三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ 鈴村健一 ハードキャッスル エリザベス20代〜30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2020.09.04

インターネットサービスからリアル店舗へ

株式会社カンカク 代表取締役
松本龍祐
リアルが大事だからこそのインターネット


ゲストは先週に引き続き、株式会社カンカク 代表取締役の松本龍祐さんです。

今回は松本さんご本人の“これまで”についてうかがいます。
大学生時代からカフェ経営をされたそうですね。どんなお店だったんですか?

「東京の恵比寿にあるカフェをたまたま居抜きで借りることになり
 1年弱ほど経営していました。
 内装はインテリアのEC運営をやっている方を知人紹介してもらって手配したり
 料理はあまりたくさんのメニューを作れないので
 スイーツの場合、スポンジやクリームなどを組み合わせて出す
 というようなカフェをやっていました。」

そのカフェのために起業されたということになるのでしょうか?

「起業といえば起業なのですが、今思えば経営について何もわかっていなかったですね。
 どんぶり勘定なところがあったり……
 やってみたいからまずは一度やってみたという感じでした。」

その後、2006 年に コミュニティ企画と運営に特化した
コミュニティファクトリーを設立。
こちらはどんな事業をされていたのですか?

「最初はさまざまな企業様のブログやSNSを受託制作・運営しており
 そういった背景もあって“コミュニティファクトリー”という社名にしました。
 のちに自社でSNS運営、黎明期のソーシャルゲーム開発や、
 その後スマートフォンアプリ開発へ事業転換しました。
 なかでも女性向けの無料写真加工アプリ『DECOPIC(デコピック)」が
 ヒットしたのをきっかけに、女性向けアプリ事業会社として
 複数のアプリをリリースしていました。」

なるほど。時代に合わせて色々変化していったというわけですね。
空間やカフェの経営から、どういった流れでアプリの開発をされるように
なったのでしょうか?

「インテリア自体は好きだったのですが、全くお金もノウハウも無いうえに
 リアルの店舗を作るとなると何千万円とかかります。
 しかし、インターネット領域では、デザイナーやエンジニアといった仲間と
 一緒にサービスを作ればすぐに事業を始めることができる。
 すぐにサービスを世の中に出して、人に見てもらえるということが楽しくて
 徐々にインターネット領域に移っていったように思います。」
 
常に動いていますね!さらにその後、2015 年から
メルカリに参画されていますが、ここではどんなお仕事をされていたのですか?

「メルカリ本体というよりも新規事業に携わっていました。
 例えば“クラシファイド”と呼ばれる地元の掲示板のようなアプリや、
現在福岡で展開しているシェアサイクル事業など、
いくつか新規事業の立ち上げを行っていました。」

さらにメルペイに入られていますが、どんなことをされていたのですか?

「メルペイでは取締役CPOという役職をいただきました。
 “CPO”のPはプロダクト。なので、実際にどういったサービスにするか、
 どんなボタン表示にするか、どんな機能追加をどういう順番でするか、
 といったことを検討し意思決定する、プロダクト責任者としての役割を担っていました。」

こういったお仕事をされていく中で、やはりリアルビジネスに
興味が湧いてきたということですね。
リアルビジネスに辿りついた一番のきっかけについて伺いました。

「決済サービスを研究する中で、海外のさまざまな事例にも触れる機会がありました。
 当時、最も衝撃を受けたのが、
 インドネシアの『GO-JEK(ゴジェック)』という配車アプリでした。
 GO-JEKを使えば配車だけでなくマッサージ師も呼べるし
 スーパーでの買い物も依頼できるし、もちろん決済アプリとして
 買い物もできるしと、このアプリさえあればなんでもできるという
 世界がすでに数年前に実現していました。
 日本もきっとこうなるだろうと思った時に
 インターネットも大事ですが、実際に便利なスーパーと繋がったり
 腕のいいマッサージ師さんがきてくれたりという
 質の高いリアルビジネスがあってこそのインターネットだなと思い
 リアルなビジネスにどんどん興味が出てきました。」

アプリは最終的には人と人をつなぐもの。
ここはずっと変わらないでしょうね。
こちらも気になるのですが、会社の名前をカンカクとしたのは
なぜなのでしょうか?

「インターネット業界で出会う人々は、みんな本当に賢くてロジカルだなと感じています。
 自分自身はよく言うと右脳派、悪く言うと思いつきで動くことが
 多いのですが、関連するビジネス書が多く出版されているなど、
 年々周囲のみんながロジカルな考え方をできるようになっていると思うんです。
 逆にロジカルさがレッドオーシャンとなっている中で、
 感覚的に“面白い”と感じられるものは、
 人それぞれ異なっていたり偶然性があったりする。
 感覚を研ぎ澄ませていた方が実はスタートアップにとって
 逆張りになって大きいヒットを生めるのではないかと思い、
 “カンカク”という社名にしました。」

ネットが発展すればするほど、リアルな店舗は
いらなくなっていくんじゃないか
と言われていますが松本さんはリアルな店舗を大事にされていますよね。

「これから両方が併存していくと思います。
 実際に“食”はその最たるものですし、接客など置き換わるものと
 置き換わらないものがあると考えています。
 なので、リアルが強い分野は必ず残りますし
 インターネットが流行っていますが、
 世の中の経済活動のほとんどはリアルで行われているので、
 こちらの方が可能性が高いのではないかと私は思っています。」

最後に、これからの夢を教えて下さい!
 
「私は自分自身が一生“楽しい” “面白い”と感じることや、
 つねに新しいことに取り組み続けたいと思っています。
 ある意味、今夢が叶っている状態で、それに加えて
 周りの人々が自分の作ったものを通じてハッピーになれるといいなと
 考えています。その結果、お客様を含む周囲の人々が
 どんどん増えて広がっていって、“楽しい”“便利”というハッピーが
 世の中全体に影響を与えられたら最高だなと思っています。」

ハッピーもサブスク化!みんなで共有したいですね。
松本さん2週にわたってありがとうございました!
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