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番組スタッフ
「ジュラシック・パーク」シリーズの四作目となる『ジュラシック・ワールド[3D]』の海外版予告編が公開されました。日本では2015年の8月公開予定です。

Jurassic World - Official Trailer (HD)

実に14年ぶりの新作で、「ジュラシック・パーク」から数えると22年。
大好きな映画というわけではないのですが、一作目を観たときの衝撃を私はいまだに記憶しています。
「ありえない怪獣映画」ではなく「ありえそうな恐竜映画」のリアリティは当時、中学生だった私を興奮させてくれました。琥珀に閉じ込められた蚊の血液を使えば、絶滅した恐竜に会える日がやってくる…そう夢想していました。

来年、公開となる『ジュラシック・ワールド[3D]』、その設定に中学生の頃の興奮が蘇りました。
一作目の「ジュラシック・パーク」、舞台となる孤島に富豪・ハモンドがバイオテクノロジーを駆使して現代に蘇らせた恐竜を集めた娯楽施設をオープンさせようとしていました。視察に訪れた学者らが悲劇に見舞われ、施設のオープンは中断されます。

来年公開予定の『ジュラシック・ワールド[3D]』、第一作でハモンドが構想を描いた恐竜のテーマパークが、20年以上の時を経て、ついにオープンするという設定なのです。

しかし…、世界中のファンが熱狂する中、恐竜の専門家らが『ジュラシック・ワールド[3D]』に不満を述べるという興ざめしてしまうニュースを目にしてしまいました。
これです。

「最新映画の恐竜は時代遅れ、専門家指摘/ナショナルジオグラフィック ニュース」

第一作の公開から22年。その間、恐竜に関する研究は日々進歩し、新たな事実が次々と明らかになりました。
その一つが、恐竜には羽毛が生えていたという発見です。
これについては多くの人がご存知のことでしょう。私は恐竜羽毛説を知った瞬間、何だか残念な気持ちになりました。
ジュラシック・パークなどに見られるトカゲっぽい恐竜の方が、私にとっては恐竜ですし、羽毛が生えているものよりも、鱗で覆われた生き物の方がより恐怖を感じます。

フィクションの世界に、学術的事実を突きつけてくる人はたくさんいます。
それでも、恐竜に羽毛が生えていて、トカゲのような鱗の肌を持つのは間違いだという説は浸透しつつあります。知っている人は知っている事実のように思われます。
「知っている人は知っている」、つまり知っているとちょっとかっこいい気がする。
『ジュラシック・ワールド[3D]』のトレーラーをSNSでシェアしようとしましたが、恐竜羽毛説にそぐわない設定だと知ってしまうと、何だか自分がぬか喜びしたような気がして、興奮という感情に肩すかしをくらったような気がして、シェアすることをやめました。

最近、新しく得た情報に対する感情が一瞬のうちに覆るということが本当によく起こります。
それは私が情報を得て、その真偽を確かめるリテラシーが低いからかもしれませんが…。

ニュースが二転三転することは珍しいものではありません。
それはネットで話題の出来事も同じ。
シェアされてきたおもしろいニュースに「いいね」しようと思ったら実はものすごく古い記事だったり…、ある人の善行に感心していたら、いつの間にかその人の悪行が晒されてしまったり…、おもしろいと思った記事が実は釣りだったり…。
ネットで話題となる出来事に、その真偽や本質を確かめることなくシェアしようものなら、デマの拡散に一役買うなど、恥を掻いてしまうこともしばしばです。

日常の変化はめまぐるしいけれど、その変化に気付かないことはよくあります。
しかし、ネットにおいては変化が可視化されています。
違う意見をもつ人々、あら探しをしてヒーローになりたい人々、バカを許さない人々。
これらの人々によって良くも悪くも、昨日信じたことが「ウソ」になる、更新された情報に気づかないと恥を書く。

ネットによって可視化されるのは「変化」だけではありません。
恥を掻いてしまうようなことをするとすぐわかってしまいます。
恥を掻くことは大いに結構です。しかし、ネットの嫌なところは、恥がいつまでも履歴として残ってしまうところにあります。

多分、気にしない人は全く気にしないことなのかもしれません。
スマホのニュースアプリをチェックし、PCで話題のニュースやブログを読んでいるうちに、
「情強アピールはとてもダサい、でも情弱と認められたくない、自身の情弱を知られたくない」というめんどくさくておかしな自意識が芽生えてしまったと最近、痛感します。

誰よりも優位に立とうとする、ネットのマウンティング文化。
多くの人がこの文化のおかげで、辛酸をなめてきました。中には人生を棒に振ってしまった人もいます。
そんなことにはならないかもしれないけど、はしゃぐと何だか恥ずかしい。恥の履歴を残したくない。

しかし、そんなことも気にせず、自身の日常の素敵な発見をアップしている人こそ、ネットの“つながり”というヤツを楽しめているのでしょう。少し前のハロウィンも満喫できたのでしょう。


スタッフ・坂本
(2014/12/4 UPDATE)

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