三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2020.10.27

大学時からインターネットビジネスの世界へ

アル株式会社 代表取締役
古川健介
漫画の読み方をちょっと変えることができたら


ゲストは、先週に引き続き、
マンガ情報サービス、アル株式会社 代表取締役の
「けんすう」さんこと、古川健介さんです。
今朝は「けんすう」さんの半生のお話をうかがいます。

インターネット大好き少年だったというけんすうさん。
ネットに触れたのはいつ頃だったのでしょうか。

「16 歳くらいで、マスメディアのテレビや雑誌でしか情報が手に入らなかった時代から
 誰でも情報を発信できて繋がれることにすごく衝撃を受けて、
 その頃からよく触っていましたね。」

実は大学入学前に、掲示板の運営もされていました。

「受験生だったのですが、大学受験の情報がまだインターネット上にない時代で
 たくさん情報を手に入れて上手く生かしたいなと思ったので
 大学受験生が集まるような掲示板サイトを作って運営していましたね。」

大学入学後も運営されていたんですよね。
これは学生の時に起業したということですか?

「元々は趣味でやっていて、その繋がりから匿名掲示板を誰でもレンタルが
 できるようなサービスの会社の社長を大学2、3年生の時からやっていました。
 当時「2 ちゃんねる」を運営していた西村博之さんがこの掲示板を作ったんです。
 社長は誰かにやらせようと彼とその友達が考え
 繋がりの中で一番社長っぽくない人にやらせようということで
 僕がやることになりました。」

そんな中で、実際に運営してみて感じたこととは。

「当時の環境もあるのですが、お客さんが集まってもそれをお金にするというのが
 非常に難しく、数字は伸び続けるけどお金は入らない状態で
 大変だなと思った記憶があります。」

ビジネス経営が難しい時代からインターネットで事業をされていました。
その後リクルートにも就職されますが、その会社はどうしたのでしょうか。

「社長に就任してから1年後に就職活動で
 堀江さん時代のライブドアを受けた際、面接のときに、
 面接もそこそこに、それよりも、『したらば』を売ってくれないかと言われ、
M&A の交渉の場になり、そのままライブドアに買収されたということですね。
 その後、ライブドアでバイトをしていたのですが
 当時のライブドアはレベルが高く技術的にも優れていて
 学生がパッと入って活躍できるような状態ではなかったので
 新卒から段階を踏んで成長できる会社にしようと思い
 リクルートに入社しました。」

リクルートではどんなお仕事をされていたのですか?

「1年目から事業開発室という部署で色々なインターネットサービスを
 やっていました。当時リクルートはまだ紙のほうが主流で
 でもインターネットでお店探しとかするようになるよねという危機感があったので
 インターネットに詳しい私などが地図サービスのプロデューサーをやったり
 当時ブログが出始めたので、ブログウォッチャーという
 ユーザーさんが作ったものから検索出来たり
 情報を探せるサービスをやっていました。」

そして、まだリクルートにいる時に、ハウツーサイト「nanapi」の代表取締役に就任。
再度、起業をされています。

「リクルートにいるときに会社を立ち上げて
 副業のように半分遊びのような感じでやっていました。
 ただ副業的にやっていてもなかなか本気になれず難しいので
 その後独立して一本でやるようになりましたね。」

nanapiマンガからマンガ情報サービスの「アル」の事業には
繋がりがあったのでしょうか?

「繋がりはなく、「nanapi」は2009年に作り
 5年くらい運営していたのですがKDDI に買収され
 その中で働いていましたが、昨年また独立したという流れですね。」

会社を作っては売り、作っては売り…
魅力のあるものを立ち上げていらっしゃるという証拠ですね。

「きちんとお金にして会社にするという事が
 出来ていない裏返しだとも思っていて、ずっと課題だともいえますね。」

最後に、これからの夢を教えて下さい!

「漫画の読み方をちょっと変えるようなものもやりたいなと思っていて
 今アルチャムという名前で作っているのですが
 みんなで作者さんがマンガや絵本を説明しながら配信できるサービスを
 作っていて、それをヒットさせるのが今の夢ですね。
 今度、西野亮廣さんとえんとつ町のプペルを配信するので
 上手くお客さんに刺されば新しいクリエイティブの見せ方ができると思うので
 頑張っています。」

2週にわたってありがとうございました!
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