三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2020.11.03

車中泊の場所とキャンピングカーをシェアする新しい旅の形

Carstay株式会社 代表取締役
宮下晃樹
日本には車中泊のポテンシャルがある


今週のゲストは、Carstay株式会社 代表取締役の宮下晃樹さんです。
宮下さんは1992年生まれ。
大学卒業後、監査法人でベンチャー支援に従事。その後、公認会計士として独立。
NPO法人「SAMURAI MEETUPS」を創業し、
地方へのインバウンド誘致を通じた地域振興を推進。
そして、2018年6月にCarstay株式会社を設立しています。

カーステイは日本初の車中泊やテント泊できる場所の
シェアリングサービスということですが、主な事業内容を教えて下さい。

「キャンピングカーや車中泊を誰もが簡単にスマホで予約・体験が
できるというサービスの運営をしております。
情報が散ってしまっていて、なかなかポータルで
車も場所も予約・検索ができるというのは今までなかったです。」

「オーナー様の空き地や空いている駐車場をキャンピングカーや
車中泊される方に貸し出すことで
ユーザーが簡単に車中泊できるところを検索出来て
予約できるサービスがカーステイになっています。
日本だと車中泊してもいいスポットがあまりないんです。
道の駅で休憩目的で車中泊できる所はあるんですけども
キャンピングカーに乗られる方は目的地をなかなか決められないことが多いんですけど
ここならいいよという場所を登録するのでユーザーさんも堂々と朝まで
寝ていられるというのをやっています。」

民家における空き地のような場所もあるのですか?

「軒先のような場所から、
広い所だと島原城の駐車場も登録いただいております。
1台分のスペースがあればご登録いただけます。」

トラブルは

「今のところ無く、やはり公園や店先などでみんなで車中泊されるほうが
トラブルが起きるんですけども
こちらのサービスは多くても1スポット2台くらいまでしか泊まれないので
そういったトラブルも少ないというのは特徴ですね。」

日本で車中泊が流行ると思いましたか?

「思っていました。
ポテンシャルがあるなと思っていました。
日本は治安がいいので、車中泊をしていて何か危ない目に遭う事も
そもそも少なかったり、コンビニもあるので買い物に行ったり
トイレを使いたい時も困らないです。
あと温泉も日本全国にあるのでお風呂にも困らないので
世界で一番車中泊しやすい国が日本なんじゃないかと思います。」

企業とのコラボもされているんですよね。

「遊休した空き地などを持っていらっしゃる会社様
最近ですとNTT東日本様が所有されている都会ではなく
日光の山間部なんですけどもWi-Fiが強くてですね、
なかなか車中泊をするとネットが入らない問題が起こりうるんですけども
なぜか田舎だけどめちゃくちゃWi-Fi入る!という
車中泊をしやすい場所の開拓も企業様と連携してやっています。」

無駄になっている土地を有効的に使えれば双方メリットがある
ということですよね。

「初期投資をあまりかけずに今ある土地を有効利用して
車中泊しやすい環境を作るというのがポイントになっています。」

地域を盛り上げるという事に繋がりますしすごくいい考え方ですね。
続いてクルマをシェアする「バンシェア」も、より具体的に教えて下さい。

「先ほどは車を持っている方がここに泊まれるというサービスなのですが
このサービスを先にリリースさせて頂いたら
キャンピングカー乗ってみたいし、車中泊してみたいけど
車が無いんだというお声をたくさん頂戴しまして
車自体をレンタルできるこのバンシェアを後からリリースしました。
ユーザーさんが個人で購入されたキャンピングカーを
乗らないときに他の方に貸し出せるという
個人間のカーシェアサービスをやっております。
キャンピングカーは維持費もかかるのでその負担を軽減する意味もあります。
またキャンピングカーを買ってみようかなという方が
買う前にいくつか乗り比べたいというのでシェアリングサービスを
使っていただくケースはけっこうありますね。」

日本人でキャンピングカーを持ってる人は、どれぐらいいるんですか?

「いわゆるザ・キャンピングカーだと12万台と言われているんですが
バンなども含めると200万台くらいあるといわれています。
キャンピングカーは小型化してきていて女性や若い方にも
より運転しやすくなっています。」」

軽自動車を改造した軽キャンなども価格帯が抑えられて
機能も充実したものがたくさんありますよね。
事故を起こしてしまったり、巻き込まれてしまったときの保険関係はどうなっていますか?

「キャンピングカーのカーシェアは今まで保険が日本になかったのですが
このサービスを出すにあたり三井住友海上様と共同で保険を開発させて頂いて
安心してご利用いただけるようになっています。」

カーステイにも保険があるとか?

「車中泊をシェアするサービスは今までなかったので
オーナー様も何かあったら困るよということですので
車中泊のほうもあわせて保険がついてきます。」

実際に評判はいかがですか?

「最初はどうなるかと思いましたが、おかげさまで
あるようでなかったよねと年間を通じて予約は頂いていますね。」

最後にこれまで乗り越えてきたハードルを教えて下さい。

「今乗り越えているのがコロナの影響というのがあります。
一方で三密を避けた旅やワーケーション目的で
ご利用いただき始めていますので
2020年もあと2か月ですけども
最後に思い出を作りたい方はぜひご利用頂けると嬉しいなと思います。」

ありがとうございました。来週もよろしくお願いします。
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