三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2017.12.12

様々なロボットが共存する世界に!

青木俊介
ユカイ工学株式会社
代表
青木俊介
ロボットが生むコミュニケーションの可能性

先週に引き続き、スタジオにお越し頂いたのは、
ユカイ工学株式会社 代表 青木俊介さん。
東京大学在学中の2001年、猪子寿之さんらと、ともに
チームラボ株式会社を設立。
ピクシブ株式会社のCTO・最高技術責任者を務めたのち、
2011年ロボティクスベンチャー ユカイ工学株式会社を設立し、
ロボティクスで世の中をユカイにする”をテーマに、
面白いプロダクツを発表し続けています。

前回は、ユカイ工学が開発したQooboという、
猫のように尻尾が動くクッションを紹介していただきました。
我々に癒やしを与えてくれるユニークなロボット、
開発のキッカケについて伺いました。

「会社内で毎年新製品合宿みたいなのを行っていて、
 そこでみんなでデザイナーとあとエンジニア、技術者が
 ペアでチーム分けしてですね、5チームくらいで試作品を用意して
 競うということをやっていて、そこで生まれてきたものなりますね。」

このQooboを通して、様々な発見があったと青木さんは言います。
 
「尻尾をつけてみると最低限なんですけど、触れると反応して、
 返してくれるっていう安心感がすごく癒しになるんだなぁって。
 たまに電池切れてて、反応してくれないと嫌われたのかなぁと(笑)。
 Qooboを通して発見したのは、癒やしって必ずしも
 言葉のコミニケーションは必要ないうことを実感したというか、
 言葉を使わない仕草とかそういうコミニケーションっていうのは、
 ロボットならではのコミニケーションなので、
 そこに非常に可能性があるんじゃないかなぁと思っていますね。」

そんな青木さんが目指すロボットとの理想の暮らしについて伺いました。

「僕が理想だなぁと思うのは、トトロの世界みたいに、
 家の中のいろんなところにいろんなものがいる世界ですかね。
 例えば、ルンバはすごく便利ですし、
 ルンバなりの可愛さがすごくあるないですか。
 でもルンバを膝の上には多分乗せないと思うんです、掃除機ですから。
 でも、床にいつもいるそういう存在もいるし、
 膝にいるQooboみたいな存在もいるっていう、
 そういうものが増えたら楽しいなぁと思っています。
 1番いいなと思うのはさっきのトトロの世界のような色んなちっちゃいものが、
 共存して住んでるって言うような世界ですかね。
 まぁ僕はペットも凄い好きで、会社でも蛇とかカエルとかドジョウとか、
 いろいろ飼っているんですけど、すごいロボットが一個あるというよりは、
 可愛いロボットがいっぱいいるっていう方が、僕は理想かなと思っています。」

大きな企業とは一味違ったユニークなロボットを開発するユカイ工学。
今後、益々厳しい競争が予想される業界ですが、
「僕達が戦える場所は確実にある」と力強く語った青木さん。
これからもどんなロボットを開発してくれるか楽しみですね!

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