2021.09.28
意志を持って頑張れば拓けていく
ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週と来週のゲストは、ポジウィル株式会社 代表取締役の金井芽衣さんです。
おはようございます。宜しくお願いします。
金井芽衣さんは1990年、群馬県のお生まれ。
大学でキャリアカウンセリングを習得し、リクルートキャリアに入社。
人材紹介部門に勤務された後、退職。
2017年にポジウィル株式会社を創業されています。
先週はポジウィルの主な事業内容を伺いました。
ただの転職サービスではない!というのが特徴で、ポジウィルのパーソナルトレーナーの方が、相談者の人生設計を一緒になって明確にした上で、
ベストな転職先を見つけたり、今の職場に留まることを決意したりと、トレーナーの方が“伴走”してくれるイメージでした。
しかも、このサービスが有料なんです。
これまで日本にはなかったサービスで、最初は周囲から「お金払って相談する人いるの?」と懐疑的に見られていたそうですが、
これが意外や意外、大人気になっている、といったことを伺いました。
今週は、金井さんのこれまでについて伺っていきたいと思っております。
10代の頃は、ご自身の将来はどういうイメージがありましたか?
「私は、中高でチアリーディングをやっていて、
行きたい高校がチアリーディング日本で優勝している高校に入る事が目的になっていて、高校、ほぼ勉強しなかったんですよね。
子供も好きだったし、両親が離婚してるとかあったので、
子供を育てる環境をどういう風にすべきなのかを学びたいなと思って、保育の短大に入りました。
十代の頃甘かったので、自分が悲劇のヒロインみたいに生きてきた部分あったのですが、それ以上に親がいなかったりとか、
虐待されて苦しんでる子達と過ごした中で、自分が何も出来ない無力さを痛感をして、
親世代がどう生きてるかが子供にもすごく影響すると思って、
それを解決できるような人になっていきたいなと思ったのが18才の頃でした。
学長に伝えた時に、キャリアカウンセリングが今ほど主流ではない頃、
心理学など様々な観点で学べるのがあるからと勧められ、授業を受けさせてもらい、感銘を受けて、そこから勉強して、
私はこれを専門に生きたいと思って大学に編入したのが、10代の終盤って感じでした。」
なかなか人の本心を聞き出すことは難しいと思いますが、そういった特殊な訓練があるのですか?
「一応、そういう学問としてもありますし、
国家資格も取得してるのですが、この10年ぐらいかけて色々学んできた感じではありました。」
キャリアカウンセリングのどこに魅力を感じられましたか?
「私自身が変えてもらったと思っています。
全く勉強しないで、”まあいいや、人生なんて”と思っていた10代だったのですが、
意志を持って頑張っていけば拓けていく事を痛感しました。
大学に編入したり、リクルートに入って色んな経験積ませてもらって、
今もお二人のような方とお話しさせて頂けるような状況になっていて、
自分自身が人生変えていくことを早い世代から伝えていけるようになっていきたいです。」
リクルートキャリアに就職されたとありましたが、どうでしたか。
「優秀な方が多かったという印象です。
大学時代、決めた事を結果出せてきたと調子乗っていて、なんとかなると思っていたのですが、1年半くらいなんとかならなくて、
今後どうしていこうかと考えたときに、父が会社をやっていたので、相談をして
“3年ぐらい事業かかるから早めに辞めた方がいいんじゃないの”と言われて辞める決意したのが4年目の末でした。」
「初めは法人向けにポジウィルをしようと思っていたのですが、2年目で腹をくくって個人向けに本気でやろうと思いました。」
それをPRする方法とか、難しくなかったですか?
「難しかったですが、2年目に Twitter を始めて、最初は200人ぐらいしかいなかったのですが、
ターゲットを決めて、どういう風に伝えていくかを考えた時に、
半年で3000人に伸びたのです。同じことだとしても受け入れやすい言葉でどう伝えていくことが大事なんだなと、身を以て感じました。」
金井さんと話しをしていると、
さりげなく褒めてくださったりとかして、
誰もが惹きつけられると言うか、もっとお話し聞いてもらいたいなと、
これが魅力なんだなと思いました。
カウンセラーの方が相談を聞いてあげて、解決に持っていくと、
その方々のカウンセラーはいらっしゃるのですか?
「カウンセラーの方の顧問でカウンセリングしてくださる方もいます。
一緒に悩んでしまうので、私たち自身が元気ではないとマイナス同士重なってしまうので、まず私たちがクリーンな状態であることも社内で伝えています。」
最後に、これからの夢を教えてください。
「悩んでいる人を1人でも減らしたい事がベースにあるのですが、
私が保育の実習に行って、国はお金とか物の支援はすごくしてくださってると感じたのですが、そこからどう生きたら、
心の課題が解決するかは誰も教えてくれないなと私は痛感したので、変えれる人から変えていきたいなと思っています。
どのような人であっても力になれる会社にしていきたいなという思いがベースにあるので、それを人生かけてやっていきたいなと思ってます。」
ありがとうございました。