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番組スタッフ
8月20日(月)佐々木俊尚 ●「冷笑主義」へと向かう日本人

この10年で「冷笑主義」の傾向が高まったという日本人。その背景を探ります。

8月21日(火)速水健朗 ●生き残る企業に必須となったメタモルフォーゼ化

今後、企業にとって必須の能力だという「メタモルフォーゼ」の実態とは?

8月22日(水)飯田泰之 ●加速する地球温暖化。「ホットハウス・アース」は避けられない?

最新の論文をもとに、温暖化の絶望的未来を読み解きます。

8月23日(木)小田嶋隆 ●SNSで発言する行為の対価

命までも失うことが明らかになった今、あらためて考えるSNSの存在意義とは?SNSで発言することの対価とは?
(2018/8/20 UPDATE)
番組スタッフ
インターネット上の出来事を薄ぼんやりと眺めていると、定期的に議題に上がるテーゼがいくつかあります。
例えば、「騒ぐ子供」。

ファミレスでぐずり、号泣した2歳児の母親のツイートをきっかけに議論が起こりました。

【はてなブックマーク - マチコ先生(中指)さんのツイート】

我が家も以前はぐずりだすと、父母のどちらかが店外に連れ出してあやし、その隙に残った方が食事をする、ということをしていました。些細なことがきっかけでぐずりだし、それが号泣に発展するというのはほとんどの子育て家庭が経験していることでしょう。

上記ツイートをきっかけにした議論には、泣きじゃくる2歳児には何をしても無駄という意見があります。
幸いにも、と言うべきか我が子が2歳の時分、訪れた飲食店で騒ぐ、大号泣・・・ということはありませんでした。
家の外で、家族以外の人がたくさんいるところで騒いではいけない、と感情的に怒るのではなく、諭していると、いつの間にか理解してくれたようで、「静かにいた方がいい公の場」では静かにいてくれます。
こういう話をすると、「いいね、イージーモードの子育てで」なとど言われるのですが、子供の特性は千差万別。下の子が2歳になった時にはどうかわかりませんし、親による育て方も子の特性と同じように多様です。

2歳児だから仕方がない。ファミレスが悪い。あるいは親のしつけ方が悪い、という意見があるでしょうが、おそらく上記の親に対して許されるのは共感だけで、否定して「正しさ」を押し付けることは適わない。

私は子育ては宗教のようなものだと思っています。
子育ての教えは1つではありません。我が家のやり方を誰かに強要することもありませんし、他所のやり方を無条件に真似することもありません。
ただ、宗教のようなものですので気に入らない宗派はとことん気に入らない、ということも往々にしてあります。
知人の1歳になる子が39度の熱を出したとき、病院には連れて行かずに家で様子を見続けたと聞きました。私はそこの子供に対して何ら特別な感情もないのですが、無性に苛立ちました。
病院に頼って、薬をもらうのが嫌だという理由からなのだそうですが、我が家にある母子手帳には、病院受診の目安となる体温は38度と書いてあります。現代医学、科学に否定的なこの家庭が私はどうも苦手です。

話題となる出来事の主要登場人物に子供がいると、必ずと言っていいほど、賞賛と批判の対極的な意見が沸き起こります。
連日、様々なメディアで取り上げられている行方不明だった2歳児が見つかったというニュース。
発見した男性が飴玉をあげていたということに対して、「2歳児に飴玉をあげるな」という批判をツイッターで目にしました。

年の近い子供を持つ親として、2歳児の無事に無条件に安堵していたのですが、確かに冷静になってみると、我が子が2歳の時は飴玉をあげたことはありません。
私が持っている母子手帳には、39mmの穴が開けられたページがあります。
この39mmとは、3歳児が口を開けた時の大きさ。この穴を通るもの、つまり39mmより小さいものは3歳未満の乳幼児がうっかり口に入れてしまうと、喉に詰まったりする危険があるので遠ざけておきましょう、という注意喚起のためにあります。
とりあえず、困った時は母子手帳の言う通りにしておけば良いと我が家は思っているので、乳児期を過ぎても39mmの穴を通る咀嚼が難しそうな食べ物には細心の注意を払ってきました。

飴玉に関しても「大人が見て入れば安心」と考える人もいれば、「3歳未満では絶対にあげない」という人もいるでしょう。母子手帳などには目もくれず、祖父母のやり方を信じるという人もいるでしょう。
育児は家庭によって信ずるものが様々な宗教のようなもの。こちらの育児法が正しいと思っていても、眉唾な擬似科学を実践する家庭もあります。

効果の定かでないスピリチャルな育児法が精神の拠り所となるのかもしれませんが、育児においては、それに倣った方が良いとされる指針が存在する場合もあります。
インターネットで発見したどこの誰が信頼性を担保しているのかわからない情報を信じるよりも、”とりあえずは”母子手帳のように蓄積された知を頼る方が安心だと思います。
もちろん、知識もアップグレードが必要ですので、どこかで冷静に捉える≒疑うことも重要なのかもしれませんが。

スタッフ坂本
(2018/8/16 UPDATE)
番組スタッフ
今月4日に亡くなった俳優の津川雅彦さんと、今月8日に亡くなった沖縄県の翁長雄志知事。
この2人の死後、それぞれの死を侮辱するツイートが見たくなくても目に飛び込んでくる状態が続いています。

「翁長知事…英霊の罰を受ける‼万歳万歳万歳」「翁長が痩せこけててザマァって感じ笑笑」「ひゃっはー!w今夜は祝杯だ、酒もってこおおおおおおいっ!!!www」(Togetter)
俳優の津川雅彦さんが死去→「津川も亡くなったので安倍もとっとと辞めやがれ」等と言ってる人々(Togetter)

まとめのタイトルに分かりやすいツイート例が挙げられているうえ、気分を害するものしかないので、あえて挙げませんが、ライトサイドの方々が津川さんの死を侮辱し、レフトサイドの方々が翁長知事の死を侮辱しているという構図です。

うんざりする中、私のツイッターのタイムラインに流れてきたのが、翁長知事と津川さんの死去についてのツイートを分析したブログ記事。

翁長雄志、津川雅彦、両氏の死についてのツイートを分析し、左右どちらのほうがクズなのか計量的に分析してみました(「雑記(主に政治や時事について)」2018/8/12)

こちらの記事がTwitter上で拡散するなど話題になっています。

タイトルにあるとおり、翁長知事と津川雅彦さんの死去についてのツイートを計量的に分析し、左右どちらの方がクズなのかを示した記事で、書いたのは、政治・時事についての雑記をブログに綴っている、ボビー・ブラウンさん。

記事によると、分析対象の条件は、ツイート内容に「翁長」を含むものと「津川」を含むもの。

そして、翁長知事、津川さん両方のサンプルファイルを下記の3つの観点から目視でチェック。

・相手が思想的にどのような陣営に所属するのか断定する書き込み(「津川はネトウヨ」や「翁長はクソサヨ」など)
・相手が死んだことを喜ぶ書き込み
・相手が死んだことで、何かが良くなるという内容の書き込み(「翁長が死んだことで、沖縄の政治が正常化する」など)

そのうえで、翁長知事への侮辱、津川さんへの侮辱が、すべての書き込みの中でどのくらいのボリュームを占めていたのかを比較するというもの。

分析結果は、翁長知事への侮辱が20個、津川さんへの侮辱は19個でほぼ同数。
しかも侮辱ツイートをしていた人の割合は、全ての書き込みの中の3.3%程度に過ぎなかったといいます。

ボビー・ブラウンさんはこう綴ります。
*****
これで計量的によくわかった。要はどんな陣営にも一定程度の割合で屑がいるということ、そしてその割合は精々全書き込み中の3.3%程度に過ぎないということだ。
*****

「どんな陣営にも一定程度の割合で屑がいる」
これはなかなかの名言です。

また、多くの人が翁長知事もしくは津川さんを侮辱しているかのように感じていたのは、ただの錯覚だったという気づきも与えてくれます。
リツイートが繰り返されることで、実際の数よりも多く見えていたということなのでしょう。

ネット炎上に1年以内に1度でも参加したことがある人は、ネットユーザーのわずか0.5%。
これに比べたら多いですが、翁長知事や津川さんの死を侮辱するツイートをしている人の割合が取るに足らない数であることは明るいニュースだと、私は捉えています。
ネット炎上と同様、一部の特殊な人間だけがやっているという事実に安堵したのです。

(スタッフH)
(2018/8/14 UPDATE)
番組スタッフ
8月13日(月)佐々木俊尚●飲むとモラルが向上。「道徳ピル」は社会をどう変えるか?
飲むと人間のモラルを向上させるクスリ「道徳ピル」が導く未来はディストピアか、ユートピアか、考える。

8月14日(火)古谷経衡
*内容未定

8月15日(水)ちきりん●太平洋戦争が勃発した日、日本人は何を思ったのか
『朝、目覚めると、戦争が始まっていました』が示す、有事の教訓とは?

8月16日(木)小田嶋隆●医療現場が男性医師を渇望するわけ
医療現場が男性医師を渇望する理由とは?

(2018/8/13 UPDATE)
番組スタッフ
まるで、厄災かのように様々な問題が浮上する東京オリンピック。
日本ボクシング協会前会長による、昭和の遺物っぷり。
今度は女子チアリーディング部のパワハラまで明らかになった日本大学。
目の前にある課題を解決するのは常に異常な精神論、あるいは暴力が添えられる蛮行と言わんばかりのニュースがあまりにも多すぎて、この国に根付く体育会系精神をどうにかしてほしいと思うのは私だけでしょうか。

大喜利なのか、虚構新聞なのか、わからなくなるのが東京オリンピックの暑さ対策です。
現代とは全く気候が違ったであろう江戸時代の知恵に頼るとする策が練られています。
例えば打ち水。私の近所でも打ち水をしているおじいさん、おばあさんがいますが、決まって朝か夕方。
陽の高い日中は、まさに焼け石に水なのでしょう。
都知事は盛んに打ち水を推していたので、私も自宅(マンション1階)で実践してみましたら、涼しさを感じたのは一瞬。部屋の湿度計は80%に達し、不快感が凌駕しました。
オリンピック組織委員会は「クールシェア」というマラソンコース沿いの店舗やビルで冷房の効いた1階部分などを開放してもらう奇策を打ち出しました。
自宅ベランダで実践してみましたが、業務用のエアコンではないせいか、全く効果を感じられませんでした。何より、「とても勿体無いことをしている」という罪悪感に襲われます。

ここまで奇策が飛び出し、いじられ放題になっているのなら、思い切って涼しい季節に開催したら良いのにと素人の私は思うのですが、「何としてでも実行する」という異様な気概には恐れすら抱いてしまいます。

「夏季」と付くくらいだから、夏に開催しなければならないと言わんばかりの前例踏襲。
前例と「今」が全く同じ条件下にあるとは限らないのに、それを無条件で踏襲するのはおかしな精神論、根性論、体育会系精神に支配されているといぶかざるを得ません。

話は変わりますが、私は一度だけ東京の大きな花火大会に行ったことがあります。
毎年8月に多摩川両岸の河川敷で同時に開いている「多摩川花火大会」と「世田谷区たまがわ花火大会」です。川沿いなので湿度が異常に高く不快で、人も多くて皆どことなく殺気を帯びているようで、心に残ったのは花火を見た感動よりも後悔の方が勝りました。
その多摩川花火大会ですが、8月開催の前例を覆し、今年は10月に延期されています。
きっかけは昨年の雷雨です。

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両花火大会が荒天のため中止となった昨年は、世田谷区側の河川敷に落雷があり、花火を見るため来ていた9人がしびれなどを訴えて病院に搬送された。
今年は10月13日に開き、開始時間を1時間繰り上げ、午後6時からとする。
【産経ニュース 多摩川花火、今年から10月開催に 昨年は落雷…天候不安定な夏を回避】
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前例を踏襲しない。花火は夏の風物詩という常識を捨てる。あっさり決断できたことなのか、苦渋のそれなのかわかりませんが、私は英断であると感じました。
もはや現代日本の気象では屋外での「夏の風物詩」をノーリスクで、かつ心から満喫することは困難になっているということは誰もが実感していることなのではないでしょうか。

失敗しないために前例≒マニュアルを知っておくことは大事なこと。
しかし、その前例と現在進行形の課題が同じ条件下にあるとは限りません。
前例を踏襲する、学ぶというのは良いことのように思えて、いざ実践してみると前例が成功した時が古すぎて時代遅れ、ということは決して少なくありません。
そして、その前例を何としてでも踏襲しようとする体育会系精神、根性論も時代に見合わないこともご存知の通りです。
インターネットにより世界がつながり、何気ない日常の中で、時代の変化や進歩を実感することが可能となりました。
ゆえに、「現在進行形の課題」と「前例」の歪みを見つけることも難しくないでしょう。

スタッフ坂本
(2018/8/9 UPDATE)
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