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番組スタッフ
先日、レコーダーに撮り貯めたテレビ番組を“ながら見”していると気になるテロップが目に入りました。

「番組をインターネットに許諾なく公開することは違法です」

調べてみると、2月23日〜3月1日の19時から26時に放送する番組を対象に、原則として15分以上の収録番組の全てで上記のテロップが挿入されたのだそうです。
【日本民間放送連盟「それ、違法です。〜放送番組の違法配信撲滅キャンペーン〜」啓発テロップの表示について】

最近、テレビを見ているとただでさえテロップが多いことに辟易していたのに、また一つ注釈が増えたのか…とげんなりしたというのが私の本音です。一部のテレビ番組が、“見る”ものから“読む”ものになってしまっている。“読む”に値するものを読まされているかどうかはわかりませんが…。

「番組をインターネットに許諾なく…」というテロップを、視聴者を犯罪者予備軍にするな!と不快感を示す声もあるようです。
また、「インターネット動画をテレビ番組に許諾なく公開することは違法です」という、テレビもYouTubeにアップされている動画を無断で使用するなよ!というカウンターテロップをフリー素材として作ってしまった人も登場し、話題を呼びました。

しかしそれは、Googleがやるべきことのような気もします。
六本木にある某テレビ局が視聴者からの動画投稿サイトを設けるにあたり、「著作権について投稿者は意義を申し立てない」「報酬はない」「局は一切の責任を負わない」などの利用規程がヒドいとして炎上したことも記憶に新しいところです。
プロではない一般人によって生み出されるネット動画に、著作権等の「責任」にからむ規定を設けようとなるとGoogleも某テレビ局が進もうとした道を選んでしまうかもしれません。まぁ、きっとGoogleはやらないでしょうが。

テレビの人間をほんの少しだけかばうと、ネットの人気動画をまとめて紹介する番組においては、私が知る範囲では必ず許諾を得ています。報道番組などにおいては迅速性が左右されるため、もしかしたら動画の投稿主に許可を得ることなくネットの動画を使ってしまっているということもあるのでしょうか。
竜巻直撃の瞬間、交通事故などの動画はしばしばニュース番組でも、「視聴者投稿」とテロップが添えられた状態で目にします。テロップを入れているからには、投稿主の許諾を得ていると信じたいところ。
一方、「YouTubeより」といったテロップも目にしますが、こちらはもしかしたら許諾を得ていないのではないかと疑ってしまいます。

話が逸れてしまいますが、私は「視聴者投稿」という言葉が目にするたびに頭の中にひっかかります。
先にネットで話題となっている動画が、少し遅れてテレビの報道番組で紹介されることがあります。その動画にも「視聴者投稿」と注釈付けられているのですが、果たして本当に「視聴者」なのでしょうか。テレビの報道番組のスタッフが話題の動画を知り、投稿主に使用の許諾を得たとした場合、果たしてそれは「視聴者」なのか。「視聴者」というからにはその番組のファンであるかのような暗黙の前提があります。

テレビとは常に万人に見てもらっている存在なのだと思っているならば、驕りもいいところ。多くのテレビ番組がタダで視聴できます。しかし、日本国民の全員が視聴者ではありません。
娯楽が多様化した現代においては、なおさらです。テレビを見ないという選択肢もある中、常に見てもらっているなどと考えている驕りが見え隠れするから、テレビは反感を買ってしまうのでしょう。

最近では、報道番組などでもネットで話題の動画を紹介されることが珍しくないですが、四六時中、ネットの海をウロウロしているわけではない私から見ても、テレビでネットの話題動画が紹介されているのを見ると「古い」と思ってしまいます。
特にそれが鮮度を問われる報道番組だと絶句レベルです。
どこかの旅館の女将さんが撮影した伊勢海老の陸上脱皮を、ネットで話題になること数日後に延々と放送する夕方ニュースに出くわした時は恥辱の感情が沸き起こったことを記憶しています。

その質はさておき、ネットの情報量、スピードは圧倒的にテレビや新聞よりも勝ります。
テレビとネットの融合という言葉も全く定着しないので、薄ら寒く思われますが、おそらくテレビの世界の人間が誰もテレビに勝るネットの良さを把握しきれずにいるからかもしれません。
だからこそ“痛い目”を見るわけで、無理にネットで話題の動画をテレビが使用しなくても良いのに、と思うのは私だけでしょうか。

言わずもがな、ネットにはびこる違法動画のほとんどがテレビ番組を無許可で公開したものです。
違法動画でないネット動画と言えば、まず思いつくのがYouTuberによるもの。
某YouTuberは子どもに絶大な人気を誇っているようですが、30代の私には全く良さがわかりません。
テレビがつまらなくなったと言えども、私はYouTuberの動画を見るくらいならテレビを選びます。
テレビがつまらなくなったとは言えども、テレビ番組の質が悪いものだらけならば、誰もネットにテレビ番組をアップしません。
YouTuberが子どもに人気を博しているのも、何か大きな理由があるのでしょう。

地上波放送のテレビ番組は、“広い意味”で子どもと高齢者を主なターゲットにしていると言われます。
私が知る限り、テレビ番組の制作者の平均年齢はとても若い。平均年齢20代後半のスタッフが、50代のための情報番組を作っているというケースも知っています。

私も年老いたら、一日中テレビを見て過ごすこともあるかもしれません。
仮に、YouTuberが今よりも市民権を得て、「ポケモン」や「妖怪ウォッチ」のように、子どもなら誰もが通る道になってしまった場合…。そんな子ども時代を過ごした制作者が作るコンテンツとは、どんなものなのか。
単なる杞憂に過ぎませんが、想像するとゾッとします。


スタッフ:坂本
(2015/3/5 UPDATE)

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