ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週と来週のゲストは、atama plus 代表取締役の稲田大輔さんです。
稲田大輔さんは、大学の工学部から大学院を経て、三井物産に入社。主に教育事業を担当し、2017年に大学の同級生たちとatama plusを創業されています。

今週はアタマプラスの事業内容をうかがいます。「AIを用いた学習システム」とうかがっていますが、どういったサービスなのでしょうか ？

「AIと人を組み合わせた教育サービスが「atama+」です。全国の塾や予備校を中心に小中高生向けのプロダクトを提供しています。オンライン塾もあるので、国内にお住まいの方であればどこからでも使えます。」

具体的には「atama＋」にはどういった特徴があるのでしょうか？

「今までの教育はみんなが同じものを受けるというのが当たり前でしたが、アタマプラスでは子どもたち 一人ひとりの強みや弱み、学習履歴、目標など学習中のさまざまなデータを分析して、その子のためのカリキュラムをAIが自動的に作成して、効果のある学習を行えるのが特徴です。」

子ども達が「やってるだけ」になったりしませんか？

「もちろん講義動画を見てるだけ、問題を解いているだけではできるようにならないので、リアルタイムで生徒の理解状況を診断して、常に一人ひとりに合った学びを提供することで、ただやっているだけにならないようにしています。カリキュラムのパターンは無限大にあるので、一人ひとりの学習状況に合わせた勉強が可能です。塾の先生向けに対しても、生徒の学習状況を可視化するプロダクトも提供しているので、塾の先生にとっても各生徒の得意・苦手を把握しながら、生徒に合わせての指導をすることができます。 」

atama＋を使った塾や予備校の生徒の成績ですが、どのようなスピードでどうアップしているでしょうか？

「例えばですが、1月に高校生が受ける全国共通テストがありますが、それの対策授業のために2週間アタマプラスで学習したところ、1.5倍成績が上がったというデータがあります。」

最後に、これまでのハードルを教えてください。

「一つ大きなハードルがあったと絞りきれないですが、創業して7年目で、まだまだハードルだらけなので、
これからも起こりうるたくさんの課題を乗り越えていきたいと思っています。」

atama plus 代表取締役の稲田大輔さんでした。ありがとうございました！