三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2021.04.29

ラジオの新たなビジネスモデル

ワンメディア株式会社
CEO
明石ガクトさん
共感を生むストーリーテリングをベースに、 これまで 1,500 本以上のスマートフォン向け動画をプロデュース


ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

ゲストは先週に引き続き、ワンメディア株式会社CEOの明石ガクトさんです。
おはようございます。
明石ガクトさんは、1982年生まれ、共感を生むストーリーテリングをベースに、
これまで1500本以上のスマートフォン向け動画をプロデュースされてきました。
そしてバラエティ番組でも活躍中です。また4月からスタートしたTOKYO FM 夜8時からの新番組「News Sapiens」の火曜パートナーも担当されています。

創業当社のお話を伺いたいのですが、順調にいきましたか?

「全然行かなかったです。最初の年の1年間の企業の売り上げ、
当時全部で6人ぐらいいたのですが、売り上げいくらと思いますか?」

一千万くらいは欲しいですよね。

「年間売上一千万でも小さいぐらいなんだけど、僕ら年間売上5万円です。コンビニでアルバイトした方が稼げる。」

生活していけますか?

「最初に資本金を溜め込んで立ち上げたので、口座にはお金があったんです。
ですが、売り上げ入って来ないのに毎月社員に給料払って、僕に給料はなかったです。
創業メンバーで代々木でルームシェアしてて、当時の記憶がほとんどない。」

でも、当時何もしていない訳ではないですよね?

「何もしてなかったんじゃなくて、それなりに毎日一生懸命稼ぐために頑張ってたと思うんですけども、頑張りのベクトルがきっと間違ってたんでしょうね。」

軌道に乗り始めたきっかけがあったのですか?

「1万時間の法則っていう言葉があるの知ってますか?
何事もプロになってる人は才能の有無に関わらず、1万時間は練習とか勉強をしてるっていう有名な説があり、1万時間って普通に適度な量でやってきいると、
10年ぐらいかかるんですよ。
僕らはがむしゃらに寝るか食べるか以外の時間ほぼ動画やってたから、
だいたいそうすると1日何時間使うと3年間で1万時間になるんです。
3年ぐらい経った時、急に、渋谷センター街、雨が降りしきる中、傘もささずに歩いていたんですね、そん時に動画ってこういう風に作ったらいいんじゃないか?と案が降ってきたのです。
その降りてきた事を元に動画を作って、お客さんのところに行ったら、
”そうだね、発注するよ”みたいな感じで急に歯車が回り始めたんです。」

3年間なかなかうまくいかなかったのに、頑張ってたんですね。

「そう、だから今、何かをやっていて、なかなか芽が出ない、うまくいかないなって人も、1万時間やってみて欲しいです。」

自分が向かってる方向が合ってるか分かんなくなる時ありますよね。
でも、とりあえず1万時間やってみたら良いんじゃないかな、
そこを目標にやってみると良いかも知れないですね。

「どういう動画の原則が降りてきたのか気になる人は、
私の Twitter をフォローして頂きたいです。」

あの YouTuber って言葉はもうすっかり当たり前の言葉になって、
みんな知ってると思うんですけども、
“YouTube もう飽和状態じゃないか?今からやる人達はちょっと難しいかもね。”
とかよく聞くんですけれど、どう思いますか?

「これは、両方です。
要は、難しくもあり、でも逆にチャンスだとも言えるんです。
どういうことかと言うと、何もない素人の人がいきなり YouTube やるのは正直辛い時代。
tiktok とかやった方が、新しい人に対するボーナスがめっちゃあるプラットフォームなので、有名になりやすい。
でも逆に今まで活動されてきた、有名な方が YouTube やるには今が一番良い時期です。」

最近芸能人で、有名な方はじめてる方多いけど、それはあり得る?

「まだ全然あり得る。
先ほどユージさんがおっしゃっていた、プレイヤーが増えてきて飽和状態っていう風なことがありましたけど、
そういう状態になると YouTube からの広告収益で生活していくのは結構しんどいので、だけど、他の人にとっては逆に参入障壁が上がってるって言う事、
むしろ今やると目立ってるんですね。
なんか YouTuber の人は広告収益だけで食ってるんじゃなくて、
自分で物を作って売ったりとか、お店をやったりとかする宣伝の媒体として自分のチャンネルを使うほうが実は稼げるのです。
なので、芸能の方とか有名な方が、YouTube をやるんだったら、
そこを使って、将来何を売るのか、何で稼ぐのかっていうのを目標に
YouTube をやるほうがいいと思います。
動画でコミュニケーションできて、かつそれがアーカイブされる場所って YouTube しかないので、なので、そこで稼ごうって思ってやるよりかは、
将来 T シャツ売ってみたいな、じゃあファッション系の YouTube 日記代わりにあげてみるかというつもりで始めるの方が、むしろ上手くいくんじゃないですかね。」

ビジネスとして捉えないで、自分のブログを書いてきたように、
その感覚でアップできるなら良いのではないかと。

「まさしくその通りです。」

ラジオはどうなっていくと思いますか?

「ラジオは、ここからの巻き返しかなっていうに思います。
なんでかって言うと、個人向けのメディアコンテンツの方が明らかにウケる時代なのです。
YouTube も tiktok もすごく距離感が近いんですね。
ラジオもリスナーとの距離が近いじゃないですか。
テレビで言えば番組をご覧の皆さんって言うけど、
ラジオはリスナーのあなたっていう風な言い方をします。
そこにおけるコンテンツの作り方っていうのは、
ここから5 GB が普及して、皆が常時接続する時代になると、
そうなると、皆が好きなものを選ぶ時代で、
ラジオのコンテンツ作りっていうのは、まさにその時代に合ってて、
そこでコミュニティが作りやすいので、そこがお金を稼ぐ部分にこれからなっていくと思うので、ラジオも広告収益とかだけでビジネスするのではなくて、
ラジオの新しいビジネスっていうのを作っていくことができれば、これはすごく良い。
News Sapiensでそういうトライをしたくて、
NFT っていう、ブロックチェーン技術を使って、デジタルアートを販売するみたいな、ニューサピの中で、さっそく僕の滝に打たれてる写真を NFT で売ったんですね、これ1時間ぐらいで売れて、
買ってくるのはリスナーなわけです。
広告収益以外のビジネスモデル作りやすい時代にあるから、
そこを見つけて行きたいなという気持ちです。」

すごい素敵な、ラジオの前向きな話を伺えて、
ちょっとラジオやってる身としてもすごく嬉しい気持ちになりました。
ぜひ皆さんに楽しいコンテンツを届けられるように、
我々も頑張っていきたいと思っております。
本当に興味深いお話ありがとうございました。
ゲストはワンメディア株式会社 CEO の明石ガクトさんでした。
ありがとうございました。

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