今週のゲストは、メンズスキンケアブランドを展開している
株式会社バルクオム 代表取締役CEOの野口卓也さんです。
野口さんは1989年生まれ、東京のご出身。大学を１９歳で中退し、起業。
様々な企業を立ち上げたのち、
2013年にメンズスキンケアブランド、BULK HOMMEの事業をスタート。
2017年に株式会社バルクオムを設立されています。

それではまず、基本的なところから。バルクオムの現在の主な事業を教えて下さい。

「社名と同じくバルクオムという名前でメンズスキンケアのブランドを展開しています。
　国内での販売がメインになっているのですが、今は海外での展開も拡大しているところです。」

メインは男性用、メンズということなんですよね。

「そうですね。女性用の化粧品は世の中にたくさんあると思うんですが
　男性向けはまだまだ選択肢が少ないなと思っていて
　それが立ち上げたきっかけになりますね。」

商品を見ると、パッケージがすごくシンプルでモノトーンになっています。

「そこは非常にこだわっていまして、中身にお金をかけたいので
　パッケージにお金をかけ過ぎるのもよくないなと思いつつ。
　でもお風呂場に置いてもおしゃれなデザインにしたいなという思いも
　非常に強くて今のパッケージになりましたね。」

男性的な感じがするので手に取りやすいなと思います。
バルクオムの事業自体は2013年にスタート。男性からの評判はいかがですか？
　
「僕1人で始めて、化粧品の法律とか広告の知識も勉強しながら
　立ち上げた形になるんですけど、一番最初に試作品を作った時から
　試してもらったユーザーからは評判が良かったので、
　これは手応えがあるなという感じはすごくありました。」

このバルクオムという社名にはどんな意味があるのでしょうか？

「それはすごく嬉しい質問なのですが、
　バルクというのが、全く知識がない時に化粧品の製造業界の中で
　使われている"容器の中に充填する液体やクリーム"のことをバルクと呼ぶんです。
　そのバルクに命を賭けて研究・開発していこうというのが
　社名の由来でもあったりします。」

日本のメンズスキンケア市場は今、広がっているのでしょうか？

「めちゃめちゃ広がっていますね。特に10代20代の若い方は
　スキンケアしていて当然というようになってきましたね。」

最近は薬局などにもメンズコーナーが増えましたもんね。
男性の意識が変わってきている感じがしますが、なぜ変わってきたと思いますか？

「SNSでの海外の方々の投稿など、色んな情報が増えてきて
自分磨きしてもいいんだというマインドが生まれてきているという感じがありますね。
　女性はスキンケアやメイクをするのが当たり前でしたが、
　男性にもきているなというのがここ数年です。」　

世界的な動きとしてはどうですか？　

「アジアでは男性向けのスキンケアやメイク、
　日本ではメイクはこれからだと思っていますが、ものすごく盛り上がっています。
　日本、韓国、中国は半端じゃないです。」
　　
野口さんご自身も使っているんですか？

「もちろんです。他の会社さんの製品を試させて頂いたりもしていますし
　基本は自社の商品を愛用しています。」

お肌すべすべですもんね！
イメージですと、一般的に化粧品の会社は女性がターゲットで、
社員も女性が多いのかな？と思っちゃいますが、
メンズが対象のバルクオムさんは、男性が多いんでしょうか？

「今は数十名の会社になってきたのですが、男女半々くらいでやっています。
　バランスよく社員の意見を聞きながら物作りをしていますね。」

さて、そろそろお時間です。
野口さんには来週もお付き合いいただきます。
最後にこれまで乗り越えてきたハードルを教えて下さい。

「大変なことはたくさんあったのですが、実はこうやって人前でお話しさせて
　いただくことが苦手で、結構引っ込み思案なんですね。
　打ち合わせやプレゼンを経験して、ようやく人並みに話せるようになったな
　と思っています。もっと磨いていければと。」　　

ありがとうございました。野口さん、来週もよろしくお願いします。