三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2021.03.23

お茶×〇〇の可能性

株式会社TeaRoom
代表取締役CEO
岩本涼さん
カフェなどのお茶のプロデュースやお茶製品の商品開発、さらに静岡でお茶自体の生産を会社で行い、研究もされている会社。


ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週のゲストは株式会社 TeaRoom 代表取締役 CEO の岩本涼さんです。
よろしくお願いいたします。
1997年生まれ岩本さん大学、アメリカ留学を経て2018年にTeaRoomを設立されています。
9歳の時に茶道を始め裏千家での茶歴は15年目。去年、裏千家から「岩本宗涼」という宗名を拝名されています。
僕はお茶大好きなんですけど、まず基本的な質問から伺うんですけど、茶道(さどう)と茶道(ちゃどう)はどっちがどっちとかあるんですか?

「裏千家という所では”ちゃどう”と読みます。表千家だと一般的に呼ばれている様な”さどう”です。」

どちらもあるわけですね。僕らはこういう仕事してるところと”さどう”と読むのじゃないか?”ちゃどう”と読むのか、だけどこれからは表千家か裏千家かを知った上で読まなければ、そんな、表と裏の違いは何ですか?

「稽古場があって、そこの表門と裏門を分けあったっていう感じなので、もともと同じところからスタートしてます。」

「宗名」とは何ですか?

「利休が千宗易という風な名前を頂いているんですが、その宗の字を頂けるというところでして、稽古積むことによってその一門になれるというような名前が付けられています。」

必ず宗の字がつくわけで、それだから岩本宗涼さんになるわけだ。
これも知らなかったな、毎日お茶飲んでるのにこの事は全く知りませんでした。
今24歳ですね、これは年齢関係ないのですか?宗名っていうものもらえるには

「茶歴は関係があるんですが、年齢は基本的には関係ないと言われつつもですね、例えば私の一個上の教授になるんですが、教授職は25歳からって制限がついたりですね、実はこの年齢によっても区切られてたりします。表千家だと三十歳からしか取れなかったりするので、かなり若い方かなと思います。」

その宗名をもらえると何が変わるというか、出来ることが何か増えたりするんですか?

「自分で生徒を持てる事がおそらく一番のメリットかなと思っていまして、裏千家という肩書きを持ちながら生徒さんを持てるというところが」

教えられるようになるという事ですね。
株式会社 TeaRoom の事業内容なんですけど、三つの事業を展開されているということで伺ってるんですけど、まずはこの日本茶のプロデュースというのについてお聞きしたいです。

「今ですね日本茶の市場マーケットというのはですね、それこそペットボトルの清涼飲料水って市場しかほとんど存在をしていないと言うマーケット。
もちろん好きな方々いっぱいいると思うんですが、清涼飲料水の市場に比べたらとても小さいんですよね。それで日本との業界自体がですね、お茶の単価が下がっていたり、農家さんがどんどん離れてたりするといった中で、
私たちはどうにかお茶の需要を作っていかないといけないというところを取り組んでいます。なんでこれがプロデュース業と言われるところで、お茶×〇〇って事をキーワードとしているんですが、お茶×お酒とか、お茶×煙とか、お茶×空間、ホテルとかですね、そういった他業種の方々と組んでお茶の事業展開してます。」

後、お茶製品の商品開発事業も展開されている?

「今だと、ヨガとかマインドフルネスとか瞑想とか、いろんなお茶に紐付く事業ってのあると思うんですね、トレンドってのがあると思うんです。
ヨガの方々が、ヨガに合ったお茶を作りたいみたいになった時に、それの対応できるようにこの自社で組んでますね。」

実は、お茶をプレゼントで頂いたのですが、こちらも開発されているものですか?

「そうですね。日本のフレイバーティーを作っていたりするのですが」

これ以外にもお茶を自社で作っていらっしゃる?

「そうですね。今、静岡を中心に茶畑と工場を承継をして、現地に社員が2人移住をして、お茶づくりに励んでいる。」

他にはどういう商品がありますか?

「今東急ハンズさんと一緒にやっているのが、日本の国産のウイスキー樽に日本の国産紅茶を熟成させて、ウィスキーの樽の香りを纏わせた紅茶なんかも作っています。」

色んな動きされていますが、ターゲット層はどの世代をメインに動いてらっしゃるのですか?

「ミレニアムやZ世代 と言われる世代ですね、20代から30代の方々に向けて発信をを強くしている。」

お茶は守らなければいけない伝統と新しい考え方を守りつつも進化させなきゃいけないというところは難しいところあるんじゃないですか?

「大変ですね、伝統を築いてきた方々も今現存しているので、その方々への敬意を忘れないところをメインにしながら、やりたいことをやる」

新しいスタイルがこれからまた生まれてきそうだなとお話聞いていて思うのですが、どういうところにお茶ってのは今後価値が生まれてくると思いますか?

「お茶は精神性のことでいうと向き合うということを私たちは言っていて、向き合うってお茶で言うと、コミュニケーションとか内省とかって言われたりすると思うんですが、一対一、自分と向き合う時は内省っていうし、人と向き合う時はコミュニケーションとか、おもてなしって言葉が使われたりしますね。
向き合うってことを伴いながら、消費する体験というのがお茶の価値になるのかなと思っていますね。」

僕毎日何気にやってるなと思いますよ。一人で作業しようって思ってパソコンに向かうときまず最初にやるのは僕はお茶を入れるし、夫婦で食後にどうするかという時、お茶入れようかと言うのがコミュニケーションだと思いますね。
そろそろお時間来てしまいました、続き来週伺います。
最後にですね、これまで乗り越えてきたハードルを教えて頂けますか?

「ちょっと難しい話なんですが、合理的に進む判断と、非合理で進む判断っていうのがあると思うんですよね。日本のこの地方の場合、私たち地方にある企業でもあるので、非合理の判断って結構多いなーと感じていて、このパッションで押し切るとか、
ロジカルじゃないけどパッション押し切るみたいなところが強く日本の場合は必要だなという風に感じていますし、私たち若者だからこそ非合理のパッションを押し切りながら意思決定をするということができるんじゃないかなと思ってたりして、そこがハードルでありチャレンジですね。」

素敵なお話、ありがとうございました。
来週もよろしくお願いします。

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