三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2021.06.08

ビジネスの側にRECEPTIONIST

株式会社RECEPTIONIST
代表取締役 CEO
橋本真里子さん
クラウド受付システムを展開している会社


ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

ゲストは先週に引き続き、クラウド受付システムを展開している
株式会社RECEPTIONIST 代表取締役 CEO の橋本真里子さんです。
おはようございます。
三重県出身、大学卒業後企業の受付として11年担当、
その経験を活かし受付の効率化を目指し、2016年に起業されます。
2017年にクラウド型受付システムRECEPTIONISTをリリースされています。

先週はRECEPTIONISTの主な機能と、
新型コロナウイルスの影響でオフィスのニーズが変わる中で変化、進化した機能を教えて頂きました。
今日は、橋本さんのこれまでにフォーカスします。

なぜ、受付という仕事を選ばれたのですか?

「私が大学生の時、就職氷河期で、就職がすごく厳しい時代だったんですけれども、その中で派遣の求人で受付を見つけました。
で、まだやりたいことが明確になかったので、
今後どんな職業についてもスキルアップになるような、ビジネスマナーが身に付くんじゃないかっていうところで、受付の仕事を選びました。」

その仕事に就きたかったというよりは、就職もなかなか難しい時代に入ってるし、
一旦そこで受付が目に入ってきたから、マナーを学びつつここでやろうっていう、長くやるつもりがなかった?

「そうですね。」

11年担当されるってなかなか長い期間で、すごいことだなと思うんですけど、
その間もこういった受付のシステムを考えていたんですか?

「最初はもう目の前のことに必死で、受付は、座って、
いらっしゃいませと言ってるだけの印象を持たれるんですけど、
実はかなり業務が多岐にわたっていてですね、
すごく臨機応変さを求められる業務であり、
お客様が一気に押し寄せる、会議室はなかなか時間通りに出てくれない、
ただ綺麗な状態でお客様をお迎えしなきゃいけないとかって、
正社員の方もお客様が遅れててとか、
お客様がいつもより多いから広い部屋に変えてほしいとか様々なオーダーをいろんなところから言われます。
それを顔とか接客に出してはいけないので、
常に冷静に臨機応変に対応するという業務ですね。
お茶を出すこともありますし、お茶は、業者に発注し、冷蔵庫に入れて冷やして、結構体育会系なのです。」

中には偏見で見てくる方もいましたか?

「そうですね、すごく多かったです。
受付は派遣の方が多く、派遣だからそんなにモチベーションないだろうとか受付嬢のくせにみたいな見方をされることはたくさんありましたね。」

色んな事を実は担当しているのに、心にちょっと傷を負ってしまうということもありましたか?

「やはりへこみますけど、慣れましたね。」

出勤時間はどうですか?

「早いです。オープンする前には完璧な状態で受付にいなきゃいけないので、
ある種誰よりも早く出勤をして、身支度を整えて、待ち構えるっていう状態だったので、あと制服に着替えたりする作業もあるので、オフィスには早めに行ってました。」

ランチはどうするんですか?

「お昼1時間取れないんですよ、0分と30分っていうのに来客が集中するので、
来客が落ち着いた10分から50分ぐらいまでの40分間で終わらせなきゃいけないので、もうコンビニとかで済ませて、本当に地味でした。」

そんな中で2016年に起業されるわけですね、きっかけは何ですか?

「受付を始めた時から、この仕事って長く続けられる仕事じゃないなという風に思っていて、いつかはキャリアチェンジをしなきゃいけないと思っていました。
で、30過ぎた頃に現場はもう今の会社が最後だなっていう風に思ってて、
じゃあ、次どんな仕事に就こうかっていうところで、
受付10年間やってる中、ずっと電話で手書きの受付表で、
アナログで進化がない受付に対して、日々課題とか疑問を感じていたので、
そこを解決するようなITサービスを作りたいと思い出して、起業しました。」

最初の資金はどう調達をしましたか?

「投資家の方に投資頂いて、本を読んだり一から勉強して、どうにか集めました。」

でも、お金があってもアプリですからアプリ開発も誰かにお願いしますよね?
どうしたんですか?

「エンジニアさんを探すんですけど、
ただ私の仕事とエンジニアの仕事ってのがかけ離れすぎているので、
まずその間の通訳みたいな役のプロダクトマネージャーっていう人を見つける必要があるなんていう風に感じて、
当時は一緒に働いたことがあるプロダクトマネージャーに声をかけてJoinしてもらいました。」

事業内容にもご理解を示してくれて、力を借りてってことですね。

「それが今のCOOですね。」

ご自身が感じる軌道に乗ってきた瞬間っていつですか?

「正直まだまだなんですけど、いろんな会社に行ったらRECEPTIONIST見るよっていうのを聞くことがすごく増えました。
そういうタイミングなので、リリースしてから2年ぐらいですね。」

今日は橋本さんのこれまでどうやって起業したかについて色々と伺ってまいりました。2週にわたって本当に有難うございました。
最後にこれからの夢あれば教えていただきたいです。

「ビジネスの側にRECEPTIONISTがないと困るという世界にしていきたいです。」

受付の方がいなくては困るのと同じで、RECEPTIONISTがなくては困るという会社どんどん増えていくと思います。
ありがとうございます。
株式会社RECEPTIONIST代表取締役 CEO の橋本真里子さんでした。

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