ開発の技術を独学で学び、
2011年に家計簿アプリZaimを公開、翌年に法人化しています。

先週はZaimの主な機能を中心に伺いました。

閑歳さんのInstagramを拝見させて頂きました。
あれ?料理研究家の方かなと思ったんですよ。料理と猫ばかりですね。
お料理よくされるのですか?

「ここ2ヶ月くらいですね。20年近くしていなくて、突然目覚めて作り始めて、インスタにアップするようになりました。食材買って、作って、いかに腐らせずにうまく色々なものを作るかがすごく楽しくて、今ハマってます。」

その食材を買いに行くのも、ご自身で?

「毎日スーパー行ってます。」

ネタ切れになったりしないですか?

「今までないですね一応。毎回ほぼ違うもの作ってますね。」

すみません、なんか全然関係ないこと聞いてしまって、Instagram見てますよというアピールでした。
閑歳さんのこれまでについてフォーカスしていきたいと思います。
まず大学を卒業された後は、出版社に勤めてらっしゃいますけど、
その後ベンチャー企業に転職されてますね、これは何でですか?

「インターネット系の開発の会社だったんですけども、もともと出版に居たものの、インターネットで開発をしたりとか、プログラミングするってすごい憧れが強くてですね、やりたいなと思っていたら、友達がそういう会社をやってまして、
来ないかって言ってくれたので、思い切って転職したっていう感じです。」

インターネットとかプログラミングに興味があったと言っても、
知識がそれなりにないといきなりできる仕事ではないですよね?

「少しだけ大学でプログラミングをやっていたのですが、
初めは出来なかったですが、営業の方とエンジニアの間に立って、調整するような役割になって、徐々に技術を盗んで覚えました。」


盗むって言っても、包丁のさばき方を盗むのだって難しいと僕は思うのですが、
プログラミングって数字とか記号とかあるものを見て盗むと。
「見て、覚えて、教えてもらって、一緒にエンジニアの隣に座って、
ここはどういう意味でと教えてもらいながらできるようになりましたね。」

ご自身の中でそれをやり始めて何年くらいでできるようになってきたかなって思うようになったのですか?

「3、4年ですかね。
ちゃんとエンジニアとして職業に就いたのが29歳の時だったので、その時にはこれでやろうと思いました。」

自社サービスを提供する企業へ転職されたんですよね?
で、フルタイムでエンジニアとして働きながら、隙間時間を使ってZaimを開発した?

「そうですね、土日や夜帰ってとか、その時は電車の中でも作りながら。」

どうして家計簿のアプリだったのですか?

「お金のアプリって、すごく興味がありまして、お金って誰でも使うじゃないですか。
なんかそういう誰でも使う可能性のあるものを作ってみたかった、
例えば、母親がスマホを持つようになった時に使う物って何だろうって思ったらあんまり無さそうで、
だけど家計簿だったらもしかしたら使うかもしれないというのがあって、
誰でも使う可能性のあるのにチャレンジしたいなっていうのが根本にありましたね。」

私、紙の家計簿は何回も挑戦したこともあって、何回も失敗してるんですけれど、続くっていうことはやはり気を付けた事なんですか?

「そうですね、自分も25歳ぐらいから、結婚するまでつけてたのですが、つけるのめんどくさいし、あと分析がめんどくさい。
結局つけてどうだったんだろうって思う時に、結局何だったのか知りたいって言った時に、分かりやすかったりとか、
面白かったり有効にしたいなって風に思って作ってました。」

家計簿アプリって探したらいくつかあるはずなんですけど、当時はいかがですか?もう10年前ですが。

「当時もありましたね。個人の方が作られてる、家計簿が大好きな方が作られてる物とかがメインで、」

2011年に公開されたのですね。反響はいかがでした?

「初めは、業界の方と言うか、男性のユーザーさんが多かったんですよ。エンジニアさんが使ってくれたりとか。
ですけどそこからだんだんと普通の方に寄っていって、シンプルで使いやすいとか言っていただくことが多いです。」

ユーザーさんの声から取り入れた機能とか、参考にしたこととかあったりしますか?
「結構色々ありますね。一番覚えてるのは、分析の予算機能みたいなもので、
何にいくらを使えるのかみたいな機能です。今月は食品にいくら、消耗品にいくらみたいな感じなのですが、
昔からユーザーさんが袋分け家計簿っていうものがありまして、袋ごとに食費を入れておくとか、そこで現金を出してくみたいな。
それが結構人気機能で、続けられる要因にもなってると聞きます。」

レシートとか読み取るってことですが、
どの位読めますか?
手書きの領収書とかは?

「手書きは結構難しく、印字されてる縦長のやつであれば、ほぼ読めると思います。」

スーパーのレシートとかこんな長くなってしまったり、

「それは、分割して撮影できるようになってるので、
長尺モードで、重複してるのもちゃんと取り除いてくれるので大丈夫です。」

早速先週お越しいただいて私もダウンロードしました。
分かりやすいです、かなり幅広いクレジットカードや電子マネーとかポイントカードなんかもいろんなものと連携できるので、
これから自分の浪費癖を目の当たりにして。

様々な使い方が出来そうですね。
最後になりますけど、これから夢について教えて頂きたいです。


「夢は、お金と楽しく向き合って頂いたりとか、Zaim通して人生が変わったなって思える人が一人でも増えるといいなと思ってます。」

ありがとうございます。
2週にわたってありがとうございました。
株式会社Zaim 代表取締役 閑歳孝子さんでした。
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