三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ 鈴村健一 ハードキャッスル エリザベス20代〜30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2020.06.30

"お手伝いしながら、知らない町に旅に出る"マッチングプラットフォーム

株式会社おてつたび 代表取締役 CEO
永岡里菜
みんなが知らないような町に人が来てほしい、魅力を知ってほしい


今週のゲストは、株式会社おてつたび 代表取締役 CEO の 永岡里菜さん。
永岡さんは三重県のご出身。
大学卒業後、イベント会社に入り、様々なプロモーションやイベントを担当。
イベント会社を退社後、ベンチャー企業を経て2018年に「おてつたび」を創業されています。

「おてつたび」の主な事業を教えて下さい。

「 おてつたびは「お手伝い」と「旅」を掛け合わせた造語になっていまして
 "お手伝いしながら、知らない町に旅に出よう"ということを掲げている
 Web上のマッチングプラットフォームになります。
 基本的には人手不足で困っている収穫時期の農家さんだったり、
 ハイシーズンの旅館さんと、色々な地域に旅行に行ってみたいという若者を
 マッチングしておりますので多種多様です。
 雪かきや梱包、お祭りなど色々なものがあります。」
 
これまでに面白いマッチングにはどんなものがあったんですか?

「いっぱいあるんですけども、例えば南三陸のほうで
 ワカメの刈り取りをひたすらやるお手伝いだったり
 旅館さんのハイシーズン前の大掃除だったりがありますね。」

とても楽しそう!学生さんならいい経験になりますよね。

「普段東京ではできない経験をしてみんな帰ってきてくれています。」

旅人は、宿泊代や食事代をお手伝いという形で支払うというシステム。
交通費はどうなっているのでしょうか?

「実質費用が掛からずに色んな地域に行ける形になっています。
 交通費は地域でしっかりお手伝いしてペイしようという形で
 最初はかかってしまいます。
 知らない地域に行く交通費は意外とネックになる部分がありますので
 地域でしっかりお手伝いしてペイして、日本各地の色々な地域に
 人が巡ってほしいなと思い、こういった形になっています。」

農家さんの場合は、その農家さんの家に泊まるんですか?

「農家さんのおうちに泊まります。もし農家さんがダメな場合は
 例えば神社に泊まるだとか、なかなか無い経験で話を聴くと楽しそうでしたね。

お手伝いする時間はどう決めているんですか?

「基本的にはWebサイト上にこの時間お手伝いしてほしいというのが
 記載されています。あとは何かあれば当日行って地域の方と交渉していただきます。
 例えば朝5時から10時までとうもろこしの収穫をひたすら一緒にやってほしいなど
 決まっていたりするので、そこありきが多いかもしれないです。」

空き時間はどこで何をしていてもいいんですか?

「大丈夫です。みんな色んな所を旅していますね。」

「おてつたび」での思わぬトラブルもあるのでしょうか?

「大きなトラブルは無いのですが、農家さんだと天気に左右されるものもありますので
 台風が来て行けなくなってしまったなどはありますね。」

お手伝いする旅人、迎え入れる農家さんや旅館さんからは、どんな感想が届いていますか?

「農業や地域に興味のある子たちが多く行っていますので
 かっこいい大人の人たちに会って感動したですとか
 そもそも田んぼを見たことがない子もいるんですね。
 田舎を持っていなくて、そういったものに憧れている子たちは
 ドラマで観るような光景だった!と目をキラキラ輝かせながら言ってくれたりもしますね。」

就職する前に働いてみるというのもいいですね。

「そうなんです。おてつたびを使ってくれている子たちは
 東京で就職しなきゃと思っている子もいたようなんですが、
 地域で就職するのも楽しそうと考えてくれる子も多いのでそこの橋渡しをとは思います。」

お試しで農業、地域活性化。働くところがないというイメージの払しょく。

「こんなにかっこいい大人がいるんだ!と感動するので
 知らないだけというのはあるなと思います。」

永岡さんのお話を伺います。
大学卒業後、イベント会社に入っていますが、退職。
その後、起業しようと思われたのはどうしてだったんですか?

「私自身、起業のキの字も興味がない人間で
 大学は教育学部に行っていたんですか、2社目に働いた会社が
 私を含め3〜4人程度のベンチャー企業だったんですけども
 そこのユーザーの方たちに"代表がいたから今の自分がいる"と言われているのを見て
 純粋にかっこいいなと思いまして、おこがましい話ですが
 誰かの役に立ちたいと思い起業を少しずつ意識するようになったという感じです。」

おてつたびの発想は起業の前からあったのでしょうか?

「なかったです。日本全国の素敵な地域を知るきっかけを作りたいという思いから
 スタートしておりまして、私自身が三重県の尾鷲市という
 "どこそこ?"と言われてしまうような、東京から車でも電車でも6時間くらいかかってしまう
 和歌山に近い漁業と林業の町の出身なんです。
 やはり尾鷲を知らない人が多いですし、観光地文脈ではなかなか来ないような場所なんですね。
 そうした地域に人が来てほしい、魅力を知ってほしいというようなところから
 スタートした形ですね。」

最後にこれまで乗り越えてきたハードルを教えて下さい。

「色々あるんですけども、一番大きかったのは尾鷲のような町に来てほしいという
 気持ちはあったのですがそういったソリューションがいいのかわからないというのが
 一番苦しかったハードルですね。」

そんな「おてつたび」も、新型コロナウィルスの影響は、 やはり避けられないところ。
そのお話は、来週詳しくうかがいます。
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