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番組スタッフ
ある一面だけしか知らないにもかかわらず、他人の人間性をすべて知っているかのように評価する、もしくは評価したがる人に、たまに遭遇します。
実生活で遭遇することは稀ですが、ネット上、とくにニュース記事のコメント欄ではよく目にします。
昨日の夜から今日の午前中だけでも、二人のタレントさんに、プラスとマイナス、正反対の評価が下されているのを目にしました。

人間性を全否定されるぐらいの勢いなのが、「ものまね四天王」のひとりで「ルパン三世」のルパン役の声優として知られる、“クリカン”こと栗田貫一さん。
きっかけとなったのは、昨日放送されたテレビ番組「私の何がイケないの?」(TBS)。
番組は栗田さん夫妻に密着。密着VTRの中で栗田さんは、16歳年下の妻に対して、以下のような言動を平然とやってのけていたようです。

・買い物に出掛ければ「早く買えよ」と急かし、自分が買った物も妻に持たせる。
・夫婦でゴルフに行けば、先に打った栗田さんがカートで待機していたものの、妻が打った瞬間、カートを出発し、妻を置き去りにする。
・別荘にあるカラオケでものまねを練習中、妻が言った「今、ものまねしてた?」という一言にキレ、「殺していい?」と言い放つ。
・妻が過去に言われたひどいことを振り返り、電球の取り替えがうまくできなかったとき、「頼むから死んでくれ」と言われたと証言。
・収録後、ドッキリを仕掛け、妻が「離婚も考えるくらいやめて欲しい」と言うと、「いいよ、別に。上等なんだよ。逆に一人にさせてくれ。怒らなくて済むし」と逆ギレ。

この放送内容が書かれた記事が昨日の夜、ネットにアップされ、栗田さんへの批判が殺到。
人間性を全否定するようなコメントも見受けられます。

<栗田貫一、超亭主関白&モラハラ「殺していい?」離婚には「逆に一人にして」>
<妻に「死んで」「殺す」……栗田貫一の“モラハラ夫”ぶりに批判殺到中!「ルパンの声やるな」の声も>

たとえば、「亭主関白とかいう問題じゃなくて、人として相手に対する思いやりがない」「さすがにあれはモラハラでしょ!!マジでドン引いたわ」といったものほか、「こんな奴にルパンの声やってほしくない」というものまで。
番組を見る限りでは、栗田さんが“悪者”として描かれていたのは確か。ただ、それが素なのか演出なのか定かではありません。大袈裟に演じていた可能性も否定できません。

「細かいところは見えないけど、中々いい奴だと思う」「なかなか、できることでない。いいやつだ」「自分をしっかり持ってる人なんだろう」といったコメントが書き込まれるなど、栗田さんとは正反対に人間性を全肯定される勢いなのが、タレントのユージさん。
きっかけとなったのは、去年、子どもがいる女性と結婚し、さらに赤ちゃんを授かり2児の父親になった心境と、「理想の家族の形」を語った以下の記事です。

<突然、小学生の息子ができた! 昨年結婚のユージが明かす「理想の家族の形」 7歳年上の女性に猛アタック>

記事の一部を抜粋すると、こんな感じ。
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家にいるときは、娘のミルクやおむつ替え、入浴、寝かしつけ、掃除、ゴミ捨てなど、育児も家事も全てやる。
「できますよ。だって、僕が仕事の時は全部妻がやる。僕の方が体力あるのにできないなんてありえないでしょう」。
家事を終えてソファに座り、家族が見えた瞬間が幸せだ。
*****

栗田さんもユージさんも、人間性を評価する基準となっているのはネット記事。しかも、一方は“悪い一面”だけ、もう一方は“良い一面”だけを取り上げた記事です。
これでは評価するための材料があまりにも少なすぎるし、偏りすぎています。
「相手の一面だけを見て抱いた感情だけで全人間性を決めつけると、その人を見誤ることは必定」
これは、曹洞宗徳雄山建功寺の住職、枡野俊明さんの言葉ですが、この言葉が「ある一面だけを見て、他人の人間性を勝手に評価する行為」の危険性を的確に示しているように思います。

(スタッフH)
(2015/3/10 UPDATE)

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