三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ 鈴村健一 ハードキャッスル エリザベス20代〜30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2020.06.16

多くの人の農業のイメージを変えていきたい

株式会社ビビッドガーデン 代表取締役社長
秋元里奈
農業は解決されていない課題が非常に多い領域


今週のゲストは、「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデン 代表取締役社長の秋元里奈さんです。
神奈川県相模原市の農家に生まれた秋元里奈さんは、
慶應義塾大学理工学部を卒業後、DeNAに入社。
web サービスのディレクターやスマホアプリの宣伝プロデューサーなどを担当。
2016 年 11 月にビビッドガーデンを創業されています。

ビビッドガーデンさんが運営している「食べチョク」は、
コロナの影響で販路を失った生産者向けの直販サイトとして 今とても注目されています・・・
ビビッドガーデンの主な事業を教えて下さい。

「ビビッドガーデンの主な事業は「食べチョク」というサービスで
 農家さん、漁師さんが全国から集うオンラインマルシェを運営しています。」

「食べチョク」はどんなサイトなんでしょう?

「農家さんや、漁師さんといった生産者の方が直接消費者の方に
 野菜やお肉、お魚などを販売している会社で
 全国から1,600以上の生産者さんにご登録いただいています。」

ここからは秋元さんのお話を
秋元さんがなぜ農業の道を選ばれたのかが、気になるところ。
なぜ農業を選ばれたのでしょうか?

「実家がもともと農業をしておりまして、農家の娘に生まれたんですが
 中学生の時に実家が廃業していて、農業は継ぐなと言われて育てられてきたんですが
 社会人になった時に荒れてしまっている実家の畑を見て
 なんで農業をやめてしまったんだろうと思ったのが最初のきっかけでした。」

大学は理工学部、どうして理系に進学したんでしょう?

「理系は物理と数学が好きだったので高校時代は理系に行ってたんですけども
 興味があったのは金融の領域だったので
 いろいろ探していたら 慶応の理工学部は「金融工学」という学問があって
 「理系の経済学部」のような感じなんですけども
 大学はそこを選びました。」

好きなことや興味のあることに向かっていらっしゃいますが
金融関係ではなくDeNAに入社されている。

「金融系に行きたいと思い、就活では証券会社さんや日銀さんなど
 堅い所を受けていたんですが、たまたま行ったDeNAの説明会で
 当時創業者の南場智子さんが講演をされていて
 その熱量に驚いたというのと、転職1年目の社員の方が
 バリバリ仕事をされているのを見て
 DeNAだったら短い期間で大きく成長できるなとか
 何か自分がやりたいことを見つけた時にそれを自分で実現できる力が
 つくかなと思い、結局金融系ではなくDeNAに入社を決めました。」

DeNAではどんなお仕事をされたのですか?

「けっこう色々やっていまして4部署くらいいたんですけども
 新規事業やアプリのマーケティングといったことをやっていました。」
 
そして、2016 年にビビッドガーデンを起業されますが
いずれ起業しようと考えていたのですか?

「実は起業はあまり考えていなくて
 何かやりたいことがあったらDeNAの中で新規事業でやればいいと
 思っていたんですが、初めてやりたいと思ったのが農業の領域で
 DeNAの中だとなかなか成功事例が少ない業界なので
 難しいなと思って考えた時に起業が唯一の選択肢だったという感じでした。」

こうやって聴いていると、やりたいことを見つけてそこに進んでいかれていますね。
ビビッドガーデンを起業されるにあたって、
何をメインに展開しようと考えたのですか?

「農業という軸だったのですが、それ以上は決めていなくて
 幅広く色々見ていました。その中で根本にあるのが
 農家さんがこだわっても儲かりづらいとか
 販路がないと言う声が非常に多かったので
 そこをまず解決する事業をしたいなということで
 それは起業してから決めたことだったんですけども
 一旦箱で会社を作って、その後に食べチョクの構想に至っています」

食べチョクがあって起業したわけではないんですね。

「そうですね。それこそ空き農地の問題を解決したほうがいいのかとか
 いろいろ幅広く考えて、やはり農家さんの販路を作るというところに
 着地して、そこからそのために食べチョクという形でたどり着いた感じですね。
 農業で何かやるということだけ決めて、その何かを決めずにとりあえず会社をやって。」

実際に農業のビジネスに触れていくと、販路の問題が大きい問題だという事に
気づいたわけですね。

「やはり色々話を聴いていると、解決されていない課題が非常に多い領域だと
 感じたので、この先一生かけてでもやれることがいっぱいあるし
 やりたいなと思ったのが大きいです。」

農業ビジネスのどんなところに可能性があると思いますか?

「まず売り先というのは一番大きな課題なんですけども
 それ以外にも人材、人が足りなくなったりとか
 農地が空いているけど使えないとか
 機械が買えないとかお金の話だったり、本当に色んな話があるので
 食べチョクもビビッドガーデンの一つの事業なんですけど
 それくらい色んな事業を展開していきたいなと思っています。」
 
色んな人を繋ぐビジネスが農業に必要なのだと感じたのですが
そういうものなのでしょうか?

「ほかの業界に比べるとまだIT化が進んでいないので
 そこには非常に可能性があるかなと思っています。」

そういったものの整理があれば、夢のある職業になっていきそうですね。

「そうですね。スター農家というかあこがれるような農家さんに
 たくさん出てきてもらって、多くの人の農業のイメージを
 変えていきたいと思っています。」

では最後にこれまで乗り越えてきたハードルを教えて下さい。

「人集めかなと思っています。
 農家さん集めもそうですし、投資家集めもそうですし従業員集め。
 本当に協力者を集めるところはすごく苦労しました。
 なかなか協力者が集まらなくて…
 本当に地道に信頼を積み重ねていって
 農家さんなら一緒に農作業を手伝う、仲間は本当に
 何回も何回も口説き続けてという感じで乗り越えました。」

コミュニケーション、人に信じてもらうことが大事という事ですね。
ありがとうございました。来週もよろしくお願いします。
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