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番組スタッフ
先月、東京都渋谷区が同性カップルを「結婚に相当する関係」と認めて証明書を発行する条例案を発表して以降、活発になっている「同性婚」の是非に関する議論。
昨日(16日)、毎日新聞が報じた世論調査で、同性婚に「賛成」する人(44%)が「反対」する人(39%)を上回ったことが明らかになるなど、議論を通し、同性婚への理解が深まる一方で、渋谷区が条例案を区議会定例会に提出した今月2日以降、強烈な逆風が吹き始めています。

<「LGBTは社会を乱す」渋谷で反同性愛デモ発生、自民党・谷垣幹事長も同性婚に懸念を表明し、二丁目のゲイバーは摘発強化へ>

2日放送の「ビートたけしのTVタックル」では、自民党の柴山昌彦衆議院議員が「同性婚を制度化したときに、少子化に拍車がかかるのではないか」とおかしな持論を展開。
10日には渋谷区で、「頑張れ日本!全国行動委員会」という右派系の市民団体が渋谷区の条例案に反対するデモを開催。
デモの中では「普通の愛情は男女から発生する」「LGBTは社会を乱す」などとLGBTへの明確なヘイトスピーチが繰り広げられたといいます。

デモと同じ日には、渋谷で「子供達の未来を守る主婦の会」を名乗る団体が「このような条例を作る事は、次の世代を壊しかねませんなどと書かれたビラを配布。
さらに、自民党の谷垣幹事長も同性パートナーシップ制度への懸念を表明し、「法ができているならともかく、人間が社会生活を送る制度の根幹に関わるだけに、条例だけで対応するといろんな問題を生むのではないか」と指摘しています。

さらに、このタイミングで、無料で漫画が読めるWEBサイト「comico」と漫画アプリ「マンガボックス」の「性的マイノリティ」に対する過剰対応も発覚。

<漫画「境界のないセカイ」単行本化が白紙に 連載打ち切り 性役割に関する「表現上の問題」で>


渋谷区の発表をきっかけに、今までにないぐらい同性婚への理解が深まっていたかに見えましたが、一転、今は同性婚に触れづらい空気が作られつつあるのを感じます。
やはり、日本では、同性婚の法制化は夢のまた夢なのでしょうか。

夢のまた夢ではない、そう思わせてくれる統計データがあります。

<データえっせい:同性愛への寛容度の国際比較>

武蔵野大学、杏林大学の兼任講師、舞田敏彦さんによると、「同性愛」に対する日本の若者の寛容度は、オランダ、スウェーデン、オーストラリア、スペインに次いで5位。
若者だけをみると、同性婚が法的に認められている国と遜色がないため、「同性愛者への差別は将来なくなるのではないかという希望的観測すら持てる」との認識を示しています。
これに加え、冒頭で紹介した毎日新聞の世論調査では、同性婚に「賛成」の割合は30代が61%と最も高く、年代が上がるほど低くなって、70代以上はわずか18%。
こちらの統計でも、今の若い世代が同性婚に寛容になっていることが分かります。

背景の分析はまだされていませんが、おネエ系タレントやBL(ボーイズラブ)モノの日常への浸透は無縁でないように思います。
これにより、以前よりカミングアウトしやすい空気がつくられ、同性婚を違和感なく受け入れることができる世代が出てきているのかもしれません。

同性婚に寛容な今の20代、30代が国会や地方議会で多数派になるまでにはあと数十年以上。まだまだ時間がかかりますが、同性婚に寛容な世代が出てきたという事実は性的マイノリティの方々にとって大きな希望となるのではないでしょうか。

(スタッフH)
(2015/3/17 UPDATE)

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