三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ 鈴村健一 ハードキャッスル エリザベス20代〜30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2020.01.21

日本全国でお互いを知る国際交流の機会を増やしたい

株式会社ジェイノベーションズ代表取締役
大森峻太
全員印象に残ったのは”おばあちゃんの豆腐屋さん”と答えたんです


ゲストは、先週に引き続き、インバウンド事業をメインに展開している
株式会社ジェイノベーションズ 代表取締役の大森峻太さんです。
前回は、観光を仕事にしようと思ったきっかけ、
会社立ち上げの頃のお話を主にうかがいました。
今週はインバウンド事業の可能性についてです。

インバウンドの盛り上げは政府の方針でもありますし、
今年はいよいよオリンピックがあります。

近年、ガイドする観光客はアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアの方達が
すごく多いと言います。欧米の方が多いのにはこんな理由がありました。

「私たちのサービスが英語で行なっているというところもあるのですが
 ガイドを使うのはもともと欧米の文化なので。
 もちろん団体などではアジアの方からの依頼もあったりしますが、
 少人数でのツアーは欧米で発展したところもあるので
 欧米の人たちが使われることが多いですね。」

ガイドするコースはどうやって決めているんでしょうか?

「どういうコンテンツにしようかと、色んな人と話していく中で
 ”あそこに面白い包丁屋さんがあるよ”と聞いたら
 おじいちゃんの職人さんなどに
 "ここをガイドのツアーとして案内してもいいですか”と話しに行ったり
 街を歩いていて”この街は面白いから是非外国人に知ってほしい”と、
 ここは絶対に行っておいたほうがいいというスポットだけを
 ピックアップして教えるなどをしているので
 ツアーによって内容がまったく違うという状況ですね。」

日本人があまり注目していないけど、意外に人気のスポットは?

「この間すごく面白かったのは、メインの観光地ではない場所を指定して
 案内してくださいというお話が来たので実際に回ってみたら
 本当に全然観光する場所が無いんです。
 色々歩いていたら、どこにでもあるような
 おばあちゃんがやっている豆腐屋さんがあって
 “この場で豆腐を切ってもらって、食べさせてもらうことは出来ますか?”
 と聞いたら、
 ”そんなことをする人はいないけど、あなたがやりたいんだったらいいよ”
 と言われて、実際に食べたら美味しかったのでこれは面白いなと。
 色々な観光地に連れて行く途中で、その豆腐屋さんに連れて行って 
 おばあちゃんはまったく英語が話せないんですけれども
 その場で豆腐を切って、業務用の醤油をかけてくれて
 割り箸でみんなで食べて…ということをやったんですよ。
 最後に全員に”今日一番面白かったのは何?”と訊いたら
 全員”おばあちゃんの豆腐屋さん”と答えたんです。
 そういうローカル体験のような、他の旅行者が殺到していないような所に 
 特に欧米の人たちは行きたいという思いが強いので
 そういうローカルスポットのほうが逆に受けたりしますね。」

海外で地元の人しか行かない定食屋さんに行ってみたい!と思うのと同じ感覚ですね。

「英語メニューを整えていくのはすごく大事なんですけど
 それをやり過ぎると避ける人たちもどんどん出てくるというところでいうと
 すごく可能性があると感じました。」

間も無く東京オリンピックも開催されます。
オリンピックに向けて今準備しているプランなどはありますか?

「元々オリンピックに向けて、私たちの方で特別何かをやろうということはなく
 今まで通りのことをやろうと思っていたのですが
 やはりオリンピックとなると、企業さんや自治体さんなどの色々な案件というか
 期間中こういう対応をしてもらえますか?という話がたくさん来ているので
 今それに向けて人材育成のようなことをしています。
 ガイドや、現場スタッフの育成もしているというところですね。」
 
日本の観光業はこれから伸ばしていかなければいけないビジネスだと思いますが
将来どうなると見ていますか?

「オリンピックが終わったら日本はインバウンドもうダメだよね。と
 よく世の中の人たちに言われるのですが
 過去のオリンピックのデータを見てみると
 オリンピックが終わった後に、北京以外は伸びているんですよ。
 基本的にはオリンピックが終わった後も伸び続けるというのが傾向としてあって
 その国の魅力というのもあるんですが、
 世界中で海外旅行をする人たちが増えているんですよ。
 特にその中でもアジアの人たちというのがあるので
 そういうところで言うとまだまだ日本はチャンスがありますし
 絶対伸びると思いますね。」
 
一方、京都は観光客が来過ぎて困る…という状況も出ています。
難しい問題ですが、大森さんはこう考えています。

「観光客は来るなというような雰囲気が出てきてしまってはいるんですけど
 結構ここって地元の人たちと外国人観光客の認識が一致していないというか
 誤解している部分もすごく多かったりして、日本全体としては
 まず日本人にも外国人観光客にもお互いを知ってもらえるような
 機会を増やしたほうがいいと思いますし、
 日本は今までずっと数だけを追ってきたんですけど
 数だけではなくしっかりお金を落としてもらわないと
 地域にお金が落ちていかないというのもありますので
 そういう数だけでない質の施策を自治体とか色んな地域はやっていかないと
 いけないんじゃないかなと思いますね。」
 
さて、最後にこれからの夢を教えて下さい!

「日本はグローバル化というところとは逆で、
 日本に閉じこもる人たちが増えてしまっていて
 パスポートの取得率も23%くらいなんですよね。
 なのでもっと海外のことを知ってほしいですし、
 海外のことを知らないと世界でも取り残されてしまうし
 色んなところで戦争も起きてしまっていますけど、
 お互いのことを知らずに起きてしまっていることもすごく多いと思うので
 まずは国際交流の機会を日本全国で増やしていって
 海外にまったく興味のなかった自分のような人たちも海外に行き始めたり、
 少しでも知らない人たちのことを知ってもらうことが出来たらいいなと
 思ってやって行きたいと思います。」

2週にわたってありがとうございました!
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