三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2023.04.11

日本の魅力をもっと世界に広めたい

株式会社Oyraa
代表
コチュ・オヤさん
日本の魅力をもっと世界に広めたい



今週のゲストは先週に引き続き、株式会社Oyraa 代表のコチュ・オヤさんです。
よろしくお願いします。コチュ・オヤさんはトルコのご出身。日本の大学院を卒業後、コンサルティング会社に就職、2017年に株式会社Oyraaを創業されています。

今週は創業にまつわることについて伺います。東京大学に入学された経緯を教えてください。

「オムロンでインターンシップをしていたときに読んでいた半導体の論文のほとんどが、藤田先生という東大の先生が書かれていて、その論文にすごく興味を持って藤田先生の研究室で勉強したいなと思い入学しました。」

大学に入学されて勉強する機会には恵まれましたか?

「大学ではとてもいい経験をさせていただいて、その頃は半導体以外に経済とか政治だったり色々なことに興味を持っていて、半導体の研究室は駒場にありましたが、他の授業を受けるために本郷キャンパスに通ったりもしました。」

何がきっかけで自分でビジネスを起こそうと思ったのですか?

大学を卒業した後、エンジニアリングとは全く関係ない経営戦略コンサルティング会社へ就職してから、日本で暮らす外国人の友人から英語も日本語も話せるから通訳して欲しいという電話がかかってくるようになりました。そのような電話が多くなってきた中で、自分にも仕事があるしプロの通訳者ではないということで通訳サービスを紹介しようと思ったところ、個人で使えるサービスがないことがわかりました。もちろん通訳の会社はたくさんあって、通訳者もたくさんいましたが、いざ予約しよう、使おうと思ったときに、半日以下で予約できない、いつでも使えるサービスがないということに気づいて、そのときに個人向けのマッチングプラットフォームを作って、すぐに電話できて、1分でも2分でも、10分でも1時間でも通訳を頼めるようなシステムを作ろうと思いました。」

最初は日本で起業されたのですか?

「2016年の創業時に一緒に立ち上げたメンバーが1人いて、その人がスイス人でスイスの方がいろいろメリットがあると言われてスイスで立ち上げたのですが、その後私1人で続けることになって、1人でやるなら大好きな日本で立ち上げたいなと思い、2017年に日本で起業しました。」

コチュさんは日本に帰化されていますが、帰化することは大きな決断でしたか?

「帰化を決めたのは結構早かったです。変な言い方ですが生まれた場所はトルコではなく日本だったんじゃないかと感じるほど日本が大好きで、ずっと日本で生きていたいと思っていました。」

最後になりますが、これからの夢を教えてください。

「私が日本大好きというのは何度も申し上げたんですが、私が子供の頃は日本というとパワフルで、すごく素敵な人たちが集まっていて、経済力も競争力も素晴らしい国というのがあったんですね。そこから日本に住むようになってさらに日本のことを好きになりましたし、日本には素敵な部分がたくさんあると思っています。ただ、まだ世界中に伝わっていない日本の魅力も多いと思いますし、それを広めてグローバル競争力と経済力を取り戻してほしいということがわたしの夢です。半導体もそうで、日本はそもそもそういった技術は得意分野なのに、広めていかないのは本当に勿体ないと思います。日本はリスクを冒すことをあまり好まない国というのはあるんですけど、もう少しアグレッシブに、勇気を出せばもっと良くなると思っています。」

株式会社Oyraa 代表のコチュ・オヤさんでした。ありがとうございました!


«Prev || 1 | 2 | 3 |...| 55 | 56 | 57 |...| 375 | 376 | 377 || Next»
  • Facebook
  • X
  • LINE

TOP