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番組スタッフ
春。新たな門出の季節です。
この時期になると、気にはしていないけど耳目に触れてしまうのが、来年度の新入社員の特徴を流行り物で例えるアレです。

日本生産性本部は平成27年度の新入社員について、「消せるボールペン型」と名付けました。

その特徴としては…
・柔軟性を持つが、厳しい指導には耐性が低い傾向にある
・現役生なら東日本大震災直後に大学に入学しており、ボランティアなど状況の変化に対応してきた世代。見かけはありきたりなボールペンだが、機能は大きく異なっている。
・消せるボールペンは高温下で文字が消えるため、上司が熱血指導すると、個性を失い、離職する危険性をはらんでいる。


1973年から2002年までは現代コミュニケーション・センターが命名していましたが、日本生産性本部が伝統を引き継ぎ、今年で42年目となりました。
一見、こじつけのように思え、42年も続くこのシリーズですが、特別に称賛されることもなければ、非難されることもありません。
かといって誰も注目していないかと言えば、そうでもなく、毎年必ずどこかのメディアが取り上げます。
レッテル貼りはナンセンスだという、手垢ベトベトの文句で非難するのも野暮です。
「●●型」と言われた新入社員本人はきっとピンと来ていないに違いない…と自身が新入社員となった時のことを思い出しながら、勝手に想像していますが、「●●型」シリーズは“炎上”もなく、本当にうまく立ち回っていると思います。
おかしい、的を射ていないとすぐに糾弾される昨今なのですから。

そもそも日本生産性本部とはどのような組織なのでしょうか。
ホームページによると日本生産性本部は公益財団法人にあたります。

その活動内容・目的としては、以下のようなものがあります。
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1955年の設立以来、経済活動における人間尊重を基本理念に、(1)雇用の 増大、(2)労使の協力・協議、(3)成果の公正分配からなる運動三原則を掲げ、経営者、労働者、学識 経験者の三者構成による中立機関として、産業界を基軸とした運動を通じて日本経済の発展と国民生活の向上に大きな役割を果たしてきました。
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色々な“大人の都合”が作用しているのでしょうが、何かを長く続けていくことは大変です。
こういった年に1回ごとの場合、定着すること、風物詩となることにきっと意味があるのでしょう。

別に期待はしていないけど、耳に入ってきてしまうその年の「●●型新入社員」の発表に対して、「ハァ?」と思いながらも腹が立つことはありません。
正直、苛つきます。●●型の●●の部分を日経トレンディやモノマガジンなんかを読みながら考えている人たちの、流行りものをうまく絡めた感、してやったり顔を想像してみると、胸がモヤモヤします。
しかし、何だか“つっこんだら負け”のような気もするのです。

『一億総ツッコミ時代』という本も話題となったように、私たちの周りにはイチイチご丁寧につっこむ人が増えました。そういったツッコミは時として過激な攻撃性と帯びます。全く関係のない人が望まれてもいないのに、当事者に成り代わってつっこむことも見受けられます。
自由な発言を、自由な形で世に知らしめることができるようになった現代において、ツッコミの氾濫により、「騒ぎすぎなんじゃぁないの?」と思うこともしばしばです。
内容の正当性などではなく、できるだけ大きな声で過激につっこんだ方に軍配が上がることも珍しくありません。

「インターネットに接続していること」が空気のように当たり前となった今、「エ!?それ、本気で言ってるの!?」と思わせられる発言、出来事、産物も可視化されました。
イチイチ、それらに反応していたら摩耗してしまいます。
ツッコミを入れたくなるようなものを目にしても、「でかい釣り針だなぁ」くらいに余裕をもって構え、時には黙っておくことも、ネットの大海をたゆたう小魚の嗜みの一つなのではないかと思います。


スタッフ:坂本
(2015/3/26 UPDATE)

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