三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ 鈴村健一 ハードキャッスル エリザベス20代〜30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2019.06.04

遺伝子から生命を解明したい

株式会社ジーンクエスト代表取締役 兼 株式会社ユーグレナ執行役員
高橋祥子
遺伝子情報をマルチなヘルスケアに

今週も【株式会社ジーンクエスト代表取締役 兼
株式会社ユーグレナ執行役員の高橋祥子さん】をお迎えしました。

大学院在学中に「社会人経験なし」で起業された高橋さん。

「会社というものが何か分からないまま
 会社を作らなければいけなかったので苦労しました。
 ビジネス経験者の方にも入っていただいて、学びながらやったのですが
 Webサービスの作り方や、営業の仕方、ビジネスマナーなど
 何も分からないままで、自分も成長しながら
 会社も成長させていったというところですね。」

もともと高橋さんは研究者。遺伝子に興味を持たれたのはどうして?

「遺伝子という訳ではなく、生命の仕組みに興味を持っていて
 遺伝子情報が根本にあるから扱っているということなんです。
 元々私の家族に医者が多いのですが、医者は病気になってから治療する。
 それは素晴らしいことなのですが、
 私の場合は”何でそもそも病気になるんだろう?”とか
 ”病気になる前に予防が出来ないのかな?”という仕組みを研究したいと思い
 生活習慣病の予防のメカニズムを扱う研究室にいたんです。」
 
そんな中、大学祭で行なったことというのが…

「学祭でアルコールの耐性の遺伝子の解析を提供しました。 
 急性アルコール中毒が問題になっていたので
 その予防の為になるのではないかということで
 お酒が飲める体質かどうか、アルコール中毒になりやすいかどうかを
 遺伝子から調べると。おそらく学祭でも史上初のことだったと思います。」

その時の反響はどうだったのですか?

「すごい反響ですぐ売り切れてしまったんですよね。
 ただ、賛否両論ありまして、アルコールの遺伝子を調べると
 食道ガンのリスクも分かってしまうので
 そういった情報を気軽に扱ってしまっていいのかと
 心配する声もありました。」

その声を受けて、高橋さんはこんなことを感じたと言います。

「いいと思ってやっていることに対しても
 色んな意見があるということと、
 こういう点に注意しなければならないということを学んで
 企業の際に活かされました」

サイトには「この情報を知ることはあなたにとって
有益だけでない可能性もある」という注意書きがあり
理解して受け入れる意味を考えてからご登録くださいと
丁寧に書いてあるのが印象的でした。

「そうなんです。例えばガンのリスクが高いことを知ることで
 精神的な負担を受けてしまう可能性もゼロではないので。
 前向きに行動を変えていけばいいのですが。
 デメリットも理解した上で、知りたい権利・知りたくない権利を
 担保する必要があると思っています。」

この遺伝子解析サービスはまだまだ日本では馴染みがありません。
今後どういう目標を設定していますか?

「今、世界中の遺伝子研究はほとんどが欧米系の集団の研究なんです。
 とはいえ、日本人やアジア人でいうとバックグラウンドが
 非常に異なることが分かっています。
 まずはアジアのデータを集めていき、
 サービスを広げ、研究を重ねながら活動を広げていくことを
 日本・アジアでやっていきたいと思っています。」

他業種とのコラボサービスではどんなものが想定されますか?

「今は医療の中で遺伝子が使われていますが
 今後は色々なヘルスケアに関わっていると思うのです。
 例えば、食事や栄養のサプリメント、また運動も人によって
 体質が変わったりします。
 睡眠、ストレス、美容など色々な領域に応用可能なのです。」

最後に、高橋さんにこれからの夢を伺いました。

「私の夢は、生命の全貌を解明することなんです。
 解明できるとその法則性を使って、
 人や社会、国が抱えている問題を解決できると思っているので、
 それを遺伝子分野というアプローチで進めていきたいと思っています。」

高橋祥子さんありがとうございました!
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