馬場俊英インタビュー

今回、番組の応援ソングをつくっていただいた馬場俊英さんに、この曲への思いをうかがいました。
馬場さんが「高校23年生」に込めた思い
学生時代に言われた言葉が卒業して何年も経ってから胸に響くことがあります。
時間が経ってからわかることや自分がその立場になってみて初めて理解できる言葉がありますね。
「ありがとう先生」と思う瞬間は学生時代よりも大人になってからのほうが多いのかも知れません。時が流れても先生はいつまでも僕らの先生。そして僕らは心のどこかにいつまでも学生証を持ち続けている。例えば僕は今、高校23年生。そんな想いを込めた恩師への感謝の歌です。
中学野球部時代の「ナイスプレー!」というコトバが印象に
僕は中学時代野球部に所属していてサードを守っていたのですが、大会や対外試合などのときに打球を処理したりすると、監督がベンチから「ナイス!サード!」とか「いいぞ!」と声を掛けてくれたの良く覚えています。
何か大きな意味のある言葉ではないのかもしれませんが、がんばったプレイのあとに誉めてもらえることが嬉しくて、「もっとがんばろう」「よしやるぞ!」などと思ったものでした。
そしてイニングの合間にベンチに戻ったときも「ナイスプレー」と監督やチームメイトで声を掛け合いましたが、ああいう瞬間はとても素晴らしかったなと思い出します。
自分のやることを見てくれる人がいて誰かと繋がっている。そして皆が皆のためにもっと貢献したいと思う。大人になった今でも、とても大切なことだなと感じます。
あの頃の光景を思い出すたびに、「ナイスプレー!」そんなふうに声を掛け合える環境を大事にしていきたいと心に思います。忘れられないコトバです。
『先生』という大変な職業に感謝
学生時代に先生への感謝を伝えた思い出があまりありません。
照れくさくて恥ずかしかったり、素直に表現できなかったり、感謝を伝える手段がわからなかったり、理由はいろいろだと思いますが、なによりもまだ自分の周りの環境をちゃんと把握できていなかったような気がします。
何でも自分でできると思っていたり、自分で一人で生きていると思っていました。
だから、先生にとっては報われると思う機会が少なく感じられるようなこともあるかもしれませんが、みんな大人になり社会に出て、先生や両親と同じ年齢に自分もなって、ようやく自分がどんなに愛されて大事にされて来たかを知ると思います。
自分たちを見守ってくれてありがとう。育ててくれてありがとう。導いてくれてありがとう。励ましてくれてありがとう。そんな想いが時を超えて溢れて来ます。
自分のことを後回しにして、他人のことを毎日見続けて、他人のことを毎日考え続ける。そんな『先生』という大変な職業に感謝致します。ありがとうございます。
今回このような企画に音楽を通じて関わることができたこととても嬉しいです。時間や距離を越えた感謝の想いが、それぞれの毎日の力に変わればすばらしいと思います。「高校23年生」もぜひ聴いてください。
馬場俊英
1967年埼玉県出身44歳。28歳でメジャーデビューしたが、32歳のときにレコード会社との契約が終了しインディーズに。地道な活動が実を結び、目標であった大阪城野外音楽堂のワンマンライブを実現。その頃ラジオで「ボーイズ・オン・ザ・ラン」が反響を呼び、2005年にメジャー再デビュー。2007年には「スタートライン〜新しい風」でNHKの紅白歌合戦にも出場。2008年には大阪城ホールでの初のアリーナコンサート1万枚を即完。2009年9枚目のアルバム「延長戦を続ける大人たちへ」がオリコン初のTOP10入り。ロードムービーのように情景を描き、青春映画のように心情を紡ぐシンガーソングライター。