2021.06.15
時代に合った家計簿アプリ
ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週のゲストは家計簿アプリ「Zaim」を展開する、
株式会社Zaim代表取締役の閑歳孝子さんです。
おはようございます。
閑歳孝子さんは大学卒業後、日経BP社で記者・編集に携わり、Web系ベンチャー企業を経て、サービスやアプリ開発の技術を独学で学び、
2011年に家計簿アプリZaimを公開、翌年に法人化しています。
Zaimはどのくらい使われていますか?
「アプリなので、950万ダウンロードです。」
家計簿アプリっていうのはどういうアプリですか?
「紙の家計簿をアプリにしたみたいな形です。紙は書いて記録する思うんですけども、
それがアプリの中でポチポチとやると、それが家計簿になる。
でそれをこう分析して、月にいくら使ったかとかがすぐわかるような形になるようなアプリです。」
今で言うと電子マネーを利用されてる方多いと思うんですけれども、そういったものとも連携できるそうですね。
「電子マネーも自動で、入れ込めるようになっていて、
銀行にいくら入ってるかとか、カードでいくら使ったのか、ポイントとか全てこの中に自動で取り込めるようになっております。」
勝手にどのくらい今月使ったかがパッとわかるようになっていると。
それもZaimの大きな特徴だと思うんですけど、他にもZaimの特徴って何かありますか?
「家計簿は節約の為に使う事が多いと思うのですが、それに加えて、楽しく使いましょうと言うところもあり、
紙のレシートをスマホのカメラでパシャッと撮ると、それがそのまま文字が認識してアプリの中に家計簿として入ってくれて、結構と気持ち良いんですよ。」
ちゃんと読み取ってくれますか?
「最近すごく精度が上がりました。」
それ良いですね。
アプリを利用するのにお金はかかるんですか?
「基本的には無料ですが、有料のプランもあります。
今申し上げた事は全て無料で使えます。」
レシート撮影して、その読み込むものは金額以外にも?
「他もそうですね、お店の名前とか、何を買ったのか、例えばそれが食品なのか、消耗品なのかとかを自動的に推定までしてくれます。」
振り分けしてくれるのですね。
さらにこんな機能もあるそうで、一生黒字プランとは?
「これは、長期的に見た時に、自分の人生でお金ってどうなるんだろうってのが分かるようなサービスですね。
大体私たち90歳とか95歳ぐらいまで生きる時代と言われていますよね。その時にお金が足りるんだろうかって不安になる方多いと思うので、
そういった時にお金ってこのまま行くとどうなるんだろうと推定してあげる機能。95歳ぐらいまでお金が足りるか足りないかとか、
自分がやりたいことちゃんとできるのかみたいなのをアドバイスくれる機能です。」
これも興味深いですね、
もう1つサービスチェッカー。これは何ですか?
「これは、今サブスクリプション、色々入ってるじゃないですか。
皆さん結構何に入ってるか忘れちゃうから、いろんなところでサービス使ってるとその明細を取ってきて、
あなたはこういうサブスクリプションに入ってますよ、
年間これぐらいお金かけてますよって自動で出してあげるようなサービスになってます。」
これは時代に合ってますね。
去年から新型コロナウイルスの影響で、家計もあらゆる影響があると思うんですけれど、利用者に何か変化はありましたか?
「結構ありまして、サブスクリプション型のサービスがかなり増えました。
特に動画系や教育系のコンテンツに皆さん興味を持って登録されて、お金払うようなった事が我々のデータから見えてきています。」
コロナ禍に対応した新しい機能やサービスは何かありますか?
「今まさにご紹介した一生黒字プランで、不安定な時代になってきた中で、
どうやったら人生設計できるんだろうという事をサポートしてあげたいなと思って一生黒字プランを作ったりとかしております。」
先行きが不安な人が多いですからですね、
こういう数字をちょっとご参考にするだけでも気持ちが少し落ち着くこともあるかもしれないし、改善するチャンスにもなりますね。
たくさんのユーザーを使った分析もされていると聞きましたが、
「ビッグデータと言いますか、家計簿の情報かなり長く持っていまして、その傾向ですね。
もちろん個人情報が分かるの形ではないのですが、統計分析してどういう傾向があるかと調べています。
最近は、新型コロナウイルスの感染拡大によって、人々の行動がどう変わっているかを見ていて、最近だと防災のためにお金かけてる方が増えています。
防災グッズの売り上げが去年すごく増えていたりとか、簡易トイレの売り上げがなぜか増えていたりとか、そういうところがかなり増えてるとわかっています。」
これ非常に参考になるし、このZaimというアプリが今どれだけ僕に必要なのかがよくわかりました。
改めて見つめ直さなきゃなと思ったのでちょっと参考にさせて頂きます。
そろそろ今週もお時間になってきたのですが、
これまでいろんなハードルを乗り越えてきたと思うのですが、
乗り越えてきたハードルについて教えて頂けると嬉しいです。
「すごくいっぱいあったのですが、
このサービスを10年続けてこれたっていうこと事体がハードルを乗り越えてきたことなのかなと思っています。」
株式会社Zaim代表取締役の閑歳孝子さんにお越しいただきました。
来週も宜しくお願いいたします。