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番組スタッフ
知りたい情報や世間を騒がせているニュースの概要が手っ取り早く手に入るという便利さの反面、恣意的で無責任との批判もある「まとめサイト」。
昨日、このまとめサイトのマイナス面を強く印象付ける騒動が起こりました。

ことの発端は、今は削除されて見ることができないこちらのまとめ。
<【正論】カンニング竹山氏「福島の放射能汚染は深刻。 復興なんて程遠いのが現実」>

そして被害に遭ったのが、カンニング竹山さん。
まとめのタイトルだけを読むと、竹山さんが「福島の放射能汚染は深刻。復興なんて程遠いのが現実」とどこかで発言したかのように読み取れますが、これは事実無根。
まとめ主のねつ造であることが発覚し、まとめ主に批判が集中しています。

どういうことかというと、、、そもそも竹山さんは東日本大震災後、福島県に何度も足を運んでいて、おととい(30日)も南相馬市を訪れ、訪れたときの様子をTwitterに投稿していました。

たとえば、こんなツイート。
・“除染作業中”と書かれた登りの写真とともに「福島駅に帰るのに飯館村を通ると至る所にこの登りが立っている!」。
・“立入禁止”と書かれた看板とともに「浪江、双葉、大熊はこうなってます。復興とはまだまだかけ離れてる現実。」。

今回問題となっているまとめは、こうしたツイートの引用を柱に、自分の主張をツイートの間に織り交ぜて構成したもの。
ウェブ魚拓で内容を確認してみると、上記のものを含めたいくつかのツイートを引用したうえで、「酷い現状ですね。僕なんかはこの画像を見るだけで心が寒々とし、福島をこんなにした原発やそれを未だに擁護し使い続けようとする電力会社や政府の連中に対して凄まじい怒りが湧いて来ます。」などと持論を展開しています。
まとめの冒頭には<これを見れば誰でも「原発を使ったせいで地元をこんな風にされたくない」 と思う 脱原発が既定路線となるのは当然>とあり、脱原発を強く押し出したい、との意図が透けて見えるのではないでしょうか。

このまとめを拡散したTwitterユーザーに対し、竹山さんは、「すみません、あたな(※原文まま)の思想に都合よく僕のTweetを使うのはやめて下さい。迷惑です。」と指摘。
まとめのタイトルを鵜呑みにしたTwitterユーザーの「竹山さんの立場でこのツイートは難しいはずで、その勇気に拍手。でも現実は恐ろしい。」というツイートに対しては「そんな事言ってないです。」と返し、「福島の放射能汚染は深刻。復興なんて程遠いのが現実」という発言自体を否定しています。

有名人のツイートを恣意的に編集し、自分の主義主張に利用した、まとめ主の行為は卑劣なもの。まとめ主への批判は当然の報いです。
ただし、まとめ主だけでなくまとめを拡散した人たちも同じように責められるべきだ、とわたしは思います。

ネットでタイトルに釣られて記事をクリック、中身を見てみたところ、記事にはタイトルで示されていることが全く書かれていなくてイライラ、というのはよくあること。
とくに、まとめサイトでは元記事を恣意的に編集、もしくはもともと書いていないことをタイトルにする、という行為が当たり前のように行われています。
そんななかネットに放り込まれた、<【正論】カンニング竹山氏「福島の放射能汚染は深刻。 復興なんて程遠いのが現実」>というタイトル。
扇情的で目を惹くものですが、まとめの中身やソースである竹山さんのTwitterを見れば、タイトルがねつ造であることは一目瞭然です。

相変わらず、タイトルだけを見て反応している人が多い。
今年5月に扇情的なタイトルが付けられた「舞の海さんの排外主義発言」に関する記事が拡散したときにもこう感じましたが、そのときと何ら変わらない現状には呆れるしかありません。

(スタッフH)
(2014/12/2 UPDATE)

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